1位

  • またぞろ。 (1)

  • 幌田

留年生×3が送る人間へたくそ青春コメディ。

約1年間引きこもりだった殊は、春から2回目の高校一年生。
病弱で同じく留年生の詩季、奔放でこれまた留年生の巴、
マイペースで遅刻癖の留年予備軍・楓とともに送るスクールライフは、
普通とはちょっと違ってちょっとイイ。

quoted from

今年読んだ作品で一番好きです、というか1巻時点で今まで読んだ漫画の中で5本の指に入るくらい大好きになっています。正直これから先の人生でずっとバイブルとして心の支えになるんだろうなと思うくらいには強いです。

さて、またぞろの面白いところは1ページ1コマ一言一句全部なのですが、全部を語るには余白が狭すぎるので”視点の多さ”と”コメディ”について語らせてもらおうと思います。
まずは"視点の多さ"について。殊たち、周回遅れの留年生(と予備軍一人)の視点。謎の女やハムちゃんたち普通人の視点。竹屋先生の教師・保護者の視点。大まかに分けても3つの視点があり、一番目の比重が大きいものの、残り2つの視点もしっかり掘り下げて描写されています。これ故に作品への理解を得る取っ掛かりが増えますし、単純に感情移入できる視点が多くて何回読んでも違う楽しみ方ができるんですよね。
次に、”コメディ”について。英語版タイトルに”GIRLS COMEDY”と入っていることからお話の基礎にあるのは伺えるのですが、個人的にはコメディの作りが秀逸なのがこの作品の大きな強みだと思っています。コマの構成や話全体でのネタの配置、そもそものギャグの面白さなど、お腹を抱えて笑ってしまうようなおもしろポイントが頻繁に出てくるのがまたぞろの魅力だと私は考えています。コメディがあるからこそ、留年といった重苦しいテーマに息苦しさを感じさせず、また、激重のシリアス展開との対比がうまれて良い味が出ているのではないかと。

めちゃくちゃ可愛いということ以外本当になにもない、スターのように楽器が弾けたり、大金持ちだったりといった個性もない、本当にただの生きるのがド下手くそな人間である殊が何故かきらら漫画の主人公になっている。漫画の中とはいえどうしようもなく現実なんですよね。羽毛布団のようにフワリと温かい優しさはありますが、それでも真綿で首を絞められているような生きづらさがある。そんな人生を真面目に、でも面白おかしく描いている。またぞろはそういう作品だと思うんです。
浪人漫画もあれば、留年漫画もある。最近ますます目の離せない展開続きの本作、やはり選ばない訳にはいかないだろう。「人間が下手くそ」などと嘯く主人公の切実さが、読む者全ての心を(良くも悪くも)貫いてゆく。ある者はそこに自らの姿を見出し、またある者は理解出来ずに戸惑う。そうさせるのは、やはり殊のどうしようもなさがあまりにも真に迫っているからだろう。人の心を動かす作品が名作であるのなら、この作品もまた名作である。
昨今の「きらら」では、「ぼっち・ざ・ろっく!」や「ななどなどなど」に代表されるように、人生を上手く生きられない人たちを主軸に据えた作品が増えてきている。その中でも、この「またぞろ。」は恐ろしくなるほどの繊細なタッチで「生き辛さ」を描き出した作品だ。なにせ主要人物4人の内3人が留年生、残る1人も留年予備軍というところから話がスタートするのだから……
主人公の穂波殊は、どれだけ気を付けていても朝寝坊をしてしまう、必要なものを家に忘れてきてしまう、挙句の果てに留年してしまうといった「人間がへたくそ」な人物である。この「へたくそ」度合いは意識すれば改善できるような並大抵のものではなく、誤解を恐れずに言えば然るべき機関を受診すれば何らかの名前が付くレベルである。彼女自身もそんな自分のことを情けなく思っており、理想と現実の間で己の自尊心をすり減らしながら、それでもどうすることもできずに生きている。
この作品で私が最も心を揺り動かされたのは、穂波殊とその幼馴染である堤麻里矢に纏わる一連のエピソードである。二巻範囲への言及も発生する為詳細は省くが、このエピソードを通して最後に語られる、「周りの人も大切な人に幸せに生きていってほしいと思っているが、どうしてあげたらいいか分からずにいる」という部分に完璧に打ちのめされてしまった。例えどう生きていけば良いかわからなくても、あるいはどう手を差し伸べればいいか分からなくても、それでも生きていく。生き辛さを抱えながら生きている人たちとそんな人たちを支えたいと思う人たち全てにこの作品が届いてほしいと切に願っている。
不登校のため留年してしまった主人公。2度目の1年生として登校したら他にも留年生が2人いて……。一見ゆるくて仲良しなグループの学生生活、なのだが描写が妙に乾いていたり、読者のメンタルを削りそうな「穴」が不用意に空いていたりで一気に話が暗転しそうな不安定さがキモなのかのしれない。その意味でも目が離せない作品である。
留年生といえば不真面目で怠惰…というありがちな偏見を壊すかもしれない作品。「人間へたくそ」達の心情描写がとてもリアルで、実際に留年した人が読んで心に刺さっている様子が巷でよく見られる。
人間下手くそな人へのエール
別に何が解決するわけでもなく、ただどうしようもなさだけが残る
しかしそこに救いを感じるのはなぜなんだろうか
作中で描かれる人物、人生の質感がたまらない。なんだかうまくいかなかったり枠組みから外れてしまったりする登場人物たちから得られる共感の数値が異常に高い。
メインキャラはほとんど高校留年生で、二度目の留年回避を目指して色々やります。
表紙にはいないあの、あれは留年予備軍ですが四人のなかで一番救いがなさそうです。
「人間が下手くそ」のコマ、好き。
人の繋がりの温かさ
かわいい
みんなでスロウスタートすれば怖くない。
留年をテーマにした、唯一無二の人間ドラマ。「人間が下手くそ」な穂波殊を始め、個性的でちょっと癖のある登場人物が繰り広げる日常は、温かく、時にほろ苦い。上手く生きられない、人間が下手くそな人にこそ読んでもらいたい作品。
昨今のきららの主人公像の変化の象徴と言える作品だと思います。ぼっち・ざ・ろっくの流行によりごちうさのココアちゃんのようないわゆる“陽”の主人公ではなく“陰”の主人公が増えつつある昨今のきらら作品たちでありますが、この作品の主人公である穂波殊の“陰”っぷりには妙な生々しさがあります。後藤ひとりから始まった“陰”の主人公はここまで尖ってしまったのかという感動を覚えます。その生々しさっぷりに思わず穂波殊は自分だ……と思わずつぶやいてしまいました。主人公の穂波殊の話ばかりしていますが、自分が作中で一番好きなのは広幡詩季さんです。慈悲深いそのお心をいつまでもそのままでいてほしいと思います。
頑張りたいけど頑張れない、そんな人に寄り添ってくれる稀有な作品。本作品は「人間へたくそ青春コメディ」を銘打っており、その名の通りコメディとして十二分に面白いのだが、一方で留年という事実は課題として重くのしかかってくる。この作品は、人間のどうにもならない部分を虚飾せずにあるがままに描いている。問題は簡単には解決しないし、明確に前に進んでいる感じもしない。人間下手くそを自認する読者にとって、そんな人間が描かれていること自体が救いである。
人間が下手くそで特に秀でたところもない留年生の穂波殊が周囲に助けられつつなんとか学校生活を送っていくのが良い。
作中できららアニメを観て羨望する先生もいたが、こんな穂波さんでもそれなりに暮らせているのである意味『またぞろ。』の世界もかなり優しいものに感じる。人間が下手くそでもなんとかなる、とても安心できてきららを感じる作品。
留年である。浪人どころか留年である。スロウスタートの花名はおたふくかぜというやむにやまれぬ事情で(こっそり)浪人したが、留年である。しかも本作主人公の穂波殊は「人間がへたくそ」すぎて、今まで世話をしてきてくれた友人と離れたとたんに生活力ゼロが露呈し敢え無く留年。留年生はほかに二人いるが、片方の広幡詩季は体が弱く入院が多くて留年、もう片方の六角巴はプロカメラマンとしての仕事が忙しくて留年と、ただひたすら生活力の無い穂波殊とは留年ヒエラルキーが違いすぎる。なお穂波殊は今度は広幡詩季にモーニングコールされている模様。まるで成長していない…
そんな留年3人組であるが、読者は感情移入できただろうか?あまりに自分の経験と違いすぎるのでは?だがこの作品では絶妙に軽く見せてくるところも多く、留年あるあるというよりダメ人間あるあるのカテゴリでコメディ仕立てにもできている。でも部屋が片付けられないまま時間が経ってしまうのはかなりつらかったぞ。
後半、穂波殊の幼馴染である堤麻里矢が出てからは穂波殊の過去も描かれる。幼稚園の頃から、おはようからお休みまで堤麻里矢に世話されっぱなしである。要介護である。
今の人間がへたくそな穂波殊は堤麻里矢によって作られたといってもいい。そして堤麻里矢も自分で言っている、穂波殊に甘えていたと。穂波殊に頼られたい、穂波殊がいないといけない、堤麻里矢もまた人間がへたくそな側の者なのではないか?
ダメを否定しない、ありのままを認めてくれる作品で、ずっしりと腹にくるタイプの話もありますが誰にでもお勧めしたい作品です。新しい人間関係を描く作品群の筆頭だと勝手に思ってます
人間へたくそ青春コメディ。高校留年生3人と留年してない1人が前に進んだり進まなかったりしながらも彼女たちなりの日々を過ごしていく姿がとてもいとおしいです。
やはり衝撃を受けたのはテスト勉強の回。
「1. 勉強会のために友人たちを家に招く
2. 部屋を片付けるために5分待ってくれと言う
3. 40分経っても戻ってこないため友人たちが見に行くと布団に籠って震えている」
という、日常系としてはありふれた前振りから繰り出される、あまりに生々しくリアルな描写には心を突き刺されてしまった。人の言葉を借りれば日常系の悪用。この漫画で描かれるのはキャラクターではなく、それぞれが一人の人間であるかのような錯覚を覚える。誰しもが必死に生きていて、それでもうまくいかない姿を見ると思わず自分を重ねてしまい、辛くなってしまうこともある。しかし、この漫画の魅力は厳しさだけでなく優しさもあるところ。どんなに人間が下手くそでも、それを許してくれる友人や先生の存在は癒しであり、またコメディシーンは緊張を緩和するとともに日常が楽しいものであることを見せてくれる。人生の苦さと楽しさの両方をともに見つめ描いているこの作品は、間違いなく新しい日常系として刻まれる作品である。
留年と、紙一重でこの2年生きてきました。生きてるだけ偉いと、刷り込んで生きていこうと思います。
普通に生きることすら難しいダメ人間たちによる日常。それでも日常は続く。
この作品の主人公である穂波殊は、明言こそなされていないが社会生活を営む事が困難な発達障害者、あるいはその境界線上にいる存在である。
だらしない自身を嫌悪してしまう痛みを描く本作は、自身の無能を開き直る事もできない我々に寄り添う作品である。
「留年」という社会的にかなり重いテーマを背負いながら、主人公らが成長したりしなかったりする4コマ。
共感したくなる言動が多く、生きづらさを社会に問いかけているかのような作品。
高校を様々な理由で留年した3人と、留年しそうな1人を中心に、足りないところと余っているところをお互いに上手く補ってなんとか上手くやっていく、そんな作品です。
(後日記入)
留年生3人と留年予備軍1人による楽しいけれど、どこか危うい日常4コマ。主人公である穂波殊の成長、ではなく停滞からの逸脱までの道中を描くようなこの作品は、面白さの中に緊張感を常に感じる、独特な味わいになっています。
また、人とのコミュニケーションについて焦点を当てている作品でもあり、特に他者との意思疎通の困難さについては殊さんを中心に諸所の描写で強く描かれています。これをコメディーにも、シリアスにも昇華出来てしまっているのだから恐ろしい。
彼女たちの日常を、そして行く末を見守りたくなるような、歪で素敵で作品です。
留年3人組それぞれに共感できるところと理解に苦しむところがあるのが面白いところ。
個人的にはコミュ障な殊に共感することが多い。世界は留年生にもっと優しくあるべきだ。そう思う。
ついに陰キャきららの系譜もここまできたかという感想を抱かざるをえない作品ですよね。主人公穂波殊はとにかく生きるのがへたくそで、ほかの留年生ふたりや阿野楓、そして2年生の2人や何より堤麻里矢も一筋縄ではいかなくて。そんな彼女たちの姿に強めに斬りつけられながらも読み進めずにはいられない、そんな作品でした。個人的には、無印に出張掲載された回のオチで竹屋先生がいかにもきららアニメのパブリックイメージに沿ったアニメをみながら「現実もこんなだったらいいのになあ」と呟くというのがエッジが効いているとともにこれまでのイメージを破壊して新たな地平を進んでいこうという気概を感じて好きです。
何もできん人間への理解がすごい
穂波殊というある意味特異なキャラのせいで忘れられがちだけども、留年界隈四人組はどうしようもない生きづらさを抱えながらそれでも懸命に日常を生きようとしていて、そんな彼女たちが微笑ましく見えてきます。基本的に苦味とコクの入り交じったボディの強い味だけども、そのなかに甘さのようなものが感じ取れなくもない感じですね。
「ホレンテ島」が裏ごちうさなら「またぞろ。」は裏スロウスタートでしょうか。それぞれの事情で留年した3人の女子高生の悲喜こもごもの学校生活をリアルに描く(?)。「スロウスタート」が、主人公の花名ちゃんの切ない心情を常に描きつつも、総じて明るいコメディがメインとなっているのに対して、こちらはどうあっても行けてない3人のダメな性格を赤裸々に描く構成となっています。いわゆる「陰キャ」「コミュ障」を描く作品は、ここ近年のきららでもトレンドのひとつになっていますが、この作品のさらにぐっと地に着いたリアルさは何とも言えない。一方で幌田さんの描くキャラクターはきめ細かでとてもかわいくて、どこまでも愛おしくて応援したくなるんですよね。
次にくるマンガ大賞にノミネートされた話題作。
他ならぬ自分自身に生き方を阻まれ遠回りする宿命を悟った日のことも、この作品が私にとっての特別になった日のことも、昨日のように思い出します。
生きるのがままならんでも生きとってええやないか……。
何もできない人間が出てくる作品は数しれずだが、その内面の解像度がここまで高い作品があっただろうか。多少自省もあるが、こういった手合いは「何もできないからとりあえず今の自分を徹底的に否定」することが多い。その結果が作中のムーヴと自己嫌悪に繋がり穂波殊は最終的に留年に至る。
本作は発達障害ないし、そこに近い人間ときらら的な精神の仕上がった人間が織り成す日常である。そしてすでに何度も作中でメッセージとして示されているが、何もできない今の自己を素直に認めること、周囲は本人が思っているより優しくその助けを素直に受け入れることが穂波殊はできるのか。
メインキャラクター中3人に留年生を据えるという非常にインパクトのあるスタート地点から始まる本作ですが、作品の筆致は非常に繊細であり、ある種のドライさを持っています。平和な日常の中であってもなかなか思い通りにはうまくやれないし、どうにもならないものはどうにもならない。本作はそんな生き辛さに向き合い、切実に描く作品です。
流石に殊ちゃんほどではないけど自分もまぁまぁ社会生活に不適である自覚はあるので、帯にも書かれた「人間がへたくそ」というセリフ(というか概念)がすごく的確でいい言葉だな、と思った。作中で殊ちゃんは自嘲で言っていたけど、自分は何か失敗したときに「へたくそなんだから仕方ないな」とある意味自分を許す言葉として活用(?)したり…
基本はコメディだが、留年生ということから特有の少し陰のある感じがあり、そこが本作の魅力になっている。ラストでは幼なじみの麻里矢ちゃんが現れ、波乱の気配も感じられるので次巻が待ち遠しい。
良くも悪くも「現状維持」への安楽感を感じる作品。
主人公の言動に心当たりがありする。
「人間がへたくそ」をここまで迫真に描いた物語はこれまでになかったように思われる。展開される日々の生きづらさに根差した描写は一部の人にとってあまりにも共感性が高い。この作品の優しさは他でもない自分自身を赦すことで初めて結実するのではないだろうか。私は終わりの見えない緩やかな苦難を見守ることしかできない。
人間として生きていく上で大事な何かが、何の理由もなく悉く欠落していて、それ故に高校で留年してしまった少女・穂波殊。真綿で首を締めていくような日常の中で、友達の存在すらも決定的な救いにはならないけれど、それでもサヴァイヴしていくしかない。『またぞろ。』の世界観は、透徹した冷たさと、間違った人間の物語を長い目で見届けるやさしさによって出来ています。ここまで容赦のない物語は、倒す敵など存在しない「日常」という檻の中でこそ生まれるのであり、『きらら』最大の異端でありながら、『きらら』でなければ生まれえなかった奇書と言えるでしょう。
「人間が下手くそ」ということを軽く捉えることなく描いている。
それでいて笑えるという絶妙なバランスで成立している。
ひとりじゃ何もできないくせに他人を頼るのが苦手なのも人に支配されるとちゃんとするのも分かるよ
殊ちゃんの笑い方が好きです。留年生要素がいい感じの作品の暗さを出してる。
留年してしまった少女たちを中心の不器用な日常劇。留年生あるあるといったシュールなギャグとツボにハマります。そしてハラハラするあるキャラとの絡みも…。
ダメ人間見本市かと思ったら空気感と緩急のバランスがすごい良くてすごい
マジで人間苦手な殊ちゃんがとてもよい。
テンプレ的に、頭は弱いけどやればできる子!ではないが、それが逆に周りに支えられつつ生きていく様がまさに優しい世界でとてもよき。
終盤の展開に一癖あるが、全体通じて、はまればとても癖になる魅惑の一作。
主人公・穂波殊の「人間がへたくそ」な様を誤魔化しなく、物語として救いが生まれるわけでもなく、ありのまま時が過ぎていく。
 そんな様子に、読者である自分自身にも曖昧ながら存在する共感性が作用してか、つい惹かれてしまいます。
『昔から気にかけてくれた幼馴染の存在が、今自分を追い詰める存在へと変貌している』という構図、苦しいけど凄く好き。
留年をテーマとした作品。コメディ部分も良いですが、なりたい自分になれず、とんでもなく不器用な主人公である穂波殊の苦悩が刺さりました。
現時点では挫折を経験後に割り切っているのか、ただドライなだけなのかわからない六角巴の掘り下げが気になってます。
留年生でも、そうでなくても、生きている相手にはやさしくしよう。率直な感想である。穂波殊は決して正しくない。人間が下手。一人で起きられない。変にプライド高い。同じ失敗する。暗い。弱い。…これ以上書いたら殊が可愛そうなのでやめておく。言葉の銃を向けるにはあまりに材料の多い相手だが、逆に彼女の良いところを挙げるとしたら、
いとおしい。
これに尽きる。
『またぞろ。』は留年した3人と留年予備軍1人の人間としてダメダメ(特に主人公)な学校生活を描いた作品となっています。とにかくキャラクターの表現方法が上手く、特に表情によるキャラクターの反応がセリフや間に重みを残しており、真綿で読者の首を絞めるという表現がここまで合う作品も珍しいと思います。そんなダメダメなのだけれども、ゆっくり一歩ずつ踏み出そうと奮闘する人たち(特に主人公)の物語を是非。
スロウスタートとはまた違う留年組+予備の面白く可笑しくもやがて哀しき学園生活。周りの登場人物たちを含め、複雑でリアルな人間関係が描かれ独特の雰囲気を作り出しています。
”留年生”たちの二度目の学園生活を、楽しげに、そして痛々しく描いた作品。4コマ漫画で何度も描かれてきた美しく尊い「繰り返す日常」は、「やり直し」の真っ只中である留年生にとっては、同時に常に苦しみを突きつけられるものでもあるのです。全編をどこか漂う、じとりとした湿気が張り付いたような空気感には、唯一無二の魅力があります。今まで人生で躓いたことのある皆さんに読んで欲しい、心に突き刺さる一作。
留年生たちによる人間下手くそな日常生活が見ていて面白く切ないです。妙なリアルさが作品を引き立てる。
初めて読んだ時からあまりにも自分にしっくり合いすぎてて衝撃を覚えた作品です。主人公が何かしらの欠点を持ってることは特別珍しいわけではないんですが、この作品の主人公こと穂波殊は自分1人では本当に何もできない正真正銘のダメ人間なんです。作中でもその人間性から数々の問題を引き起こしてしまいますが、非常にリアリティのある描写が多く、心に強く突き刺さります。なんせ私自身も「人間へたくそ」な生き方をしてきたので一見無茶苦茶にも思える彼女の言動に共感できる点も多くて感情移入しがちになってしまいます。正直かなり人を選ぶ作品ではありますが、この作風に惹かれる人はまだまだいると思います。全ての「人間へたくそ」な人の心の支えになってほしい…そんな一作です。
留年生3人+予備軍1人が中心になって繰り広げる日常物。
留年というやや重いテーマを扱いながらも、読んでみると存外に軽くて読み易いのが特色だと思います。
筋金入りの人間へたくそヒロイン・殊、飄々としながら謎を抱えた巴、天使な詩季ちゃん、アホの子・楓といった、
曲者キャラ達のたわいない掛け合いが面白い中、たまに差し込む影が作品に深みを与える。
その辺の陽と陰の匙加減が絶妙な作品という印象を、自分は持っています。
あと自分としては、情が篤すぎてたまに暴力ヒロインと化すハムちゃん(葉室さん)が結構好きです。
とにかく、ことの、頑張りたい気持ちはあるけど、結局駄目な感じとか、愛おしくてたまらないし、詩季さんのお姉さんな感じに甘えたいし、巴さんとお付き合い出来たら楽しそうだなと思ったり、とにかくキャラが最高。
そしてストーリーも幌田先生らしい、コメディとシリアスのちょうどいい塩梅が、心地良くてたまらない。
毎回10回近くは読み返してしまうし、単行本も何回読んだか。本当に大好きな作品です。
竹屋先生には頑張って欲しいし幸せになって欲しい。
読み返すたび、「幌田先生教育業界いたことある?」と思う。それくらい、留年生の心理や行動、バックグラウンド…それらのディテールはリアリティにあふれている。時に見ている側が自分を重ねて苦しくなるほどに。
またぞろ。は出会いから始まる物語だ。人と人とのかかわりで物語は動く。だけどこのマンガの登場人物の多くは人間関係が得意ではない。
「友達のため」で覚醒してすごい力を発揮できたら物語としては美しい。だけど穂波殊にそんなことができるわけでもなく、自分のダメさ加減にへらへらと言い訳を垂れるのが日常茶飯事。後ろめたさのために奮起して勉強に精を出したりもするが、自分を無駄に追い詰めたりもしてしまう。ダメさはむしろ浮き彫りになっているのかもしれない。
しかし、本当に必要としているのは案外そんなつながりなのではないだろうか。一巻を読み終わった最後に最初を振り返ったとき、見えている景色の違いがそう思わせてくれる。
留年生という存在を独特の雰囲気で見事に作品化しました。
キャラクターのコントラストがよい
なぜか惹かれるんだよね
どうか下手なり人間上手くやって欲しい…
「人間が下手くそ」な主人公・穂波殊を軸とした今までに無かった新しいきらら作品で非常に心を打たれた。人間が下手くそでも生きていけるという優しい世界を表している。詩季さんと麻里矢さんに介抱される世界。良い
六角さんのサバサバした性格が好き。あのあれ。

2位

  • ぬるめた (1)

  • こかむも

おバカ人造人間のくるみ、そのイカれた保護者のちあき、
クール系笑い上戸のさきな、唯一の常識人(?)なしゆきは、くるみを改造したり、
くるみを猫かわいがりしたり、意味もなく駄弁ったりと、毎日楽しく高校生活を送っています。
新進気鋭の次世代作家こかむもが贈る、「きらら4コマ」の新たなる境地!

quoted from

キャラクター

空気感をつくりあげています。
シュールなギャグと個性的なキャラクターの掛け合いがクセになります。
きららの新たなシュールギャグ漫画としてこれからずっと続いてほしい作品です
くるみちゃん可愛いしギャグも絶妙にリアルで面白い。
ごちうさよりもわちゃわちゃで、ゆゆ式よりもJKっぽい(?)はしゃぎかたで、
ギャグとそれに対する反応もくどくないエクスプレス級スピーディー四コマです。
カオス過ぎて最高‼️
テンポがめちゃくちゃよくて面白い 絵がすごく可愛い 萌
作中で使用された『w』の総数は何個でしょうか!!!????
きらら4コマの新たなる境地。新時代の幕開けとも称される本作。 
女子高生と人造人間女子高生がわちゃわちゃする非日常的日常系4コマ。それがぬるめた。 
女子高生たちが重油を飲んだり原因不明の発光現象を起こしたり、モツ鍋を食べたりするのです。これぞ日常系。 
キャラクタのテンションの上下動が激しくわちゃわちゃと楽しい作品ですが、個人的にもやはり欠かせない要素は「SF」ですね。 登場人物の一人がただ「アンドロイド」であるだけでなく、各所に散りばめられたSF要素が、SF好きを引き寄せ掴んで離しません。 そう、例えば皆さん帯外してみましたか?外したところに何が書いてあるか、見ました?あれの意味を考えてみると・・・、フフッ。
宇宙よ!これが令和わちゃわちゃJKものだ!
ということで、ちあき、さきな、くるみ、しゆきの四人娘のマリアージュ。あるいはそれ以外の何か。それが『ぬるめた』です。くるみちゃんが明確にSF的存在だけど、そこに対しての動きはかなり適当。でも、話の駆動系としてちょくちょく使われているので、SF物だって言ってもいいよな!(ぐるぐる目)
そんな感じ(?)の新世代わちゃわちゃ系です。
この作品、設定こそ人造人間という非現実なものであるものの、その魅力はむしろ恐ろしいまでに高度な「現実の空気感」のエミュレートにある。
この作品は主に人造人間の少女くるみとその開発者ちあき、更にその友人であるさきなとしゆきの女子高生4人組の会話劇で進んでいく。多くの場合話はくるみが突拍子もない改造を施されるところから始まるが、それに対する彼女らの反応は極めてフランクだ。目の前で今まさに人造人間がトンデモ機能を披露しているにも関わらず、彼女たちにとってはそれは「日常のバカ騒ぎ」の一部にしか過ぎない。そう、この漫画は非現実的なSF的要素を我々が実際に友人と繰り広げるような日常的やり取りに咀嚼、再構成する力がずば抜けて優れているのだ。ファンタジックな設定を日常的枠組みに落とし込み、そのギャップを武器とする作品は枚挙に暇がないが、この作品はそれらの中でも頭抜けて「友人と繰り広げる他愛もないやり取り」の表現に特化している。我々が普段あまりにも自然に行い過ぎて、かえって気付かないような細かいやり取りを一つ一つ拾い直し、丁寧に組み立てることで生まれる“リアル”感は、荒唐無稽なSF要素とのコントラストで我々を楽しませてくれると共に時折こちらの盲点をついてハッとさせてくる。驚異的な観察眼と構成力に裏打ちされたこの新感覚日常SFをぜひ手に取っていただきたい。
少し変わった女子高生4人組の日常を描く日常系漫画。面白い!キャラも可愛い!たまに尊いシーンもある!みんな読もう!ぬるめた!
アンドロイドと人間の少女たちの織りなすおかしく面白いシュールコメディ、ツボになります。
ただのギャグ漫画…と思ったら大間違い。この漫画の大きな特徴は、時にワイド4コマ、時に作品内タイトル付き。「4コマ」という体裁をフルに使うところに魅力がある。それに加え、クオリティの高いギャグを毎回繰り出すのだ。近年稀にみる「4コマ漫画」としての本気を感じさせる作品。
令和きらら界の超新星。いろいろハジけたストーリーと表現が斬新ですが、そのどれもが4コマとして破綻しておらず面白いのが素晴らしいです。
ただなんかいいなあって空気と、非常識な常識。道徳とは『ぬるめた』にある。まずは、人造人間がお腹を鳴らすだけで喜ぶことの意味から始めよう。
気だるげでちょっと頭のおかしい女子高生とアンドロイドの日常。なんだかつられて笑って、ほんのり幸せになれるような、そんなここにしかない魅力がある作品。
現代人のコミュニケーションを読みにくさもなくキレイに再現しててすごい。親世代、祖父母世代にはテンションが疲れそうだけどまあ若い人たちに向けた作品(偏見)ですし
ハイテンションなギャグの中、どこかノスタルジーを感じさせる学園描写が素晴らしい。夕焼けに染まる教室の中友達とただ駄弁って過ごしたあの頃の感情がここにはある。それが本作をただのギャグ漫画にさせていない。今年もっとも驚嘆した一作。
ぶっ飛んだネタで笑わせに来るが、細かいネタも抜かり無い。
コマ割りとセリフの置き方の斬新さも見事。
人造人間であるところのくるみとその周辺が、そんな要素をもはや個性の一つとして日常に溶け込んでるところが魅力です。そして、NULLでMETAな別の世界の存在。彼女らは、彼女らの物語があってそのベースがまた別にある。解像度という言葉でこかむも先生は表していましたが、いつか自立して勝手に動いて世界を創造する、そんな予感がするのです。
人工生命体ヌルロイドである「くるみ」を中心にちょっと個性の強い4人組が毎日独特の雰囲気で日常を送っていきます。4人の中にまともな"人間"はいません。
人造人間のくるみを中心に個性的な面々が繰り広げる、ハイテンションコメディ。強くデフォルメされた絵柄が大変可愛らしく、全編通じて作者のポップなデザインのセンスがなんとも魅力的です。内容も毎回予想の外から飛んでくるユニークなアイデアにあふれており、軽妙でくだらないトークや、破天荒なくるみの改造など、作品のペースにどんどん巻き込まれてしまいます。ストイックな会話劇の面白さを存分に堪能できる作品。アンドロイドモノとしてのSF観が随所にあるのも楽しい。
会話劇系きららマンガ
くるみちゃんがかわいい、関係性オタクも楽しめる一品
電気羊回、好き。
生きている人間の会話の質感が非常に高い新世代きららの新鋭。その場のノリ、明るさ、湿度、全てから生を感じる
人造人間のくるみちゃんと他3人を中心に描くギャグコメディー4コマ。ストレスフリーで楽しく笑える作品です。
確かにハイテンションでテンポ良く、とても楽しいのだけど、過剰にぶっ飛んでいる訳ではないのがとても良い。
あくまでもキャラクター同士の掛け合いが強く意識されていて、だからこそオチが全て心地良く笑えるものになっています。かといって決して短調という訳ではなく、人造人間という飛び道具を用いた奇抜さも兼ね備えています。故に通読しても全然飽きることなく4人の会話を楽しむことができる、非常に隙のない作品です。
最初はあんまり…って思ってたのに、4話目くらいから面白く感じてきて、1巻読み終わる頃には、何回も読み返したくなる。そんな作品。
ちあきの普段頭おかしいのに突然母性出すところと、しゆきのまともそうなのに実は一番ヤバいところのアンバランスっぷりが、めっちゃ面白い。
きらららしい可愛くてぶっ飛んだギャグマンガです。本当におすすめ。
ポップでかわいい絵柄と人造人間の学園生活というキャッチーな設定、ただし本作の魅力はそこだけではない。弾むような会話の質感やキャラクターの行動、交友関係、嗜好……設定こそぶっ飛んでいるが、なんだかこういう子たちが普通に存在して生活しているのかもな…と思わせられる。卓越したセンスが随所に光る作品。
しょうもないやり取りがツボに嵌って笑い転げる少女達の風景が未だに必須栄養素として認められていない現代社会を健やかに生きるための新たな必需品。
学校でワチャワチャしている4人組、といえば萌え4コマではよくある光景に見えるけど実はその中の一人はアンドロイドだったのです……あれ?特に珍しい話でもないぞ?無意味な改造、飛び交うスピーディーな会話も魅力的だし、行動がいちいちかわいいくるみちゃんも時々大きなツッコミを入れたくなるしゆきも良いのだがやはりサツバツとしたじゃれ合いをするちあきとさきなに激萌えなのである。
4コマの表現技法を切り開く新時代の4コマ
内容も濃い上にギャグが面白く今後さらに伸びていく可能性のある1作だと思います。
かわいい小娘同士のしょうもない会話がひたすら繰り広げられており、かつその分量が多いのが好み。
常識なんか知ったこっちゃないコマ割りわちゃわちゃ感にドハマりした
好き
アンドロイドのくるみちゃんを改造し実験したりと一見非日常に見えますが、そこにはとても日常的な空気感があり素晴らしいです
変則的な4コマ表現は一見の価値あり
萌え4コマの大きな武器の一つであろう「雑多な会話劇」を洗練させていった日常系への大いなる愛を感じる一作。最初のアンドロイド設定こそファンタジーを思わせるが、本質は毎日バカ騒ぎをする若者のとめどない日々であると言える。ジャンルそのものに大きなリスペクトを払いつつより洗練したテーマや巧みな視線誘導の演出で繰り出される秀作である。
かわE
冷静に考えてこの作品がきららに連載されてるの奇跡っぽいですね。
色々と独特な価値観の彼女たちの会話劇が見てて楽しい期待の本作。くるみの新機能お披露目を毎回地味に楽しみにしてる。
最強不条理系コメディがここに誕生!今、きらら系で最強のコメディはこの作品でしょう。
きららが求めてなかったものが詰まった1作だと思います。いや、よくきららに載せたなこれ…。作者は天才だと思います。ルールで縛らずに自由に描かせてあげてくださいね! 面白いですよ!

3位

  • しあわせ鳥見んぐ (1)

  • わらびもちきなこ

「絵に個性がない」と言われ悩む芸大生・すずは、
ある日熱心に鳥を観察する少女・翼と出会う。

鳥見(バードウォッチング)について熱く語る翼に影響を受け、
鳥の絵を描き始めたすずは、初心者ながら鳥見を始めてみることに…!

芸大生×鳥見ガチ勢のバードウォッチング4コマ!

quoted from Amazon

美術系の大学でちょっと伸び悩んでいた女の子が、バードウォッチングを趣味とする学生と出会って一気にその面白さにはまっていく物語。さらには単なる観察対象としての鳥ではなく、「人との良好な距離感」を模索するバードウォッチングの在り方が、やがて彼女の創作性を発展させていく。こうした物語も魅力ですが、一方で詳細な鳥類観察の知識描写も素晴らしく、緻密な見分け方で観察できる身近な鳥たちの姿にも純粋に興味を惹かれる内容になっています。「ゆるキャン△」から続く新たなきらら趣味枠となるか注目ですね。
この作品の強みを問われたら迷う。なぜならすべてが高いレベルだからだ。絵でいうと鳥の躍動感やかわいさはそれだけで印象深いし、特に1ページ使った風景の中の鳥の美しさは素晴らしい。随所に出てくるギャグも本筋を邪魔せずに、でも笑えるバランスで気持ちがいい。
ここで私が注目したいのは、モチーフとの向き合い方だ。このマンガのストーリーはすずがいろいろな鳥と出会い、その生態や観察について知っていくことで進んでいく。自ら種類を見分けるエピソードが特徴的だが、知る楽しみがそこには溢れている。
そしてこの鳥を描くこと、そのために観察すること・鳥について知識を得ること。これは1巻の終盤で人が鳥とともに生きる営みと位置づけられる。根底にあるこの誠実さが、きっと多くの人に愛される作品にしてくれると思う。
作品としてはもちろんバードウォッチングが「主」なんですが、主人公にとっては絵こそが「主」でありバードウォッチングはそれに寄与する「従」という位置付けなのが面白い。趣味が主題のマンガは多々ありますが、こういう割り振りは珍しいのでは?(主人公が豆腐屋として成長する『頭文字D』とか、釣り船の手伝いに熟練する『はじめの一歩』みたいなもの) それでも物語は複雑にならず、もちろん破綻もしていないことに作者の力量を感じます。
趣味としてのバードウォッチングの魅力がこれでもかというくらい詰まった作品です。鳥の描写が非常に丁寧なので、まるで自分が鳥見をしているかのような気分にさせられます。自分探しに悩む主人公を中心としたストーリーも良く、もしかしたら幸せが意外な場所にあることに気づかされるかもしれません。
「鳥見」ことバードウォッチングをテーマにした作品。4コマ漫画の性質である「縦長のコマ割り」が人と鳥との「高低差」をこれほどにも豊かに表現することができるとは……! とその構図の巧みさには驚きの連続です。趣味モノとしての豆知識が楽しいのはもちろん、「鳥見」というのは生活の側にいる鳥に改めて目を向けることでもある、という日常モノとしての広げ方も良い。鳥関連の言葉遊びも交えつつユーモアたっぷりに、鳥と人間の暮らす世界をなだらかに繋げていきます。
好き
四コマ漫画の体裁を保ちつつ、枠ぶち抜きなどの技法で空間的な演出を可能にしている傑作。純粋な作品としての面白さと四コマとしての表現技法の両方で一押しとさせてもらいます。
絵の説得力が凄いオブザイヤー2021。
(後日記入)
1話のカワセミの描写で一目惚れしました。
初心者のすずと一緒に鳥見の面白さを知れる作品、鳥や風景の綺麗な描写も見逃せない。
バードウォッチングをテーマとした作品ですが、人と鳥との関係や、鳥と美術の関係が合わさってよりおもしろくなっています。
 4コマ漫画というフォーマットの中で4コマに囚われない表現を魅せる作品は幾つか存在しますが、
 この作品では特に、4コマ漫画を読む上で自然と行われる視線誘導や連続した空間の表現等にもの凄く長けており、それを見る度に「4コマ漫画ってこんな表現ができるのか…!」と驚かされてしまいます。
とにかく4コマの画面構成の仕方が卓越している作品でした。上から下にと行き来する読者の視点を時に利用し、時に裏切る。可能な限り1ページ8コマを維持しつつ崩しどころはおさえる。そんな工夫が随所で光ります。もちろんお話も面白いです。
登場するたちがよく特徴捉えられていてなおかつ実にキュートに描かれているのがリアル鳥見趣味者として実に嬉しい。何度も読み返してほっこりしてます。
鳥の作画や解説、キャラクターの心情、それらが丁寧に描かれるバードウォッチング物語。良すぎます。
女の子キャッキャウフフバードウォッチング。
かわいい女の子の前に進む姿を見るの人生の活力になりますね。
鳥との距離についての話から伊豆沼遠征回までの流れは本当に感動したし、
鳥と風景がとても綺麗で引きこまれました。
(身近な)鳥を観察するバードウォッチングが、主人公の悩みである「個性がない≒描きたいもの、表現したいものがない」に対する解「身近にも特別(≒描きたくなるもの)がある」の手助けになっている。この構成により本作は単なるバードウォッチングの紹介だけでなく、キャラクターの人間観への理解が進む人間ドラマとしても面白い魅力的な作品になっている。
4コマ表現も双眼鏡の視線方向や鳥という空を飛ぶ生き物であることを活用したアングルが多用されており、長年4コマを読んでいるが「こういうコマの使い方があるのか」と非常に参考になる。
野生の鳥が4コマフォーマットで生き生きと迫力あるダイナミックさで描かれてて本当にすごい作品
芸大生の主人公が鳥見ガチ勢の女の子と出会いバードウォッチングを始める作品。共通の趣味がきっかけで仲良くなるのはよく見るが動画がきっかけで仲良くなったりするのというのは今風だなと感じた。主人子たち以外にも登場する鳥がかわいくもありかっこよくもあるのも魅力。
普段なにげなく目にしているものでも注意深く観察したり知識をつけると、景色からキャッチできる情報が増えて楽しいですね。『しあわせ鳥見んぐ』は、そうした自分が目に留めていなかった世界の見方をバードウォッチング(鳥見)という趣味を通じて丁寧に伝えてくれる作品です。
あと、女の子の冬服ファッションがたくさん見れるの最高です。女の子の冬服ファッションのシルエットと着こなしのバリエーションの豊富さが好きなので。
バードウォッチングのお話。
絵に悩む美術学生のすずが、ひょんなことから出会った翼とバードウォッチングを通し成長する姿がとても王道で、読んでいてとてもすがすがしい気持ちになる一作。
鳥の描写もとても丁寧。アップでもそうだし、引きでも。特に伊豆沼のシーンは映画のワンシーンを見ているようでとても印象的。
話のつくりも、鳥の描きこみも、とても丁寧に作られていてとても好き。
4コマ漫画の「4コマ1行」が持つ縦の空間の広がりを、天地を総なめにする臨場感に満ちたバードウォッチング表現に活かした発想が白眉な一作です。快活で心地よいキャラクター、ユーモアあふれる言葉遊び、ガチな鳥見技術と鳥の生態描写、写実性とデフォルメのバランスが完璧な鳥の作画……と、他にもいいところを挙げていくとキリがありません。『きらら』では今なお珍しい大学生主人公ものである点を、飲み屋での語らいやドライブの賑々しい描写でうまく活かしている点も魅力的。歴史に残る混戦模様を見せる今年の4otyですが、『万人受けする、一分の隙もない傑作』である本作は頭ひとつ抜けていると感じます。
今回の4oty既刊部門で選出しなかった作品の中に、この作品より私の好みだったものもいくつか存在していました。
しかしながら、この作品に投票しないことは「嘘」になると思ったので投票しました。
これはそういう作品です。明らかにこの映像的に傑出している4コマ漫画は、4コマフリーク以外の人達、4コマを普段読まない層からも高い評価を受けるべきでしょう。
作者はガチのバードウォッチャーなので、伝わる熱意は間違いなく本物。特に鳥の描写の繊細さは感動すら覚える。また、蘊蓄も満載。これを読むだけで今まで全く気にしてなかった身近にいる鳥に対しても興味を持ってしまうかもしれない、バードウォッチングの魅力がぎっしり詰まった作品だ。
『しあわせ鳥見んぐ』は表現に悩める美大生がバードウォッチング(鳥見)を通して人や自然と触れ合っていく作品となっています。この手の作品を左右する要素として対象物や自然の描写が挙げられますが、『しあわせ鳥見んぐ』は綿密に描かれた鳥の作画とそれを引き立たせる目を引く風景が際立っているだけでなく表現方法のも非常に拘っており、まるでムービーを見ているかの様です。1冊読了後の満足感はここ最近に刊行された新刊の中ではピカイチだと思います。
きらら×アウトドアのブームに乗って羽ばたいて欲しい。
バードウォッチングを題材にした、大学生たちによる日常4コマ作品。表情をコロコロと変える可愛らしいキャラクターと繊細に描写された鳥の数々が魅力的な作品です。
縦に分割された4コマという枠組みを最大限に活用して上空、また水面に暮らす鳥たちを生き生きと描いていて、描かれているもの以上に自然の広さや大きさを感じることができます。
コマ枠に関してもかなり工夫が施されていて、例えば写真風のコマ、動画を再生している画面風のコマ、他にはカメラを模して指を四角に囲ってそこから覗いたようなコマ。枠を使った演出は面白く、また分かりやすい視点の移動として非常に効果的に使われています。
ッピ!!
『BIRDER』2021年11月号とのコラボを果たした、佐藤さんはPJKの作者が送るバードウォッチング漫画。鳥も人も躍動感あふれるタッチで描かれており、4コマでなくても…と贅沢なことを考えてしまいます。
とっても面白い漫画です!好きに出会い、それを形にするということはとても尊いことなのだと思います。コマの使い方がすごい綺麗ですね。圧倒されます!
タイトルの通り、バードウォッチングの楽しさに溢れた作品。
まず作者さん自身がバードウォッチングを好きだというのが、作品から伝わってきます。
そしてこの作品、主人公すずが一から鳥見の何たるかを知っていく話なので、
読者も一緒になって鳥見の色々を知れるようになっていますが、
それだけでなく、すずの「絵に個性がない」という悩みが解決する過程も1巻で綺麗にまとまっており、
物語としてもちゃんと楽しめるようになっているのが秀逸です。
さらにはコマぶち抜きの使い方や視線誘導等、漫画の表現技巧自体も見るべき点が多くあり、
これは推さない訳にはいかないと思いました。
この作品の特筆すべきはなんと言っても4コマ表現の上手さ!連続して上下方向の視線移動を求める4コマ漫画の特性を最大まで活かし、天から地まで縦に広がる鳥の世界をまるで映像のような臨場感で描き出します。
また、鳥見をする上で「見る側/人間」と「見られる側/鳥」の間に発生する圧倒的に不均衡な力関係・加害性から、時には人間の生活や眼差しを利用しながら生きている鳥の生態まで、鳥を見るという活動の齎す功罪に触れながら"人間と鳥が共に生きること"に真摯に向き合っていくストーリーも非常に魅力的。鳥を見る視線の在り方を通して表現者である主人公・すずの求める「自分の色とはなにか?」というテーマが結ばれていく一巻終盤の展開には感服でした。
絵画制作に行き詰っていた主人公はバードウォッチングをしていた女の子と出会い「鳥見」の世界に魅入られていく。バードウォッチングを通じて鳥の生態や環境、人との共生も描かれている。その中で主人公が経験を積んだり気づいたり迷ったりしながら「鳥見」の世界にはまっていくのだが、その過程と主人公の創作での悩みがシンクロしているところは話として良く出来ている。ただしギャグは相変わらず滑っている。
野鳥観察という趣味があることはなんとなく知っていたけど具体的なところは全く未知の世界だったので、丁寧な解説や鳥の描写によって新たな知見が多く得られて面白かった。日常生活でもこれまでより少し鳥を気にして見るようになったり… キャラもみんな非常に魅力的で、何かに熱中する女の子っていいなぁ…と思った
道端のスズメをそこら辺の鳥だと一蹴するほどつまらない人生はない。この漫画の冒頭、主人公のすずは「絵に個性がない」と大学講師から言われてしまう。こんな辛辣な事を言い放つ大学講師でも、私は彼の事をどうも嫌いにはなれない。何故なら私だって普段から他者の個性の有るのか無いのかを無責任に決めている意地悪な奴だからだ。では、その個性とはなんなのか。この漫画が良いのは、すずと共にその答えが分かるからである。この巻の最後、すずが大学で描いた絵は何の絵かをよく見てほしい。何の鳥を見るかではない、普段の鳥をどう見るかだ。
4コマとしての完成度は本年で随一
まんがタイムきららから出た野鳥教本といっても過言ではないくらい、幅広い野鳥知識、そして鳥見に関する情報が盛り沢山でした。野鳥の描き込み具合、4コマの形を意図的に崩して野鳥を目立たせるなど、一目見るだけで作者の野鳥(鳥見)愛を感じるのが良かったです。それだけでなく、鳥見を通じて、すずちゃんの成長を描けているのも印象に残りました。
まずこの作品を初めて見た時、野鳥を可愛くデフォルメしつつとてもリアルに描かれてたのでかなりの衝撃を受けました。あと主人公が大学生で酒好きなのはきららでは珍しいと思います。今の無印きららでは一番好きな作品です。
キャラデザの良さや独特な4コマの使い方だけでなくゆるキャンのように作中の登場した場所へ行きたくなるような、本作の世界に引きずられるような感じがあるのも本作の魅力に思います。来年は伊豆沼まで行きたいです。
幸せの青い鳥は側に居る
いま風の分類でいえば趣味モノ4コマにカテゴライズされるのだろう。
しかしあまたある趣味モノ4コマの中でも近づいてみると途端に牙をむいてくるのだ。野鳥へのとてつもない解像度の高さ、4コマという表現を最大限生かした視線誘導、そしてなにより「バードウォッチングしてみたい」と思わせる作話。あらゆる点でクオリティが高すぎる。
鳥見んぐ。キャラ可愛いく、お話も良くて、現地の取材も細かくて臨場感が凄くてひきこまれました

4位

  • 瑠東さんには敵いません! (1)

  • 相崎うたう

いつもクラスの中心で、完ペキ優等生の瑠東かなめ。
クラスの片隅でオタク友達と盛り上がる、地味目女子の和村千紘。
前後の席になった二人は、かなめがちょっかいをかけてきたこときっかけに、
不思議な関係が始まります―― 正反対の二人が織りなす、スクールコメディ開幕!

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登場人物は少ないですが各話の描写がどれも丁寧で飽きさせません。瑠東さんの顔が良すぎる。
本当はイタズラ好きの優等生である瑠東さんと、後ろの席に隠れる和村さんの二人が描く日常4コマ。表紙が非常に良いです。
まずキャラクターの表情の変化が非常に多彩で可愛らしい。表では爽やかな笑顔を絶やさない瑠東さんが和村さんにだけ見せる泣き顔やにやけ顔、困り顔に屈託のない笑顔。この表情のバリエーションが瑠東さんというキャラクターの魅力を非常に引き出しています。
ストーリーも一つ王道のスタイルを保っているものの、学校でのイベントに関する引き出しの多さが作品の個性を形作っています。
読みやすく、キャラクターも可愛らしく、面白い。非常にオススメしやすい日常4コマだと思います。
オタクで冴えない主人公と、スクールカーストの頂点に立つ少女のシチュエーション・ラブコメディ。どちらかというと男女ラブコメでありそうな設定から、芳醇な百合を生み出しているのが本作です。「住む世界が違う」と思っていた相手が「同じ人間」であることに安堵したり、逆に意外な弱みにドキドキしたり……といった作劇は、主役とヒロインが同性であるが故に更に映えます。前作『どうして私が美術科に!?』でも魅力的だった、きらびやかな画風と頭の柔らかさを感じさせるギャグもますます切れ味を増し、長く見守っていきたい作品に仕上がっています。
陰キャと陽キャが交わる系の中でも非常に惹きつけられた作品。
イチャコラ成分はそんなに強くないけど相互の感情が心地よすぎた。
プリ撮る回はベストオブ俺が読みたい友達回という雰囲気で笑えるし本当に好きすぎる
「どうして私が美術科に!?」の相崎うたう先生の新作。
表紙のイラスト含めキャラの表情がとにかく魅力的で前作から作者の画力が目に見えて上がってるのが分かります。
瑠東さんと和村さんの関係がとにかく尊い・・・
『どうびじゅ』の相崎先生の新作です。とにかく凄いです。まだ1巻なのに瑠東さんと和村ちゃんの信頼関係が強く感じられるし、それにして破壊力のあるセリフで読者を悶えさせてきます。2巻以降どうなっちゃうのかが楽しみです。脇役の文美ちゃんや久保と太田もいいキャラしてるなあと思います。特に文美ちゃんが純真無垢すぎて眩しい。語るには語彙力が足りないくらいなので全人類読んでください本当お願いします。
教室で前の席の瑠東さん(学校のアイドル)に好かれたみたいで、何かと彼女に振り回される後ろの席の和村さん(オタク)のお話。以前描いていた『どうして私が美術科に! ?』と打って変わって「なぜか私だけに本性を見せてくる人気者」という、あるあるシチュエーションで大丈夫なのか?と思ったらすごく大丈夫でした。瑠東さんは言うに及ばず和村さんもオタクと言う割にそれなりにコミュ力があるので、一方的に振り回されるばかりではなく逆襲したりするところが楽しいです。これからも二人の振り回したり振り回されたりするのを見ていきたいです。後、サブキャラの文美さんや百々ちゃんカワイイ。
絵が上手い。綺麗な上にクオリティが高い。和村さんが好きです。メガネ女子という近年減りつつある伝統を維持していただいてる素晴らしい作品。絵が上手い。
るとわむの関係性が堪らない!このくらいの百合漫画がきららに欲しかった、という需要にどストライクです。
これがライトノベルなら「前の席の彼女がオタクの自分にだけ優しい」みたいなタイトルになるんでしょうか。とにかく学園のヒロイン的なポジションであるはずの瑠東さんの素顔がめちゃくちゃ魅力的です。そんな彼女が教室ですぐ前の席にいるという関係性も良くて、表紙になり損ねたという横から見たふたりを切り取ったイラストにも惹かれますね(コミックス内カラーイラストで見られます)。
作者の相崎うたうさんの前作「どうして私が美術科に!」は読者の望まぬ形で中途で終了を迎えてしまいましたが、その直後にさらに秀逸なタイトルを出してくるとはその実力は本物ですね。
瑠東さんの後ろの席に座りたい人生だった、和村もキャラに反して可愛いの反則だぞ。表紙めくってすぐの扉絵が余りにも卑怯過ぎる。
綺麗な絵柄で描かれる2人の関係が最高でしかない。永遠に見てたい。
相崎うたう先生の最新作は、百合の局地の詰まった、どうびじゅとはまた一味違う至高の尊みを備えた名作。話の上手さもさることながら、キャラの魅力美しさが格段と映えています。
「どうびじゅ」の相崎うたう先生の最新作。ときめきの多い作品で、読んでいてキュンとくるようなコマが多く次にくる4コマだと思います。表現の分野でも申し分ないほどのクオリティーと程よい空白感が読んでいる人を虜にする、そんな作品。
文美ちゃんが良い子過ぎる……
優等生とオタクのガール・ミーツ・ガール素晴らしい
うたう先生の新作!二人のやり取りがすごく良い〜
「どうして私が美術科に!?」で名を馳せた相崎うたう先生の最新作。
 作品のテーマは多少変われど、先生が描く『等身大の女子高生』の解像度は極めて高く、和村さんや瑠東さん、それを取り巻く環境は現実世界のどこかに実在しているのではないか、という感覚に浸ってしまいます。(そんな風に、作中と現実世界がリンクされているような感覚に味わえる「るとわむ自撮り応援キャンペーン」も最高でした)
 また、磨きがかかった画の美麗さも見事で、扉絵はもちろん、キャラクターの表情や背景、心情演出など、描かれる全てが演出として余念無く発揮されているように感じ取れます。
 瑠東さんの自撮りから唐突に生まれた繋がりから、この1巻で展開される日常を通して、「一緒にいると、毎日が楽しいんだ」と心の底から思えるような存在に成り立っていく…お互いがお互いにその気持ちをなんとなく自覚するその瞬間が、堪らなく美しく映りました。
 「和村さんを選んだ理由」が明らかになっていないよりも手前に『瑠東さんの想い』がまだ少ししか片鱗を見せておらず、想いに追いつきたい読者の心理にあやかるように和村さんを蹂躙する瑠東さんの振る舞いが…見ていて、本当に敵いません。
いたずらっ子の完璧超人とツッコミ体質のオタクというシンプルな関係なんだけど、毎回面白いので早く次が読みたくなる素晴らしい作品。
また、サブキャラ?の文ちゃんの天才的な癒しの雰囲気がたまらない。
個人的に、10話目のメガネなのに→偏見だの流れが物凄く好きです。
相崎うたう先生の新作!「どうして私が美術科に!?」もとてもよかったのでどうしても期待してしまいます。
瑠東さんと和村さんのやり取りが大半を占めていますが、実は小守文美ちゃんがお気に入り、という人もきっといるはずです…。
オタクに優しい陽キャ成分をふんだんに摂取できる。
うたう先生は女の子の心情描写がとにかく上手い。瑠東さんに振り回されながらも少しずつ心を開いていく和村氏の心理描写がとにかく緻密で、読んでいてこちらまでキュンキュンさせられる。ちなみに私はこの作品は百合だと思ってます。
本作は基本的にメインキャラである瑠東さんと和村の2人のみで進行していくため、初見でも話に入りやすくなっています。登場人物は皆等身大の女子高生として描かれているため、そんな彼女たちのやりとりを見ていて思わずニヤけてしまうこと間違いなしです。
きゃらくたーが紙の中で動いてる
登場人物少なめで初見にも優しい
クラスの中心にいるような華のある子と地味め女子の組み合わせ、王道ながら改めてしみじみ「良い」ですよね。
瑠東さんが和村ちゃんを見初めた理由、意図的に隠されているような感じですがいつか明かされるのかな。サブポジションの文美ちゃんや和村の妹・百々ちゃんも魅力的。
和村と瑠東の交流が微笑ましい、爽やかなガールミーツガール作品。MTきららでも最近では珍しくなってきた、普通の学生生活を静かに描いた作品だが、心情や性格など、キャラクターの描写が非常に豊か。一方で瑠東が何故和村を選んだのか、など謎も残っており、これからが楽しみな作品。絵も非常に美しく、確かなデッサンによる迫力ある構図と鮮やかで光溢れる色彩が大きな魅力。文美ちゃん可愛い。
題材は百合だけど内容は普遍的な「なぜ人は人を求めあうのか」ということを時に軽妙に時にせつなく描いている。
クラスでは完璧超人なようで実はお茶目な瑠東さん。地味なオタク少女和村千紘との相性は抜群。その化学反応を楽しむ作品。
ずっとずっと待っていた相崎先生の新作。関係性や繊細な心理描写が本当に強いです。それらをさらに巧みな構図やずば抜けた画力で演出するので最強になっているんですよね…先生の個性や強みが注ぎ込まれている作品だなと…
連載開始時から雑誌で読んでいたので話が面白いのはわかっていたのですが、単行本表紙を見たときは余りの麗しさに携帯を伏せて思わず拝んだほどです、本当に絵が上手すぎる…
個人的には小守ちゃんが一番好きです、守りたい…
瑠東さんがかわいい。
瑠東さんと和村ちゃんの掛け合いにとにかく癒されます。
どうびじゅから大好きな相崎先生の綺麗なイラストでこんな作品が見てみたいなと思っていたのでとても嬉しいです。
まず表紙とその表紙を捲った先が好き。あとやっぱ2人が遊んでるところとか楽しいしギャグとして笑えるのが好き。
噛めば噛むほど味が出る作品になってほしい、そういう気持ちを込めています。
絵も可愛いし話も面白い!

5位

  • はなまるスキップ (1)

  • みくるん

きららが贈るゆるふわピクニック4コマ、スタート♪…しません! !
ピクニック同好会(ほぼピクニックしません)が癒し系4コマの皮をかぶって大暴れ!
可愛いキャラに騙されるな! きららが贈る新感覚ギャグ4コマ、スタート!

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彗星の如く現れた近年のまんがタイムきららの中でも屈指の怪作。ピクニックを題材にしているのにも関わらずきららにおける趣味モノのフォーマットを大きく逸脱し「ぽかぽかする」という教条の下に妙に陰湿な無法を働くのが本作の実態である。実際単行本の帯でも「かわいいキャラに騙されるな!!」と銘打たれており、きららが20年間で築き上げてきた萌え4コマのイデアをおちょくる反逆児の様な扱いもされやすい。しかしよく観察してみるとこの作品を構成しているのはデフォルメされたキャラクターによる毒がチクリと混じるようなある種の悪友的なテンポの良いやり取りであり、むしろ「三者三葉」などに代表される古典的なきらら的ギャグの潮流の影響を多分に受けていることが分かる。さらに合間に挟まるマジョリティに所属し損ねた人間がSNSや金銭に拘泥しながら刹那的かつミニマムな共同体で孤独に向き合う様は「ぼっち・ざ・ろっく!」 や「ななどなどなど」等の最近の作品に連なる現代的な生きづらさというテーマを独自の視点から扱っていると言えよう。またライブ感に溢れた柱やきららベースのサブタイトルは今この瞬間に読む我々の"日常的"な読書体験を演出するのに一役買っており、総じて反逆者どころか古今東西のまんがタイムきららを徹底的に研究した末に(少し変わった方法で)リスペクトしている非常にクレバーな作品と言えるだろう。
ギャグの新境地、このキャラクターだからこそ活きるギャグの連発でした。
なにこれ。
無法を働く異端児……と見せかけて実は骨太な面も光ってきている面白い作品です。現行連載の最前線だともっと面白いことになっていますが、1巻でもシェフ子回があるため選定に値すると思い投票いたしました。この作品にしかできないことを今後もやっていってほしいですね。
2021年のきららの極北。
倫理を大切に!期待のコメディ作品。最後まで濃厚なブラックジョークの嵐に笑いが止まらなかった。
な、何!?何なんだ!!倫理観がない漫画大好き!!!
神の書
『まんがタイムきらら』とは何か、もっと広く言えば『きららっぽい』とは何か?かわいい女の子たちがかわいいことをすればきららっぽい?
この『はなまるスキップ』はまんがタイムきららの作品を、萌え4コマを一度細かく分解して徹底して解析したのち再構築したものである。セリフを読まずに絵だけを見ればデフォルメの効いたキャラがコミカルなやりとりをしている正統派きらら漫画である。しかしセリフを読むと可愛いキャラとは裏腹な毒舌、クズ行為、選挙で買収などろくでもないことばかりである。そもそも真面目にピクニックに行ってねえ!
きららを名乗るのにふさわしくない?ここでまたきららとはなにかという無限ループにハマる。この作品は4コマ漫画を読んでいる者たちに『まんがタイムきららとは何か』を無限に自問させる作品なのだ。
令和のきららに突如現れた、まさに怪作と呼ぶべき一作。
作品のあらすじをかいつまんで説明すると、「ピクニック同好会」というクラブに所属するキャラクターたちが、ただ「ぽかぽかする」という目的の為だけにあらゆるルールを超越して好き放題するという、絵柄の可愛らしさに反してなんとも反社会的な代物である。
この作品の特徴は何といっても作中の至る所で繰り広げられるやたらと過激でありながら妙にウィットに富んだギャグ描写であろう。自分は元々この作品のような、良く言えば切れ味の鋭い、悪く言えば性格の悪いギャグが好きなところがあり、連載中は毎月今回はどんな無法を働くかとワクワクしながらページを開き、その度にこちらの予想の上を行く暴れっぷりに大いに楽しませてもらった。更にこの作品の魅力は不条理ギャグに留まらず、はみ出し者のコミュニティをしっかり描いていることにもある。それが顕著なのが、一巻終盤に展開されるシェフ子というキャラクターにまつわるエピソードであろう。この傾向は昨今の二巻範囲ではますます強まりつつあり、それぞれのキャラクターのエピソードを単話で描きつつも、それらを通して見るとある一人のキャラクターの虚無性が浮き彫りになるという秀逸な話運びが展開されている。
過激なギャグで強いインパクトを与えつつ、裏側では繊細なタッチでキャラクターを描く本作品。非常にピーキーではあるものの、触れずにいるには勿体ない作品だ。
令和のきらら
新しい時代の幕開け
まんがタイムきらら本誌の空気を一変させた良い意味での問題作。ほのぼのとした作風の裏側に潜むネタに思わず唸らさらざるを得ません。2巻以降も続いてほしいです。
マスクとフェイスカバーをして窓側はきついと思った。
現行の作品の中で最も「まんがタイムきらら」の解釈を高度に突き詰めた作品の一つです(冗談の一つも書きたくなるような作風ではありますが、虚偽ではありません)。
ぽかぽか...
はなまるスキップを読むと救われます。癒しの書。
とってもおすすめです!!
きららの悪。よく「きららの無法地帯」と言われるが、むしろ彼らの行動を制限しているのは法である(公職選挙法、鳥獣保護法等)。単に彼女らは倫理がないだけなのだ。そんな畜生共の織り成す日常という意味でこの話は現代きららトレンドのはぐれものや風変わりな世界観での日常を表現していると言えよう。
流石新しいきららを語るだけあって型破り感がすごい。見た目とのギャップとギャグのキレが尖りすぎていてまともな人がモブ含めて一人もいないのが気にならない。嘘です気になるけどそこも楽しんでます
みくるん先生の作品は可愛いだけじゃない面白さがあって最高です!!これからも応援しています!
きららの概念を覆し続けている問題作の一角。
「可愛いキャラに騙されるな」。私は騙された。
突っ込みの追い付かない倫理観、パロディ劇場、化調、そして急にぶち込まれる真理。シュールなギャグの作品は今までもあったであろうが、可愛らしい絵柄というギャップの暴力さえ、強い。とても、とても良い。作中のキャラ達の言動を現実にやろうものならアウトだが、これは漫画だ。それもぽかぽかでハートフルな漫画だ。笑えればそれで、ぽかぽかできればそれでいいじゃないか。さあ、外の空気を吸いに行こう。暖かな日差しとぽかぽかしよう。
治安最悪で草~などと思って手を付けていたのですが、話に進むにつれていい意味で化けの皮が剥がれていきます。ラーメンバトル回が1巻範囲では大好きで、料理で化調を使うたびに思い出しています。(??
森羅万象よ!これが令和のマッド4コマだ!
ということで、とある学校のピクニック同好会の話なのに、全体的に妙な毒というか、濃い何かを含有し過ぎる為に、これが令和の萌えだね!という言葉に全力で抗いたい気持ちにさせる。そういう作品です。令和3年の奇跡の一つとも言えます。ある意味まだ連載している時点できらら始まったな感すらありますね……。
無法地帯に隠された本質に気付いてこの世界の日常は完成する、かもしれない…?
4コマ界ではもちろん、漫画界全体を見渡しても数少ない「感染防止対策を徹底」していると主張した作品。なお、看板の不法投棄はされる模様。
はぐれ者、陰キャのコミュニティを積極的に取り上げるようになった近年のきらら作品の中でもはなまるスキップはとりわけある種の反社会性を強調しており、マジョリティにとって都合の良いマイノリティではない。しかし社会の外縁部にも当然存在するコミュニティを鋭く描き出し、モデルマイノリティー(模範的マイノリティー)ではない事を強調しトーンポリシングに真っ向から喧嘩を売る本作は、むしろ陰キャというマイノリティを描いていく中できららが辿り着いた極めて挑戦的でリベラルな作品とすら言えるのではないだろうか。また、2巻範囲では星見はるというカリスマに惹かれながらも星見はるの事を理解出来ていない小川めぐりという人物の空虚さを執拗といっていいほどに描き出しており、反社会的な人間の人間模様を描き出す作品として容赦無い筆致が光っている。クズにオススメなクズ野郎のためのきららコミックスである。ぽかぽか〜
圧倒的な世界観。
可愛い絵柄で社会風刺からギャグまでなんでもござれの問題作。
まんがタイムきらら本誌のシルバーバレット。
とにかく面白い
破壊的イノベーションをきららに巻き起こした作品
この作品以後と以前できららの雰囲気が変わったとか
おもしろい、ギャグとして。
キャラクターの線が丸っこくて非常に可愛らしい絵柄……とは裏腹に倫理観が逸脱したキャラクター達によるコメディ漫画です。主人公たちはピクニック同好会という謎のグループを結成しており「ぽかぽか」を求めて学校の行事(賞金が出る)に参加したり、生徒会に立候補(選挙法違反)したり、孤島でサスペンスが始まったりと現在のきらら連載作品の中でも次の展開が全く読めない非常に尖った作品となっております。作品に色を添える担当編集の柱コメントも収録されており、落ち込んだ時に読んで笑って元気が出てくる様な気がするまさに「令和の萌え」(公式)です
可愛いイラスト、そしてそれとは裏腹のキャラクターの傍若無人っぷり、なんなんだこれ…と思えど面白い作品です。
最高におもしろいです!
最悪で最高の四コマ。みんなもぽかぽかしようぜ!!!
きららの皮をかぶってやりたい放題やっているマンガ。
やりたい放題やっているが、無茶苦茶ばかりではなく、行動としてギリギリ理に適っているところもありそのバランス感がとても好き。さすが令和の萌え。
自分も平日にぽかぽか()したい。
人生最高の漫画
きららのこち亀
面白くて可愛い!
かわいい
きらら本誌に彗星のごとく現れたナンセンスギャグ作品。常識人ほど馬鹿をみる不条理な展開の面白さも然ることながら、一方できらら作品に受け継がれてきた優しさや友情がその根底に流れている。多分。
本当に応援してる!絵柄可愛い、キャラ設定面白い!たまにしんみりする話が好きだし、最新の話は初の次に繋がる心配な話で先が気になる!
面白い〜

6位

  • ホレンテ島の魔法使い (1)

  • 谷津

ここは夢と現の汽水域

大昔いたという魔法使いの伝説を観光資源にしているホレンテ島。
魔法使いが飲んだと"言われている"タピオカ店、"萌え萌えキュンの"魔法をかけるレストランなど、
この島の魔法は全て作り物…のはずが、念動力や瞬間移動などの力を使える人達が現れ…?
魔法使いの存在を信じる一人の少女を中心に、ホレンテ島の謎が解き明かされる!

観光地で巻き起こる伝承ファンタジー、待望の第1巻!

quoted from Amazon

4コマを活用したミュージカル演出はお見事
ざんねん坂のワンシーンだけで購入を決めました。
観光地の日常に秘められた謎、島にあふれる台無しポイント、伏線回収が癖になる一冊です。
これはミュージカルコメディとでも言えばいいのか所々、それに山場に挿入されるミュージカルがいい雰囲気を出している。続きが気になるストーリーも良い。魔法が解ける瞬間は実際にハッとさせられた。
ホレンテ島の魔法使い = まちカドまぞく + ご注文はうさぎですか? + ミュージカル
といったような作品。

主要キャラは5人で、主人公のあむを中心にキャラ達を組み合わせてワチャワチャ話が進んでいく。
そういう点でいえば、「ご注文はうさぎですか?」のような印象を受けるかもしれないが、あくまでそれは一側面。
ストーリー的には、島に伝わる魔法の謎を解くという軸があり、これがなかなかにテンポよく展開され、考察しがいもある作品となっており、さながら「まちカドまぞく」のよう。
また本作の特長として4コマ内でミュージカル調になるところがあり、そこで生き生きと動くキャラたちがとても見どころ。マンガなのにとても生き生きと"動いて"いてすごい。
また本作は歌が一つのキーになっているようなので、ミュージカル調になることも納得感があり、それもよい。

総じていうと、魅力的なキャラ達が生き生き動きつつ、ストーリーも展開していくという作品で、いわゆるきららのストーリーもの4コマとして「まちカドまぞく」に肩を並べるポテンシャルは十分にある作品だと思う。
現行連載ではさらに伏線が張られ、明かされ、あむが最初に目撃した魔法使い(?)とご対面という激熱展開かつまだまだ解くべき謎はあるという状況なので、きららのストーリーもの4コマ好き、「まちカドまぞく」のように小気味よくストーリーが展開していく作品が好きという方にはぜひ一読いただきたい一作。
かつて魔法使いが存在したと言われる島。そんなファンタジーはもう存在せず、現実ならではの観測できる「魔法」を楽しみ、伝承を伝えていく物語。……かと思いきや、魔法使いは実在していた!!
 という風に、魔法使いの「偶像的な意義」と「存在する現実」が同居しているのが、この作品を魅力的に映していると感じます。
 その世界観への興味に拍子を掛けているのが、谷津先生によって繰り広げられる『多面性の面白さ』。毎度新たな展開で飽きさせない島の日常や、その中に必ず隠されている真実への伏線、さらに「本物の魔法使い」への認識や思想が人物によってバラバラになっている所…一見すると面白い、考えれば調べればもっとずっと面白く感じられる。そんな風にストーリーが凝縮されている所に凄みを覚えます。
 そして何より外せないのが、物語を彩る歌。月並みな感想ですが「歌を歌っていればそれだけで問答無用で元気になれる」という感覚に満たされます。1巻のラストのミュージカルは正しくその集大成で、「ホレンテ島の魔法はこんなにも楽しいんだ」という想いに帰結され、集団が纏まっていく姿は壮観でした。
 人物の動きや世界観、描かれる魔法の数々やミュージカルなど、今一番『アニメで動いている所が見てみたい』作品です。
観光という夢とありふれた日常の狭間で繰り広げられる島と魔法の謎もっともっと読みたい…。
作中劇の歌や音楽、演出等がとてもすごくて、何度も読み返してしまう。最近主流の「歌詞も擬音も描かない」手法とは真逆だけど、表現に懸ける作者の意志が、この作品に生命力を与えてているんだと思う。
アニメ化してほしい気持ちもあるけど、紙に描かれているものを自由に感じ解釈できるままであってほしい気もする。とまれ秀作。
話の作り込みがすごい。毎話毎話興奮しながら読んでます。ミュージカルな面が強いのでアニメ化した時のクオリティに期待。アニメ化の話があるかどうか知らないけど
魔法使いの伝承を観光資源にした離島の話、それに付随した歴史とか地理の話が好き。あとミュージカルっぽいのが高頻度で発生するのも好き。
大昔の魔法使いの伝説を残念な形で観光資源にしている街の日常4コマ…と思いきや緩急あるギャグを挟みつつ、魔法、ホレンテ島の謎について徐々に核心に迫っていく構成が非常に丁寧。
そして何より原作者がアニメーター?なこともあり4コマを絵コンテチックに見立てたミュージカル演出が圧巻。はたしてあむが見た魔法使いは一体何者なのか。
フラグがたくさんあって謎解きがとにかく楽しい。キャラもバランスが本当に良くて、青春感が半端なくて本当に面白い。
特に演劇回のわちゃわちゃ感は本当に好きな回です。
街の案内も読み応えあってよかったです。
「ここは夢と現の汽水域」───、この作品の1巻が出た時に付いたキャッチコピーだが、私はこれ以上にこの作品を端的かつ的確に表現した言葉を知らない。
魔法使い伝説を観光資源にしている離島を舞台に繰り広げられる本作は、島の伝承や古文書を紐解いて島に隠された真実を探る伝奇ファンタジーと、科学やプログラムといった現代的な視点から魔法を分析・再定義する現代異能ものが高いレベルで調和した快作である。
やけに世知辛かったり現代的だったりするコメディ展開のところどころに「魔法」が顔を出し、それらが繋がることによって一つの隠された真実が露になってくる。日常と非日常の壁が破壊され、曖昧になっていく感覚は唯一無二でクセになる。日常と非日常の調和をテーマにした作品は数多く存在し、私もこの企画で他に何作か紹介させていただいているが、それらの作品は非日常を日常として取り込んでいるのに対し、この作品は日常と非日常が薄皮1枚隔てて隣り合わせに存在し、些細なことでそれを突き破って非日常に「侵入」するような読み応えになっているのが特徴と言える。幻想的な演出が多いのも特徴で、読んでいる内に本当にリアルとファンタジーの境目が分からなくなってくる。まさしく夢と現の間に位置しているこの作品を、是非皆様にも体感してもらいたい。
本作は魔法使いの伝承を観光資源にしたとある島が舞台となっています。あくまで想像上の話とされていた魔法使いが実在するという「夢」を見た主人公の周りで、話を追うごとに色々な事実が分かっていく様子は読者をワクワクさせてくれます。また観光の島であるホレンテ島の「現実」も細かな設定のもとに描かれており、そっちの方面でも読みごたえがあります。ミュージカルのように歌って踊るシーンが多く、個人的に今一番声つきで見たい作品です。
魔法使い伝説を観光の目玉にしているホレンテ島。そこに本物の魔法使いをさがしに来た少女あむさん。彼女が出逢う様々な“魔法使い”たちとの交流を描く4コマ作品です。「誰でも魔法使いになれる島」といっても観光のためのうたい文句、誰も魔法を使えるわけではないけれど、そこにある楽しさは本物で、これこそが魔法なんだ…と思いきや、不思議な出来事も起こったりして本当に魔法があるのかどうか気になる内容。夢の終わり「ざんねん坂」など、島を離れると魔法(楽しさ)が切れてしまう場所など興味深く引き込まれる話でしたね。はたして魔法はあるのか?そこで出逢った少女たちとの交流共々、目が離せません。
「ここは夢と現の汽水域」1巻の帯に書かれたキャッチコピーは、読む前と後で意味合いががらりと違って見えるだろう。
ちょっとファンタジーの入った観光地を舞台にする日常回が続く序盤も十分に面白い。特に都橋書店の戦いの回のオチは見事。
だが物語が大きく動くのはユシャの観光案内、「ざんねん坂」のくだりだ。あむにとっての魔法はここで打ち砕かれることになる。だがユシャがあむを焚きつけたここからが本番だ。
あむが観光と魔法を真剣に考え始めてからは、この島の秘密にワクワクしっぱなしである。このある種の冒険物語としての面白さは、あむの求める魔法とリンクしてゆく。ページをめくる手が止まらなくなる。
要所要所で使われる歌も印象的だ。民俗学的な興味を引かれるし、口に出して読んでみるとしっかり韻が踏まれているなど作りこまれている。
そしてその集大成になるのが1巻のラストになるエピソードだ。舞台の幕が下りる頃には、もうこの島のことが大好きになっていた。作品世界を愛せるという意味では、間違いなくこれが最高の1巻だ。
ついにごちうさのような作品がきららMAXに来てしまったと思えてしまった衝撃作。外側だけ真似たような薄っぺらいものではなくごちうさの本質的なところに似た何かを感じさせてくれます。粗削りながらもファンタジックな世界観とところどころ妙に感じる独特な世界観にあなたも引き込まれいくでしょう。2021年コミックス発売のきららMAX作品で個人的ナンバーワン期待作です。
かつて魔法使いが暮らしたという伝説を観光資源にしているホレンテ島。主人公のあむも島へ来た観光客のひとりでしたが、夜ホテルの窓から目撃した「空飛ぶ魔法使い」の影を追うため、さらにはホレンテ島の「魔法」の正体を突き止めるため島への移住を決めます。
少しずつ明かされるホレンテ島と「魔法」の正体、予測の先を行く展開にまんまと翻弄される快感は唯一無二。それはそれとして、あむとかるてのエロ本立ち読み回バカバカしくてめっちゃ好きです。
物語のうねりで魅せる一作。驚きのある演出がいくつもあって、更に終盤には怒濤の展開が待っている。ミラクの系譜にある、きららでしか生まれないタイプの作品だと思う。あとジジイの描き方が最高。
「ここは夢と現の汽水域」。これは『ホレンテ島の魔法使い』1巻の帯に書かれていたキャッチコピーです。この作品を読んだ人ならば分かる、この作品の言葉を表すのにこれ以上ないワードだと思います。魔法使いが住むという伝承が残る島という「夢」に対し、とにかく何でも魔法使いの伝承に結び付けて観光資源にしようとする「現」が表裏一体でくっついている所に主人公とその友人が解いていき次第に混ざり合っていく……。そんな世界観に興味を持った人は是非手に取ってほしいそんな作品です
「魔法使いが昔いた」ことを売りにする島を舞台にした4コマ作品。島へ引っ越してきた「あむ」が島に馴染んでいく様子をコミカルに描きつつ、次第に「観光街としての島」「夢と魔法の島としての島」という二つの側面からの現実があらわになっていくというファンタジーとしての物語性も強い作品になっています。
この作品の素晴らしい点はなんといってもそのミュージカルパート。4コマであるのに、どこからかその軽快なリズムと楽しそうな声が聞こえてくるような描写には、読むたびに心躍ってしまいます。
1巻としての構成もとても良く、少女たち一人一人が島で紡いだ「魔法」が集約するクライマックスは圧巻の一言に尽きます。
最終盤の読書感覚が本当に凄まじいので、とにかく読んでみるべきじゃないかな。
魔法使いを探す少女がホレンテ島に行くんだけど実はただの観光地で…でも実は。
ギャグの波長が合って初めから引きこまれ、ガハハと笑いが絶えなかったです。
ざんねん坂のエピソードは心に残るものがあるし、1巻の締めでは泣きそうになりました。
魔法を観光資源とするホレンテ島、主人公は島に魅せられて移住してきたが ……。魔法をベースとしたゆるふわコメディかと思いきや「実在」する魔法を探求する話である。これが意外にガチ。設定が結構しっかりしていて謎が解かれていく過程が納得いくと同時にスリリング。主要キャラが徐々に友情を深めていく過程も良い。話の端々に作者の誠実さが窺える。
魔法の理屈など、作品群独自のシステムがあってこの先も楽しみ。
「魔法」とは何か。グーグル検索ではこう説明している、「不思議な事を起こさせる術」。ならば私は、この漫画は魔法だと思う。あむと共に謎を解き明かすあのワクワク感は何物にも代えられないし、常にどこかから聞こえてくる変に楽しげな歌が聞こえるし、詰めが甘い観光テーマの統一観は突っ込みどころ満載でとても憎めない。「ホレンテ島 移住 手続き」。またグーグルを開いたかと思えばこの調子だ。いいぞ、もっとやれ。
キャラクターが可愛いのに加えて、随所に挟まってくる小ネタが正直とても好きです。ストーリーはまだ1巻だし(自分が伏線を読み取るのが下手なのもあって)よく分かりませんが、面白いしわくわくさせてくるのでこっそり応援しています。
一つの島とそこに伝わる魔法をめぐる物語。物語や設定のあちこちに見られるこだわりめいたものに、筆者の造詣を感じるというか、どうしようもなくファンタジー的な世界を地に足の付いた現実に落とし込もうとする努力を感じます。島嶼的な世界と箱庭めいた魔法とめくるめく歌が幻想的な風味として融和してる気がします。
オールタイム・ベスト・キャッチコピー「ここは夢と現の汽水域」を帯に刻んでやってきた本作。不思議な魔法の伝承が観光のダシとして利用される孤島・ホレンテ島を舞台に、実在したかもしれない魔法の真実を追って展開される謎解きの物語は、とにかく理詰めでスリリング。それでいて「観光名所を舞台にしたお仕事もの」としての想像力も豊かで、どこを切り取っても非常に濃い味が楽しめる作品です。この眩暈がするような濃密さをぜひ味わってください。
観光が盛んでテーマパークのような離島、ホレンテ島を舞台とした作品。観光という夢を売る仕事の現実と、魔法というファンタジーが交じった唯一無二の世界観が物語に厚みを与えている。ギャグパートやミュージカルパートも独特な台詞回しで面白い。
昔いたという魔法使いの伝承にかこつけて観光地化をもくろむ日本のどこかの孤島を舞台にしたマジカルコメディ(?)。一見してファンタジーに見えてメッキがはがれると簡単にぼろが出るパチモン感が何とも言えない。一方でキャラクターたちが頻繁に繰り広げるミュージカル仕立ての歌と踊りを見せるシーンも面白く、これがまさにテーマパーク的なイベントの表現でもあり、あるいはこのマンガならではの他の4コマにはない魅力になっています。ところでみなさん「ごちうさ」の世界を日本だと感じたことはないでしょうか。通貨が日本円だったりキャラクターの名前が日本風だったり、原点は日本にあるテーマパークだったのではないかと思える節があります。この「ホレンテ島」はまさにその日本の欧州風テーマパークの裏側を描くようなコンセプトで、まさに「裏ごちうさ」だと思っています。街並み全体を保存しようという意識が希薄な日本の観光地は、その多くがテーマパーク的なスポットであり、一歩外側に出ると現実の雑多でしょぼい光景が広がる「ざんねん坂」が目の前に広がるシーンは一番の衝撃でした。最近ではこうした日本の現代的な光景にある種の憧れを覚える海外のフリークもいるようで、これはそうした日本ならではの姿を描いた作品として注目に値します!
魔法使いを売りにした観光地という舞台の独自性や、島に根付く伝承から「魔法使い」の正体を探っていくミステリー的な面白さ、そして作中で度々描かれる愉快な歌唱描写と、多面的な見所が詰まった非常に読み応えのある作品。中でも巻終盤に繰り広げられる舞台上での歌の応酬は、本作の魅力を体現するような強烈なシーンであり必見です。
"ここは 夢と現の汽水域"、単行本の帯にあるこのキャッチコピーが本当にその通りである作品です。私が一気に引き込まれたのはやはり"ざんねん坂"の回でしたね、それまでもちらほら見えていたこの島の奥にある物が包み隠さずドンと出てきていて。これからこの5人が何を知り、その知識を用いてどういう結論に至り何を為すのか非常に楽しみな作品です。
演出という面で光るのはやはり歌でしょうか、折に触れて色々な歌が出てきてそのどれもが4コマの画面構成を活かしありありと読者に向かってきます。そして1巻範囲ラストのミュージカル!これまでの歌を練り上げつつさらに一つ大きなものとして纏められていて非常に良かったです。少々気の早い話ですがアニメなどのメディアでもみてみたい作品になりますね。
最後になりますが、"ごちうさ"が最前線を走っているきららMAXにこの作品が来た意味は本当に大きいと思います。日常系って言われがちな作品はえてして非日常的な側面を包含しがちですが、この作品はそこを意図的に入れて新たな境地に至ろうとしていると思います。なんとか大成してほしい作品です。正直なところ今回投票した10本の中で最推しの作品です。
「絶海の孤島の夢と魔法の島」という触れ込みの島であるが、ちょっと行けば途端に現実に引き戻されてしまう、いわば世界観を演じ切れていないテーマパークであり、ストーリーに縋った観光地である。もちろん魔法も実在はしない…とおもいきや。
ホレンテ島と言えば突然始まる歌やミュージカルであるが、これがメディアミックスになったらどうなるのか見てみたいものである。
1巻範囲でのクライマックスにかけた盛り上がりと、現実と非現実が入り混じった世界観が最高に楽しい。魔法を巡った謎解き、異なる事情を抱えた登場人物たちの駆け引き、詳細に練られた設定は、4コマ漫画でありながら映画を観ているような読後感をもたらす。

7位

  • ぎんしお少々 (1)

  • 若鶏にこみ

言葉が足りずどこか誤解されがちなカメラ少女のもゆる。物静かでコミュニケーションが不得手な美少女の銀(しろ)。
写真を撮りたい(お近づきになりたい)もゆると、拒む銀。それとは対照的にお互いの姉同士は偶然の出会いから急速に仲良しに!?

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カメラが主題の趣味もの作品…のようであり、その趣味を通じてゆったりと回り交わる人間関係が大きな見所。セリフ回しの愉快さも読んでいて楽しい。「単行本のカバーがマット仕様のきらら作品が持つ雰囲気」が好きな層におすすめ。伝わる?
放課後すとりっぷでデビューした若鶏にこみ先生が帰ってきました!今作、ぎんしお少々はフィルムカメラを主軸に据えたガールミーツガールといった印象ですが、このガールミーツガールは"この題材でなければ成立しなかった"であろう、という意味でとても完成度の高いものになっています。また、1巻以降の物語は続いていきますが、この1冊だけ見た時に物語としてとてもきれいにまとまっているのです。
この物語ではまず主人公であるもゆるさんと銀さんが出会い、一方でそれぞれの姉であるまほろさんと鈴さんも奇しくもほぼ同時に出会い、それぞれの人間関係が進んでいく、というちょっと不思議な人間関係が描かれています。もゆるさんと銀さんとの出会いは桜の下で撮られた一枚がきっかけでした。銀さんはこれを消してくれともゆるさんを追いかけ二人の邂逅となったわけです。銀さんとのつながりを喜ぶもゆるさんと、そしてそういう流れで会話を重ねていく中で生まれていくすれ違い、前作放課後すとりっぷの魅力であった点ですね、こういうすれ違いの中でもゆるさんは銀さんを避けるようになります。そして冒頭の写真が現像されたときにもゆるさんは銀さんに向き合う決心をするのです。この現像までに、すなわち撮影した写真を確認するまでに時間がかかる、という点がフィルムカメラの特徴だと思います。もしデジカメだったらその場で全て確認出来てしまいます。こうしてもゆるさんが写真を確認するまでに、写真の中の銀さんに思いを募らせる時間は存在しなかったわけです。そして向き合う決心はこの時間がなければ、そもそも銀さんとの人間関係もまたこういう都合がなければ成立しなかったのではと思います。フィルムカメラであったからこそ、この二人は人間関係を始める事が出来たのです。
そしてこのエピソードは最初の3話程度の内容なのです。これ以降も物語は続いていくわけで、そしてその至る所でこういったフィルムカメラならではの良さが、そしてそれ故に発展していく人間関係が描かれます。1巻の多くを通して見ると銀さんともゆるさんはまだ”友達”という関係ではないかもしれません。基本的に銀さんはもゆるさんを警戒しています。しかし1巻の最終話を読むと、「ああ、この二人は”友達”になったんだな」という実感があります。そしてそのために必要だったピースもまたフィルムカメラが埋めてくれるのです。このきっかけの1つに銀さんの双子の姉である鈴さんとの確執の解消がありました。この二人の確執は過去に起因するものでしたが、この過去を現在に繋ぎ、二人の確執を氷解させたのは1枚の写真でした。鈴さんに置いて行かれてしまったと感じていた銀さんが、鈴さんもまた自分と一緒で自分との思い出を大切にしていると知ったことは、過去を呼び起こせると知ったのは、そのたった1枚の写真の力です。鈴さんは仲良くなったまほろさんの趣味であったフィルムカメラを、思い出を宝箱にしまっておく事に共感を示し、自ら手に取り写真を撮りはじめます。また、銀さんもこうして写真の力を知り、自分がこれまでのもゆるさんと向き合ってきた経験から、ついにもゆるさんに何故写真を撮るのかを聞きます。もゆるさんもまた試行錯誤して言葉を紡ぎ、その返答は銀さんが鈴さんとの確執を乗り越える上で知ったものでした。こうして銀さんともゆるさんの二人は友達になるのです。
フィルムカメラではなかったら成立しなかっただろうな、という事や、今の人間関係は針に糸を通し続けて生まれた出来たんだという実感がとてもあり、今の状況はまさしく奇跡だなと思います。もゆるさんと銀さんが友達になるまでという部分を1つの区切りと見るなら、これが達成されたのが1巻最終話であるという点を踏まえると1巻としての完成度の高さに感嘆せざるを得ません。しかし、もゆるさんと鈴さんにそれぞれカメラを託したまほろさんがどうしてカメラに出会ったのか等、気になる点はまだまだ多く、2巻以降の物語もとても楽しみです!
素晴らしい人間関係を見せてもらってありがとうございます。また、前作に引き続き面白おかしい語彙や、独特のオノマトペも健在で会話劇もとても楽しいです。ぱきョーンって何???最高!!!そんな日常を彩る会話、そして不思議な縁が動かしていく日常を是非読んでください!!!!!!!!!!!!!!
フィルムカメラが紡ぐ、少女たちの少し変わった繋がりが魅力的。ぎんしお少々は極めて優れている。
「銀塩カメラ」ことトイカメラがテーマの本作。二組の姉妹の片割れの、姉同士・妹同士が知り合うことで始まる、不器用な人々の人間模様を繊細な筆致で描きます。今と違う過去の風景、遠く離れた場所、そしてファインダーの向こう側……こうした時間や場所の距離をふわりと超えてゆくような、どこか神秘的も思えるカメラの魅力の描き方が非常に良い。フィルム写真のようなどこかノスタルジックな暖かさが、じんわりと心に染み渡る作品です。
2人の少女を中心にしたカメラで繋がる綺麗で繊細な物語、そして彼女たちのクスッとくる会話、良すぎます。
心ん中でもんもんとあれこれ考えてるところの描写とかが好き。あと、銀ちゃんが単純に好み...
写真を題材にした作品だけあって、構図の使い方が本当に上手いなぁと思いつつ読んでいる作品です。7話の夕焼けをバックにした扉絵が漫画というよりも純粋にイラストとして大好きです。
表紙に惹かれて手に取りました。フィルムトイと女の子たちの日常。やさしくてかわいい。
進学を機に離れて暮らすことになった2組の姉妹がそれぞれの場所で出会い、ぎこちないながらも新しい関係を築いていく物語。タイトルの「ぎんしお」はピンと来る人もいると思いますが銀塩カメラ、すなわちフィルムカメラのことであり、撮影失敗も多く現像までに時間のかかるオールドカメラの魅力を細やかに表現すると同時に、これが彼女たちの関係を繋ぐキーアイテムになっています。いわゆる趣味性にオーバーラップした作品ではなく、彼女たちのぎこちない関係性を繊細に描く叙情的な作品性にどこまでも惹かれますね。
前作『放課後すとりっぷ』からすれ違い劇や独特の会話回しを引き継ぎつつ、二つの姉妹を基軸とした立体的な人間ドラマに作者の進化を感じさせる本作。『放課後』では人体デッサンを通じて「描くことと描かれること」がテーマとなっていたが、本作においてはこれがカメラと被写体の関係で「何を撮るか、どう撮るか」が描かれており、テーマ性を読み解く楽しさも健在。前作以上に作者の構造テクニックが光る本作、間違いなく今年一番の新刊である。
銀塩カメラ使ってたことあると「あるある!」な楽しさ満載。ゆっくりストーリーが進むのがまたいい。
もゆるちゃんと銀ちゃんの不器用すぎる人間関係や距離感、前作にもあったすれ違いや、リアリティのある女子トークによる面白さ、妹達と姉達による【1つの作品で2つの物語を楽しめる】部分などに惹かれました。そして何より、作者のフィルムトイカメラ熱が凄いですね。私はこの作品で、Dianaカメラの存在を知りました。
独特の会話のテンポが癖になります。
スマホでも十分以上にハイクオリティな画像は得られる。でもあえて不便が多い銀塩写真に何かを求める。それがこの作品のテーマかもしれない(違うかもしれない)。
スマホ全盛の時代にフィルムカメラ!姉妹×姉妹で性格の組み合わせの妙もあってすごく好き
 若鶏にこみ先生の前作「放課後すとりっぷ」に感銘を受けてから、本作の連載中である今に至るまで、ずっと生きがいになっています。
 二組の姉妹が離れて暮らすことになり、それぞれが新しい環境で過ごしていく中で『今までの行動心理・性格』が作用されていく瞬間があらゆる所に見受けられ、その綿密さに凄みを感じます。
 また、所謂『ナレーション』が非常に少なく、かといってキャラクターの独白で心境が全て語られているわけでもない。必要最低限の文面とキャラクターの表情、心情の雰囲気を示す演出が一コマ一コマに宿っており、その一コマ内全体からキャラクターの心情を全て読み解き、自分で確立した上で、ようやく全貌が見えてくる。読む上での敷居は高いですが、読み込んだ上でのキャラクターの息遣いの精巧さは圧巻なものだと感じます。
そして物語を繋ぐ上で欠かせないのがフィルムカメラ。一話ごとにフィルムカメラや写真の知識や観点を乗せて展開されていきますが、それだけに収まらず、「今、特別に思ったこの瞬間を撮るもの」「撮った当時の思い出を呼び起こせるもの」「自分が見たものを閉じ込めて『楽しい』と感じる瞬間を共有するもの」という風に、キャラクターごとにカメラ・写真に対する思い入れの違いが示されていく所に面白さを覚えました。まだ秘匿されているまほろの原点も含めて…
『カメラが取り持つ縁』…過去から今まで生まれた繋がりと、その先に待ち構える未来を…ずっと観測し続けていきたい。そう願うばかりです。
関係性オタクは読め
証明写真はシールとして使われて、ほしいなあ…という写真はちゃんと写るかも分からないトイカメラで撮られる。そんなずらし方がリリカルで面白いです。猫と藤見銀が透けて重なる写真がめちゃくちゃ良い。
写真をテーマにした作品なだけあり、その瞬間を切り取ったような作画や会話の空気感が心地よいです。
温かく、ただ温かい。
同じものでも近しい人でも人によって見え方が違っていて、それが写真撮影を通じて繋がっていくというのを描いている作品です。見え方の違いは例えば姉が妹にカメラをプレゼントするシーンでは、姉から見ると色々思いを込めた良いシーンとして描かれている一方、妹から見た別のシーンでは期待したものと違っていてがっかりしたエピソードとして描かれています。そんな風に、仲が良い姉妹や双子でもちょっとずつずれた心情が、口語的なセリフと共に描かれていく作品です。
2つのそれぞれ離れた場所で暮らす姉妹が片割れ同士──塩原もゆると藤見銀、塩原まほろと藤見鈴のペア──で交流を深めていく、という少々珍しい形式が特徴的。ふとした言動に出てくる姉妹の影響や、関係性の深さ・組み立て方によって幾様にも変化し得る部分的なコミュニケーションの理解度など、多層的に描かれる「キャラクターの関係」がとにかく面白い一品です。
そしてそれを駆使して表現されるキャラクターたちの実在感もすごい!なんとなく「ある」会話、なんとなく「ある」言葉選び、なんとなく「ある」振舞い、なんとなく「ある」風景──そんななんとなく「ある」日常の切り取り方が本当に上手く、気付けば彼女たちが本当に現実に生きているような錯覚を覚えてしまいます。
前作・放課後すとりっぷと同様に複雑な人間関係を描く作品ゆえ誌面で読むにはかなりテクニカルな作品ですが、単行本で読むと極めて上手くまとまった傑作だということがわかると思います。放課後すとりっぷでも炸裂していた多くを語らずとも呼吸を忘れるような重さを纏う高湿度のモノローグも健在。
あと、この作品は紙の単行本の表紙の手触りがめちゃくちゃ良いです。マジで良い。作品の雰囲気の上品さと相まって単行本1冊単位でのコレクション性が非常に高いので、紙で買うのがオススメです。
本作開始時点では明言されていませんが、本作は作者の前作『放課後すとりっぷ』で見られたような群像劇の手法をとっています。前作はキャラ間の気持ちのすれ違いや勘違いが誤解を繋いでいく様が見所でしたが、本作はより個々の関係にクローズアップしたような描写が目につきます。例えば、カメラ好きの少女もゆると人見知りの少女銀、カメラマニアのお姉さんまほろと積極的な少女鈴、一見似たような関係でも全く異なるアプローチで両者が仲を深めていくのが興味深いです。そして、その2つの視点が交互に描かれながらどこかで繋がっているのが明瞭で、前作の群像劇での分かりにくさの反省が生きていると感じます。
姉からのお下がりトイカメラで被写体を求めるマイペース少女もゆると、双子の姉と離れ離れになって傷心の銀。二人の不器用コミュニケーションに、ハラハラしつつ、ゆっくりゆっくり進む、二人の仲。 それと対象的に二人の姉は二人とは関係のないところで出会い超スピードで仲良くなっていく。 この速度差や交錯する様が心地よい。正直な話、漫画で「速度差」を感じたのは初めての体験でした。
前作からのスタイルをある程度温存しつつ、カメラという題材で女女の関係性とすれ違いを描く作品。個人的には前作とはまた違う格調の高さめいたものがあってこれまた別の良さがあるというか。薫り高い空気感に複雑な味わいがあってそれでいて不思議とバランスが取れてる風味がします。
フィルムカメラを通して紡がれていく人間関係がとても美しく、気付いたらぎんしお少々の世界に入り込んでしまいます。
フィルムカメラを持ちたくなります。
フィルムカメラという忙しい現代の流れにやや逆行した趣味を通して、どこか寂しさを抱えた登場人物たちが関わりあってゆく物語が楽しい。

8位

  • 妖こそ怪異戸籍課へ (1)

  • 柴朗

一万人以上の無戸籍者が存在すると言われる現代日本に、
「妖怪」の無戸籍者を手助けする、怪異戸籍課という役所があった。
そこで働く主人公の睦子は、一人でも多くの妖怪を助けるために、今日も街を奔走するー…!
お役所コメディ4コマ、待望の第1巻!

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まんがタイムきららの作品で社会の在り方にスポットが当たることはないわけではない。「うらら迷路帖」「まちカドまぞく」などは、見える世界が広がるにつれ町という小さな社会の姿が浮かび上がる好例だ。
そして「妖こそ怪異戸籍課へ」では、その視点は一歩先に進んでいる。
妖怪をコミカルで親しみやすく、しかし異質な存在であることをはっきり描いているのがこの作品のカラーだ。人虎、ぬらりひょん、つらら女、人の枠組みの中では生きにくい存在だ。そして人間側から見ても、付き合いの難しい相手にもなりうる。饗子や氷柱はかわいいものだが、もっと人間社会にとって危険な妖怪の存在は示唆されている。この社会は危ういバランスの上に成り立っているのだ。
しかし異質な存在たちとそうでない多くの人々が共生するかを考えるのもまた公共・福祉の役割だ。インタビューによると、この作品を作る上で現実の日本における無戸籍者からヒントを得たという。この確かな現実の社会への視点が、睦子や夏生の、ひいてはこの作品の優しさにつながっているのかもしれない。
きららが求めていたものが詰まった1作だと思います。原作者と作画者の息があったナイスコンビによる作品ですね。面白いですよ!
絵はつらら女の女房感やぬらりひょんの貫禄など、元ネタの妖怪から妖こそのキャラデザへの抽出と変換が鮮やかでとても可愛らしい。
ストーリーでは誤魔化さずに厳しい部分を描いているからこそ、美味しいものをいっぱい食べたり、友達と談笑するただの日常がより一層尊く愛おしい。
完璧な構成と可愛い絵柄。1巻最後で明かされる真実もまた構成ばっちりな1巻です!
妖怪(モンスター)の日常を描くマンガは色々ありますが、この作品は主人公が「日常を提供する」側だというのが特徴。「無戸籍の妖怪の戸籍を作る仕事」という一見しただけでは「???」となる設定ですが、本編では段取りが巧くすんなり理解できました。登場する妖怪が絶妙にマイナーで、目新しさと納得感とを合わせ持っているのも上手い。今どきの「きらら」系の常で、終盤にはちょっと劇的な山場も用意されています。見え見えの伏線に気付かなかったのが悔しい!
キャラの賑さと濃さは随一で、ギャグとシリアスのテンションのバランスがとても絶妙で読みやすいです。
現代社会と妖怪を組み合わせるという物語設定がまず面白いです。妖怪がテーマですが怖いシーンは少なく、基本的にほのぼのとした雰囲気で進行していきます。他作品ではできない妖怪ならではのエピソードは予測不能の連続で、読んでいてワクワクします。
好き
キャラの表情がダイナミックに動く感じが好き。昔のディズニー映画を思い出す。妖怪を描きながら「コミュニケーションから生まれる世界の進歩と調和」を希求する社会派作品…のような気がする。
戸籍というあまり触れられない面から妖怪と人の関わりを描いているのに衝撃を受けました。キャラも話も個性に溢れてて今後の展開のワクワク感もある、続きを楽しみにしてる作品の一つです。
妖怪を現代社会における無戸籍者ととらえ社会福祉の観点から描いた斬新な視点の作品。ニッチながらも原典の特徴を秀逸にデザインされた個性豊かな妖怪たちやその周辺を巡る時にユーモラスに時にシビアな世界観は読んでいて全く飽きることのない読後感である。また今年の作品の中ではずば抜けて構成力が高い作品と感じる。単話における起承転結と1巻全体としての起承転結が衝突することなく第一話から読み手の期待を全く裏切らない作品であり新時代を切り開くに相応しい堅実に纏まった一作である。
戸籍という少々センシティブなテーマですが、それを妖怪という軸を入れることで扱いやすくしているというのは面白いなと思いますね。そして何より様々な妖怪にフィーチャーしていく個別回を重ねたうえで、主人公である山本睦子にいよいよ切り込んでいくという構成はやはり妙技と言えるのではないでしょうか。
妖怪たちの戸籍を管理する「戸籍課」を中心に、人間社会の中で生活する妖怪たちを描いた作品。必然的に人間社会の中ではマイノリティとなる彼女たちの、種族差に起因する様々な苦労を抱えながらも日々を謳歌する姿が本作では巧みに描かれています。本作独自の切り口から描写される「日常」に、読めばきっと虜になることでしょう。
妖怪のならではの悩みや多様性を戸籍を通して暮らしやすくするという視点が秀逸。人情味のあるお話が多いためキャラクターが深く描かれていると思います。丸めの顔と等身の低いデフォルメされたキャラデザも好き。
個性豊かな妖怪達がいっぱいで最高‼️
現代日本を舞台に、妖怪に戸籍を与えて妖怪たちの生活をサポートする怪異戸籍課ではたらく女の子のお話。私も洗濯を通して現代日本に住む妖怪たちの生活をサポートするようなお話を描いているので、妖怪ひとりひとりをどうやって手助けするか、妖怪たちがどうやって生活しているかということを描いているこの作品は個人的にかなり親近感がわいてしまうというか、どのエピソードも興味深く楽しく読ませていただいています。丁寧な設定のお話も、4コマで見やすい程よいデフォルメ感のある作画もかわいくてとても魅力的。これからの展開も楽しみな作品のひとつです。
銀河系よ!これが令和のお仕事4コマだ!
ということで、戸籍というお役所仕事と、妖怪という怪異の話をうまくミクスチャーした、これぞ令和のきらら作品だ!と呼べる一作に仕上がっています。まさか妖怪の戸籍という発想があるとは!という実際の現実の問題からの派生としても、目の付け所さんからかなりテクい漫画です。個人的にはつららさんが好きです。表情が固まっているタイプって凄く萌えますね?
市中生活を送る妖怪の日常をしっかり掘り下げて描写しており、そういう意味で高いレベルの王道という感じで良い。
なにが、とは言いにくいが読んでいるうちにはまってしまった。
妖怪を現代における社会的弱者とみなし、その妖怪たちをサポートする役所が存在する(=少なくとも国は妖怪の存在を認識した上で助けようとしている)という設定が物語にリアリティを与えてくれている。人間と妖怪を繋ぐ宿命を持って生まれた主人公・睦子の奮闘に期待
妖怪が日常にいる世界で妖怪の社会的地位はどうなるの?という素朴な疑問を解決する作品。妖怪の特徴と社会的地位とその居場所にフォーカスを当てた傑作。
人虎、つらら女、人造人間……そんな多種多様な妖怪たちのサポートをする「怪異戸籍課」のお話。ちょっと不思議な街の暮らしを、いきいきとコメディタッチに描きます。妖怪たちはその性質もあって、様々な仄暗い過去があることを感じさせますが、そこで度々登場するのが主人公・山本睦子。妖怪たちの個々のエピソードを貫くように全編に渡って描かれる彼女の優しさこそが、この作品を象徴しているものだと感じます。そしてそんな睦子本人の物語がいよいよ1巻終盤で語られる、というこの構成がまた上手い!
現代に生きる妖怪を描いた物語は枚挙にいとまがありませんが、本作では彼らを「社会の理解と救済を必要とする無戸籍者」として描いているのが特異で、意欲的です。敢えて極めてマイナーな妖怪や、有名な妖怪の知名度が低い解釈を引っ張り出して愛嬌のあるキャラに仕上げることで、「妖怪を知らなくても楽しめる」作品作りを徹底しているのも好印象。主人公・睦子が抱える意外な背景を軸に、ストーリーの連続性や伏線の配置もよく練られています。『まちカドまぞく』に続いて現れた、4コマ日常伝奇の巨弾に注目です。
「妖怪が人間と同じ世界に同じように暮らしているという社会」をユーモラスかつ現実的に描いている。1話1話の構成がきれいでコメディとして面白いのに加えて、お役所ものとしても読みごたえがある。100歳超えの妖怪などがいるのにもかかわらず現行の制度がそれに対応できていない…など、ファンタジーな問題をファンタジーな設定でなあなあにしていないところがいい塩梅のリアルさ。
素晴らしいテンポ感、描きつくされた感のある妖怪モノに新しい視点を持ち込みました。
「妖怪」というファンタジーの存在を、「現代社会の枠組みからあぶれた者たち」と捉え直した新感覚お役所ファンタジー。妖怪にも日々の営みがあるという点に着目し、彼女たちのファンタジックな特徴を日常的なやり取りに落とし込んだコメディは非常にテンポがよく、かつユニークである。一話一話の中にその回のゲストの妖怪の特徴とそれにちなんだドタバタ劇、そして心温まる解決が過不足なく収まっており、毎度毎度そのクオリティの高さには舌を巻くばかりだ。その一話完結のストーリーの裏では主人公・睦子に関するメインストーリーの準備が着々と進められており、一巻終盤で大きく動きを見せてくる。また、この作品は決して明るい話題だけではなく、人間の暮らしを脅かすような妖怪もいること、そして善良な妖怪からしても人間との間には未だ大きな隔たりがあるということを随所で見せてきており、この作品における「日常」は「まちカドまぞく」が描いているような、登場人物たちの努力により保たれている薄氷の上の日常であることが窺える。妖怪というファンタジーを現代社会にユニークに落とし込み、かつその歪みにも真摯に向き合おうとする意欲的なこの作品をぜひ手に取ってみてほしい。
新たな切り口で描く日常系、未だ社会的に不安定で危うい人達の日常の営みとそれを守る人達が真の意味で日常を得られるのか。
戸籍登録と社会福祉の享受が日常を得るゴールではないし、本当のことを打ち明けられず日常を過ごすものもいるし、社会的な弱さを垣間見る場面も多々あるし。表面上は如何にも日常を営めているように見えても決して未だそんな事は無いし共存という真の日常に辿り着くまでの壁が高く感じる…。
そういういろんな意味で分け隔ての無い社会日常になるには未だ時間はかかりそうではあるけど、どうか真の意味での日常に辿り着いて欲しい。

9位

  • しずねちゃんは今日も眠れない (1)

  • 逸見

転校先の慣れない生活と、持ち前のネガティブさで、
不眠に悩んでいた中学生のしずね。
そんな彼女が買った安眠できそうな抱き枕は、
何故か自我を得て少女の姿になり、
しずねの世話を焼きだして…!?

新鋭・逸見があたたかなタッチと
軽妙なギャグで描き出す、
癒やし力1000%ミッドナイト・ストーリー!

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作品全体から癒される雰囲気が漂っています、寝る前に読もう。
最近減った気がするゆるやかなきらら作品。
ひたすら緩やかさの比重が高く何度でも読み返したくなる。
最近のキャラットは重めの内容も増えている中で大事な癒やし要素。
長らく続いて欲しい。
やさしくも温かい世界観で、読んでいてほっこりする作品です。
ずっと続いていて欲しい作品の1つ。
令和きらら界随一の癒し作品。しずねちゃんが眠れなくても幸せそうならそれでいい…と気付けば親の目線かのように読んでいます。
しずねは引っ込み思案で寝不足な女の子。ある日お店で買ったヒツジの抱き枕が女の子になっちゃって!? イマジナリーフレンドのような安心毛布のような存在が描き出す本能的・社会的欲求の充足が優しく沁みる。やわらかい友だちを抱きしめて今日はぐっすり眠ろう。
とても癒されて好きです!しずねちゃんの目のクマが大好きです。絶妙にキモかったり可愛かったり...そういう変なツボにも刺さりました
個人的な関係もあって、最初の読み切りから読んでましたがやっとこさ連載を取って単行本を出せたという事実だけでも本当に感慨深いという言葉しかないんですよね。逸見さんの描く大人キャラは本当に魅力的です。好きしかないです。
いやもちろんしずねちゃんもねねちゃんもあかりちゃんもののちゃんもいいんだけど!
同時期に出た作品が良くも悪くも「濃い」というかボディの強い重たい味わいのものが多いだけに、しずねちゃんの良い意味であっさりめでなおかつ少しばかり甘みのある味わいは余計に際立ってる気はします。
この漫画のポジションは本当にカッコいい。4oty新刊部門にて過去に最上位に来た作品を見てみると、どこか新しさを持っている作品が多いと言えます。この作品は保守的な作風なので、そういった意味では4otyの最上位に来ることはないかもしれません。しかし、この作品は決して旧態依然としている訳ではなく、「環境が変わって眠れない」という
しずねの悩みをいつも話の真ん中の方に据えることで、「ままならなさ」を抱えた人をメインにする、
現行の4コマ漫画シーンにある作品らしさを獲得しています。
4コマ漫画フリーク達の中に革新性を求める潮流がある中で尚、私にはこの作品がオールドスクールの良さを次の世代に継承する使命を負っているように見えます。
ふわふわ安らかに眠れそうな表紙ですが、しずねは安眠を求めて買った抱き枕(羊)のせいで余計に眠れなくなります。
寝不足のせいで話が進むにつれて目の隈が濃くなっていきます。
キャラットで一番最後とっておいて読み楽しい気持ちのまま眠りにつける漫画…いやほのぼのも強いけどギャグのキレもなかなか。ところでしずねちゃんのクマがどんどんひどくなるんですが大丈夫なんですかね?
きららの中でも、こどもっぽい可愛さがつよい作品です。転校した学校に慣れず寝不足なしずねが買った抱き枕が人の形になって、寝不足が解消したりしなかったりして少しずつゆっくりと学校に馴染んでいく様子がゆったりとしたテンポと低い彩度で描かれています。夜にリラックスして読める作品です。
眠りたいけど眠れない、そういう時もあると思います!
そんな時、絶対安眠の抱きまくらに出会ったら・・・!
星川しずねが購入した抱きまくらはある日突然、自我をもってしまったと語る!
抱きまくら「ねね」としずねの山あり谷あり抱きまくらありのどたばたな毎日!
さて、しずねちゃんは今日も眠れるのかな!?
かわいい
不眠気味の女の子と生を受けた抱き枕。実にささやかな物語ではあるが、その小さな優しさが四コマのテンポで心地よく描かれている良作。絵のデフォルメ調の可愛さと物語の細やかさが良くマッチしており、読んでいて大変癒される。何か突出した要素がある訳では決して無いが、それでもこの作品全体の空気感は今のきららでもオンリーワンであるように感じる。

10位

  • 六条さんのアトリビュート (1)

  • セトユーキ

美大を目指すも、絵に「強みがない」と言われ落ち込む主人公・このみ。
そんな時、引っ越し先で美術オタクの幽霊・六条さんと出会いー…?
美術史から画材、雑学まで六条さんが幅広く解説!
ためになる美術漫画、待望の第1巻!

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美術系の知識量がものすごいので1冊読むのにちょっと気力と体力がいるけど知識欲が満たされて良き1冊。六条さんの秘密を早く知りたいような、知りたくないような。
学びのある作品とはすばらしいものだと思います。学びのために漫画を読むわけでは断じてないですが...

多くの人は美術というものにそれほどしっかり向き合ったことがないと思います。美術館に行っても、なんかすごいな、程度の感じでしかなくて、面白いんですけど、どこを見ればいいのかわからないというか。今作は六条さんから美術の歴史等が解説されたり、このみちゃんを通してそんなに多くの知識がなくても美術が楽しいということを伝えてくれます。多分よくわからなくても何かすごいな、で美術を楽しんでいいんだと思いますが、知識があるとまた楽しいですね。この漫画には参考文献がついていて、この漫画を読んでから興味を持って参考文献を読んでみたら以前より少しだけ美術に親しみが持てました。そういう読者の世界を広げるパワーのある漫画だと思います!
淡々とした静かな作風で落ち着いて楽しめます。
画の中から制服を着た女の子が現れる。まるで絵画作品の様な表紙が特徴な『六条さんのアトリビュート』。きらら作品にはこれまで様々な美術を題材にした作品がございましたが、この作品は話の随所で美術作品とその背景を説明してくれるという、まるで美術館の展示解説を読んでいるかのような構成となっております。そんな解説をしてくれるのはタイトルにも冠せられている六条さんという幽霊です。彼女には自身に纏わる生前の記憶がありませんが何故か美術の事だけは覚えています。はい、ここでもう一度この単行本の表紙を見てください。この絵画作品の様な表紙は『六条さんのアトリビュート』という作品を的確に表現したものとなっております。もしこの表紙に惹かれましたら是非読んでみてください。読んで楽しく美術雑学が身につくかと思います
人は生まれながらにして知ることを欲する。私は、この漫画のこの先をなによりも知りたい。知って考察したい。数多くの美術史の話や雑学が知れて、まるで教科書のようだとこの作品は言われるが、きっと、それだけではない。これは漫画であり、魅力的なストーリーがある。しかも魅力的のくせに、結構色々な事が明瞭に描かれず、暗示的で、読んだ上でさらに考えてようやく味わえる描写だ。決して万人受けではないかもしれないが、作者様は説明しない描写表現を好む方らしいのでそこも関連しているようだ。知識を漠然と見るだけではない、どこまでも能動的に読みたくなる、そんな4コマだ。
本を能動的に読みなさい。今にも頭の中の六条さんが長い話を始めそうだ。
何かワケあって美大に行きたい女の子一宮このみと、入居したボロアパートに住みついていた妙に美術に詳しい幽霊の六条さんが出会い、美術の知識を日々深めていく作品。幽霊といってもいろんな人に見えてたりするので主人公以外とのやりとりもあり楽しいです。美術を学ぶ女の子の4コマは他にもいくつかありますがこれはまた独自の路線を行く感じで、この1冊だけでも美術に関する情報量がとにかく圧倒的。勉強になる漫画ランキングに入っていてもおかしくない作品です。
きらら漫画と学習漫画を組み合わせたような作品で、日常系成分を摂取しつつ美術にも詳しくなれるという非常に教育的な作品だと思っています。
双石さんが大好きです。
『六条さんのアトリビュート』は教科書・・・と言いたくなるくらいの美術史(時々雑学)に纏わる知識が盛り沢山でした。学校の図書室や図書館に置いてあっても過言ではないと思います。それだけでなく、六条さんのどこか不思議な存在、六条さんに関わってからのこのみちゃんの成長も印象に残りました。
アートの見方の解説とちょっと不思議な物語を見事に融合させた傑作。
ひだまりやGAなどきらら系に多いアート関連の作品。美術史や技法に詳しい幽霊の六条さんと、
一人の美術学校生の少女の日常四コマです。
好き
美術うんちくが面白い。六条さんの存在のミステリー感と六条さんの影響でこのみが成長していくのがとても良い
独特の世界観があり、漫画というより文学作品を読んでるような気分になります。時折美術的な話が出てきますが、全くくどくなく、スッと頭に入ってきます。何より絵が抜群に綺麗だと思います。
作中で説明される美術関係の雑学が豊富で、まるで美術の教科書を読んでいるかのような感覚に陥ります。こう書くと堅苦しく見えますが、幽霊だけどどこか抜けていて愛嬌のある六条さんのキャラクター性が作品を面白く引き立ててくれます。
絵がうまい。
まず表紙が強い。この表紙のオーラだけでもKRコミックス一冊ぶんの価値がある。
中身の話をすると、まず六条さんの飄々としたキャラクターが魅力的だ。豊富な美術知識をこのみに授けてくれるのが物語上の役割だが、それ以上にその質感がいい。知識とともに生きている(生きてないけど)人であり(幽霊だけど)、その豊富な知識があるからこそああいう性格になったことが実感をもってわかる。
そしてこの六条さんのキャラクターは作品全体にも影響を与えている。情報量が多いのにうるさくない。伝えることが多くあるのに、時間がゆっくりと流れている。テーマがはっきりしているのに、主張が強くないところがこの作品の空気感で、独自の個性だと思う。
1巻終盤のカメラ~このみのコンクールのエピソードを読んでいる時間はすごく贅沢で、読み終えた後じんわりと余韻を楽しめる良い体験だった。
なくした百合小説(バイブル)を拾ってくれた同級生は、その作家だった!
作家(神)とファン(信者)が織りなす青春百合コメディ、開幕!!

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4コマとオタク文学、百合の見事な三重奏で笑わせてくれます。
同級生の推し作家と他人の百合カプを成立させようとする主人公の、推し作家への感情の変化がラブコメ的にも見逃せません。
百合フルカラー最高です!!!
自ら百合フラグを建てるも、ヲタクゆえにへし折ってしまう才色兼備なれど重度の百合好き西園寺さんと、自覚してか無自覚か王子様ムーブで百合フラグを建てる立花さん。 西園寺さんの愛読書を拾った立花さんは、実はその本の作者で!?という展開から始まる百合物語。 オタクとして見習いたいレベルの西園寺さんのフラグクラッシャームーブが逆に清々しくなる一方、早く進展しろよとオギオギする。 実は自覚してやってない?狙ってるのでは?と意図を読みたくなる立花さんの行動に推理を働かせたくなる。  色んな要素が組み合わさっている、かつてない作品です。
先生の百合愛・作品愛が溢れだしています。先生のTwitterアカウントをフォローすると倍楽しめる作品です。
眩い光に溢れている。オタクでありながら捻くれたところなくまっすぐに人と関わろうとする主人公がとにかく愛おしい。理屈でなく感情で「好き」と思える作品。
作家!読者!重量級感情!甘露!
才色兼備・品行方正の優等生 西園寺ジュリは重篤な百合オタク。普段の学校生活ではオタク趣味を隠していますが、あることがきっかけで同級生の立花ひろみにオタバレしてしまい、さらにはひろみが憧れの小説家・橘ロミその人であることを明かされて……!?
オタクが自分の趣味について自論・妄想・脳内設定などなど熱っぽく語ってるのが好きな人におすすめです。創作物のBL・百合を楽しむことと、自分と同じ次元にいる同性カップルに対して好奇の目を向けることを峻別する作品全体の姿勢も誠実。
まんがライフ連載中!「ポヨポヨ観察日記」樹るうの最新作は異世界転生にゃんこファンタジー!かわいい子猫タンが魔物相手に大暴れしたり絶世の美女に可愛がられたりと大活躍‼

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可愛い主人公の活躍とその陰に隠れたヘビーなドラマという相反する要素を混ぜこぜにして楽しませる『出たとこファンタジー』から脈々と続く樹るう先生の原点にして真骨頂というべきドタバタガムシャラファンタジーの最新作を令和の世になって読めるのはファン冥利に尽きますね。
転生した猫様とお嬢様および、猫様の僕たちのドタバタ感が楽しいです。
異世界転生+ファンタジー+猫!! 
「出たとこファンタジー」「ポヨポヨ観察日記」の樹るうさんの本領を発揮しまくれる完璧な布陣の本作。
コスプレ合わせをしていたら川で溺れて死んだと思いきや猫に転生!?という異世界転生から、急転直下な展開の嵐で楽しさ満点ジェットコースター。そして可愛い子猫たんに癒されるアフターケアまで万全! 1巻でこの濃密さ・・・予測できない物語展開が今後も非常に楽しみな作品です。
ちなみにドナくんのモノローグは、CV杉田智和さんでの再生が非常にしっくりきます。
応援してます!
連載で読んでるときは先が読めない展開で「えっ、そうなるの」というのが連続してた。
猫愛に溢れた作家さんだけあって、猫が可愛い
猫と言ったら樹先生。お隣の県民としても応援してます。
ファンタジーと猫に定評のある(個人的に)樹先生の新作が両方兼ね備えているのだから面白くないはずがない。今後の展開が気になります
猫も好き!
樹るう×猫×女主人の組み合わせの安定感というか安心感というか。前作の猫は去勢されてましたが今作は未だされてないようなので、今後どうなるか楽しみですねえ。
樹るう先生が描くと異世界転生もこうなるのかと思い知らされました。女性の作画は綺麗だし、ネコの作画も魅力的です。そしてヲタク要素満載ですね。魔物の描写はいかがなものかと思いますが、デフォルメに味があって良いと思います。文句なく面白いです。
自分的に今年の4コマの最高峰
「ポヨポヨ観察日記」×「出たとこファンタジー」!まだまだ謎がありそうでkン後の展開が楽しみです。
幼い弟・トシのために、マチ姉さんが贈るオリジナリティーあふれた物語! 誰もが知っているアノおとぎ話が、とんでもねぇことに!? 鬼才・安堂友子の超解釈に酔いしれろ!

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これぞ王道のギャグ四コマだと思います。連載開始から単行本発刊まで長期間を要しましたが、その理由が判りません。童話をモチーフにした新釈は、毎回よくネタを考えつくものだと感心させられます。続編もコミックとして発売してほしい作品です。
おもしろくて好き!
主任SPで連載再開されたマチ姉さん。ぶんか社さんGJだ!。しかし、毎回このハイクオリティのセンスの塊。安堂友子さんはとんでもない方だ。
昔話パロディというのはおそらく漫画がこの世に生まれてからずっとあるジャンルなんだろうけど…いや、芥川龍之介みたいに文学に昇華しているのもあったな。まあ、とにかくそのジャンルにおける現役最凶かつ最強なのがマチ姉さんなのは間違いないのですよ。漫画家デビュー前は女芸人にならないかと誘われたこともあるギャグセンス、強いです。ぶんか社に移籍して一つの回につき昔話一作というさらにストイックな縛りをもうけたけど、それがさらにネタの精度を上げてるような気がします。電子書籍オンリーの芳文社版「マチ姉さんの妄想アワー」も読んでほしいけど、紙の本が出ている今、ぶんか社版を手にとって読んで欲しいのですよ。
現代の寓話と呼ぶに相応しい一作。5分アニメにしてくれ!
これ新作に入れていいんです?なら選びますわ。
ギャグの4コマで下ネタ一切無しで絵柄もどぎつくない。
ネタの切れ味も良いし超お薦め。
1本ごとのネタで勝負するある意味硬派な作品。これ新刊部門でいいの?と思うけど好き。
鶴の恩返し、桃太郎、金のオノ銀のオノ、シンデレラ…誰もが知ってるいろんなおとぎ話がマチ姉さんによってすごいアレンジされていくシリーズ。ツイッターなどでどれか一度は目にした方もいるのではないでしょうか。安堂さんの4コマは昔からずっと安定して面白いのに何故か書籍にならないことが多くて寂しかったのですが最近電子書籍や紙媒体で出るようになって嬉しいファンのひとりです。発想力がいつもすごいな…と尊敬しています。
「赤ずきん」や「白雪姫」といった昔話も、安堂友子先生の手にかかれば抱腹絶倒のギャグに早変わり。原典では悪役扱いの狼や魔女も憎めないキャラクターとして描かれていて、彼らも物語の役割を忠実に演じていただけなのかもしれない…と思わせてくれる
ぶんか社さんのファインプレーで、芳文社から移籍したマチ姉さんシリーズの新作が、待望の紙単行本に。また、安堂友子先生のTwitterではサンプルが公開されており、バズる4コマとして電子の世界においても高い人気を誇る作品です。
改変昔話としての質とともに、バリエーションについても圧倒的で、天才の労作と言えるでしょう。
ハイレベルな単発ネタを出し続けるというのはすごいことです。
誰もが知ってるおとぎ話や昔話を怒涛のツッコミ力で疾走感あふれる現代的なコメディへと再構築する秘かな人気シリーズが某社から移籍して最大復活!
毎回新キャラで仕切り直してるようなものなのに面白さをキープし続けてるのは見事という他ないですね。
伝承は形を変えて受け継がれる、をひん曲げた形で伝えていく4コマ。ここ最近安堂先生の4コマが注目され始めて結構嬉しい。天子様も電子で出るみたいだし。
誰でも知っている童話・おとぎ話が、マチ姉さんにかかると奇想天外とんでもない内容に!?といった感じの4コマ作品。鶴の恩返しでは恩返しのため機織りを学ぶも、そこで幸せな生活を見つけ恩返しが遅れるとか、桃太郎では文化的な鬼たちが野生動物からの感染症を恐れて逃げ出すとか、マッチ売りの少女が自分で経営者になって自伝物語を売るとか、あらゆるお話が可笑しなことになってしまう内容が面白いですね。まあ、夢がなさ過ぎて殺伐とした気分になる可能性もあるやなしやですが、なかなか楽しい作品です。
安定感抜群の安堂友子先生のマチ姉さんが帰ってきた!
おとぎ話という縛りをかけながら千変万化のギャグをくりだしてくる傑作ギャグ4コマです。おとぎ話の中に現代的価値観を入れ込むことにより発生する不協和音が笑いに昇華されます。さながらショートコントを観ているかのごとしです。読者の多くが知っているおとぎ話をネタにする利点は説明不要でギャグを繰り出せること。1コマ目からオチをつけてもそれが読者に通用するのです。これはおとぎ話をネタにする大きな利点です。
旧作含めてずっと単行本を待っていました。書籍と電子の両方購入しました。
待望の一巻

14位

のむラリアット! (1) : こんぱる&ふじしまペポ

ヘンタイの野村桃と、マジメな野村みるくは性格が正反対の双子。
そんな二人が、プロレス部員の翼に逸材だと言われ、プロレス部に入部することになり!?
抱腹絶倒のギャグあり、白熱した展開ありの女子高生プロレス漫画、開幕! ! !

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笑いとスポ根のバランス。ポップとシリアスの空中殺法が素晴らしい。
高校に入学した双子の主人公が部活を探してる中で出会った子に誘われて女子プロレスの世界に。女子プロレスを部活にして学校同士で対戦するというアイディアが良い。練習や試合の流れなどアクションの描き方も素人目にはなるほどという感じで面白い。初心者が実践を積み重ねることで力をつけていったり、挫折もありながら再起につなげていく描写は部活ものとしても王道。
プロレスを題材にした、きららではめずらしい作品です。各選手の闘い方のスタイルの違いや、技をかけるスピード感が4コマのフォーマットの中で巧みに表現されています。
プロレスです。4コマです。それだけでも合格です。部活です。青春です。自己実現です。今、アメリカのAEWで奮闘しているさくらえみ(数多くの少女たちをプロレス沼に引きずり込んだ魔女)にも読んで欲しいです。
プロレスどうこう以前にめちゃくちゃでおもろい。海音&桃コンビが好き。
(後日記入)
女子プロレス部に入った高校生のお話。リングの場内・場外でドッタンバッタンしているだけでもう楽しすぎ。コミカルなところだけではなくて「私、もっと強くなりたい」的なシリアス要素もあってそちらも楽しみです。
デフォルメの利いた頭身から繰り出されるスピーディーなプロレスアクションとわちゃわちゃハイテンションギャグのハイブリッドきらら4コマ。試合シーンでは1コマを複数画面に分割したり、コマの縦の大きさを変えたりして技の動きやテンポを魅せており、「アクションを魅せる」ことに貪欲でチャレンジングな4コマ作品ですね。メイン作画を交代した単行本描き下ろし『ノムらりあっと?』も必見。
異次元よ!これが新世代部活4コマだ!
ということで、漫画として取り上げられにくいジャンル、プロレスの、それも女子プロレスという題材を軸に、きっちり部活漫画としても成り立ちつつ、コメディ面も抜かりない、熱くて笑える一作となっています。プロレスという動きを魅せる題材を4コマに落とし込むというのが地味に驚天動地なんですが、ちゃんと出来ているんですよ!それだけで推せる漫画です。
好き
女子プロレスを高校生の部活でやるという荒唐無稽な設定を自然に飲み込ませる物語の良さが光ります。

15位

少子高齢化対策として、国が恋愛推進してから数十年、日本は恋愛をして当たり前の世の中になり
高校では新たに『恋愛科』が設立された。
ひょんなことから名門校・百合園女学院の恋愛科に通うことになった主人公・右京さがりは、
4人の女の子とカップルになり、恋愛科のトップを目指すことにー!?

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どうして私が美術科に!?に似たような空気を感じる。新しいようで懐かしいこの雰囲気。百合
誰かとカップルにならなければいけない学園生活で、4人と一緒に学園最高のカップルを目指す右京さがり。彼女のイケメン属性となぜ恋愛嫌いになったかという表裏を理解した上で本作のラブコメディを読むとより味わい深い感慨が得られます。
さがりのイキった感じが毎回なんだかんだで面白いし、ストーリーもシリアスとコメディのバランスが最高です。
個人的にしらべが一番好き。
それと、店舗特典のリーフレットにプロフィールが載ってたのはかなり良かったです。
そして、ラストに登場した会長がどう振り回してくれるのかが楽しみです。
11限目の合体授業の無茶苦茶っぷりが特に面白かった。
女の子同士のゆるい恋愛漫画ではなく、恋愛を国から推奨され、全国の高校で恋愛科が開設された世界で5人でカップルとなり学院一のトップを目指すという意外と熱い作品です。告白シーンや過去の思い出など読み応えのある作品です。
前代未聞?五人組カップルによる笑いあり涙ありの学園生活。今年一番のきららっている作品。
大好物の百合ハーレムなのでこれからが楽しみ!
5人百合カップルというぶっ飛んだ設定ながら、各キャラクターの「5人で仲良くなっていく一方で関係性に悩む」様子が丁寧に描かれていて、読んでいるとキャラに感情移入してしまったりします。自分はしらべちゃんが好きです。
百合ハーレム好き 意外とちゃんと恋愛してる
恋愛科で5人カップルを目指す、という独特で面白い内容ですが、一人ひとりの心情が丁寧に描かれていてその世界観に引き込まれます。感情が動く瞬間などの表情がとても良いと思います。今、最も楽しみな作品です。
世界よ!これが新世代ハーレム百合4コマだ!
ということで、授業に恋愛という項があるという、超ドレッドノート級の変則手ながら、それがきちんと形になって、ハーレムラブコメを送り出す形になっている、きららMAXのキングダム、カム・・・(百合時代、来たれり)といっても過言ではない一作です。きっちりラブコメとして面白いのも地味ですが重要ですよ!
さがりちゃんを中心に、メインキャラ5人をイベントを通じて、1人ずつ掘り下げていったのが印象に残りました。そのため、【このキャラのここが良い】というのが明確に分かりやすく描かれていたと思います。普通の授業ではまず見かけない、恋愛科ならではのぶっ飛んだ面白おかしい授業内容も良かったです。

16位

天音せんり、高校1年生。ある日突然、宇宙人の妹ができました!?
せんりの伯母・千十星が開発した人型ロボットのボディに
精神を宿らせた宇宙人の女の子・ソラ。
ソラは「せんりの妹になりにきた」そうで…!?

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愛に溢れたストーリーと個性豊かな登場キャラクターが良いです。そらコミュニケーションは極めて優れている。
推し作品です。
せんりの新しい妹・ソラは伯母が作った人型ロボットのはずが、心は遙か彼方から精神を飛ばしてきた宇宙人。ツインテとワンピをオシャレにキメて、甘えんぼで初々しくてジト目が印象的なソラが愛らしい。きめ細やかなキャラ描写は「きらららしい」可愛さの源。
とにかく絵が可愛い。話の内容はSFチックではあるが、コメディ色が強め。
「先輩、お願いですからはいて下さい!!」

入社した会社のデキる先輩は、実はアパートの隣人でドのつくずぼら女子でした…!?
仕事は早いのに生活力0な先輩×妄想ノンストップな世話焼き後輩の凸凹社会人百合コメディ♪

ずぼらな女の子って…イイよね!

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名前そのまんまの2人の関係がにぎやかで楽しい。「推させて!Myティーチャー」が終わっちゃって寂しいと思ったらすぐ新作を連載していてこれからも楽しみな作家さん。
ものぐさ極まるずぼら先輩よりも、彼女の魅力に抗えず堕ちっぱなしなまじめちゃんの方がダメ人間度は高いと思うんだ。
ものぐさながらもなんだかんだで後輩思いのずぼら先輩と、常識人のようで割と暴走しがちなまじめちゃんの組み合わせがいい感じ。
ボケ要員の先輩とツッコミ役の後輩・・・と見せかけて実は2人とも違うベクトルでトンデモ行動をしているのがこの作品の面白さですね。
2人の関係性が面白い!ずぼらとまじめ、でもお世話をしたり執着心があったりしっかりしてほしいけど今のままでいて欲しくも・・・
仕事はバリバリできるのに自宅だとぐうたらな先輩・ずぼらさんと、そんな彼女を放っておけない几帳面な世話焼き・まじめさん。そんな2人の日常コメディ作品です。マイペースなずぼら先輩に振り回されつつも、あれこれ注意して世話を焼くまじめさんは、むしろ先輩大好きっ子な感じ。同期の男性社員や謎の男性がずぼら先輩に近づくと気になって仕方なくなるあたり、百合コメディとしての面白味もあります。ずぼらとまじめ、ありがちながらもゆえに王道な関係性が楽しませてくれる4コマ漫画ですね。
タイトル&表紙の印象のまま、「ずぼらな人あるある」を核にして、そんな先輩に振り回されながらも世話を焼く真面目な後輩の姿を描いたマンガ……とは言い切れないのだった。なんといっても、まじめちゃんが結構な 変人なのがカギ。ツッコミ役あるいはブレーキ役のはずが、妄想その他を暴走させて事態を更に混乱させることがしばしば。その他の登場人物もアクが強く、ベタなようでいて予想外の面白味を見せてくれます。
だいおうじで『推させて! Myティーチャー』を連載していた東385さんが、4コマ連載という時点で嬉しかったのですが、内容が面白くてさらに良い! まじめちゃんのチョロインさが可愛いです。
実はラブ説
職場が同じで自宅も隣同士なずぼら先輩とまじめちゃんの日常。やろうと思えばできるけど積極的にやるつもりはない絶妙なずぼらさ加減が引き起こすドタバタ劇に笑う。まじめちゃんに先輩風を吹かせつつ油断しきっている姿もグッド。機微ある「ずぼら」が魅力的だ。

18位

セーラー服幽霊と人間の
ドキドキ同棲生活!?

大学生の瞬が酔った勢いで拾ってきた石、
それには女性幽霊・こいしが憑いていた!?
彼女の姿が見えるのは瞬だけで、体に触れるのも雨の日だけ!
純で恥じらい乙女のセーラー服姿の幽霊こいしと瞬の
奇妙でドキドキな同棲生活が始まった!
気になる二人に注目の第1巻。

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ニコニコ静画のタグに「世界一かわいい漬物石」というタグがあるように、こいしさんがとにかくかわいい。みんなも愛でて欲しい。そして単行本になってくれたことがうれしい。
のじゃ口調の幽霊少女と少年の日常、というと新しさはあまりないけど絵がとても華やかでかわいいのでずっと読んでいられます。
この一冊は、私にとって待ちに待った作品です。まだ多くの作品を送り出している先生ではありませんが、作画が丁寧でとても楽しく、考えさせられる作品を描いてくれます。はっきり言って大ファンです。先生はSNSにほとんど反応してくれませんし、投稿も年1回程度ととても少ないです。もう少し情報露出が多ければファンの数も増えるのにと、残念で仕方ありません。内容は幽霊との同居生活という使い古された題材です。しかし単純な幽霊でもないし、どちらかといえば神使に近い分身体であり、依り代に憑いているという斬新なアイデア満載の作品です。前回作「ざしきわらしと僕」と同じくらいに感動作になってくれることを願って止みません。
酔った勢いで石碑をお持ち帰りしたら、幽霊の娘(こいしさん)も憑いて来ちゃたお話。一つ屋根の下(アパートだけど)での同棲状態にキャーキャーなこいしさんに比べて、お持ち帰りした瞬さんの冷め具合が気になるところです。別の女性も出てきて、それに嫉妬するこいしさんカワイイです。そもそも、絵柄がカワイイ。
単行本化を待ちに待った作品。
辛い過去があると思われる大学生、瞬が謎の石に取り憑いている幽霊、こいしとの交流で人の心を取り戻していくお話。
人間×幽霊のラブコメ的な面もあります。
瞬の大学の同期でオカ研に所属している亜依の登場で世界観が広がった感じがします。
石に取り憑いている幽霊のこいしとどこか虚無感を垣間見せる大学生の瞬の異種恋愛作品です。ストーリー4コマとして秀逸なのが作品に散りばめられた「謎」。こいしの存在自体の「謎」。瞬の生い立ちに見え隠れする暗い「謎」。この謎が明らかになるたびに大きく動くストーリーから目が離せません。
どこか欠けた二人の日常をあくまで穏やかに描く良作。謎は多いけれどもそれでもちゃんと緩やかに読める作品であることは素晴らしいです。
こいしさんが毎回可愛くて仕方がない。瞬に対してある感情を芽生えるがそれを成就して良いのか認めても良いのか、その葛藤を見る日々です。
ざしきわらしと僕の西岡さち先生の新作。相変わらず可愛いキャラとちょっと不思議な要素がいっぱいで安心感があります。
見た目大人のJC、義母(※ルビでママ)に初恋…!?

中学生には決して見えない大人っぽい見た目の涼風鈴は、
幼い頃に母を亡くしてからずっと父と二人で暮らしてきた。
けれどある日、父が義母候補として、
見た目がとても幼い可愛らしい女性を連れてきて…。
鈴には、戸惑いと共に新しい感情が生まれて…!?

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ラブなのかライクなのか
愛があれば家族はつくりあげられる。ポジティブにそう信じたくなる作品。外見が子供っぽくてもやっぱり大人はオトナだし、反対に大人っぽくても子供はやっぱりコドモなんだということ。
これからが気になる作品。
義理の親娘になったふたりの関係性を描くその先の親娘百合作品になるのかこれは。
キャラクターに温かみを感じる作風に、題材的には湿った方向に傾きかねないところに爽快さを持たせるバランス感覚によって、毎回良い読後感があります。
百合が咲きます。見守ってあげて下さい
とても丁寧に感情を紡ぎ出した名作。恋なのか、家族愛なのか、その合間でたゆたう心に戸惑う主人公の姿にはじんわりと感じ入る良さがある。深い背景を感じさせる台詞の数々も素晴らしい。

20位

家電量販店勤めの夫と看護師の妻は、なかなか休みが合わない。
だからこそ、たまに休みが合ったときは全力で楽しみつくすのが二人のルール。
昼夜逆転キャンプに20時間耐久カラオケ、果ては南北大横断まで⁈
夫婦の(ちょっとおかしな方向に)パワフルな休日から目が離せない!

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フリーダム・ワーカーズ
発想の勝利。休みに遊ぶことに全力姿勢は見習いたい。
これももう少し読みたかったけど(ry
お互い平日休みで中々休みも揃わない夫婦が、休みが合った休日を全力で楽しむ話なんですが、山に車で楽器を持ち込んで平日にフェスを楽しんだり、3日間の休みで宗谷岬と波照間島両方行ったりと楽しみ方がとにかくアルティメット。平日休みの皆様に是非読んで欲しい一冊です。
エクストリームホリデー。そう云う他ない休日を楽しむ堀出さん夫婦。限られた休日を楽しめる限り楽しむその姿勢は、見習いたいようなそうでもないような。 4コマ王子お得意の、そうきたかー!となるオチの付け方が秀逸。
平日休みをどう過すか、なんて題材で一作作ってしまうのは小坂俊史先生ぐらいのものだ。
過ごし方のセンスといい、上手くいったりいかなかったりの経過描写といい、このへんはもう小坂俊史先生の本領発揮です。
家電量販店勤務の夫と看護師の妻が、たまにそろった休日に、破天荒な方向に全力で遊び倒すという漫画。15年前の漫画であれば、こういう馬鹿をやる主人公は、大学生だったりフリーターだったりしたと思うのですが、ファミリー4コマ誌の読者年齢も変わったためか、既婚社会人が無茶をするようになりました。
社会人ゆえに馬鹿ができる日数も減り、ある程度は企画を立てて馬鹿をするようになっていますが、「自由と馬鹿」をテーマとしたエンターテインメントは健在で、開放感のある面白さがそこには満ちています。
「自由と馬鹿」の4コマ漫画は1970年代のいしいひさいち『バイトくん』に源流があると思うのですが、2020年代においてもその面白さは衰えず、読者を元気にしてくれます。
24時間カラオケの話が好き。
実際に行動に移せるかは別として、土日祝休みがほぼない人ならば、平日休みを全力で楽しみ尽くす堀出夫婦に共感してしまうのではないでしょうか(私はした)。そしてこんなに価値観ぴったりな夫婦って素敵だなとほっこりもしたり。20時間耐久カラオケの回(+おまけ漫画)がめちゃくちゃ好きです。

21位


夜勤専門警備員のすばると、小説家のほたるは超・夜型人間。
一緒に暮らす二人が夜明けに食べるごはんは、手軽でちょっぴり背徳感のあるメニューばかり。
仕事明け、世間の人々が仕事に向かうのを眺めながらのビールは格別!

簡単に作れる罪悪感レシピも満載。
ちょっぴり世間とズレた生活を送る二人のゆるっとライフをお楽しみあれ

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これぞ「〆切ごはん」の後継者と思ったら、一巻完結。そんなぁ……
料理まんがは強い。
誰もが幸せになる権利がある
さらりと流してるけど毎晩一緒に寝てる女子二人の話。分類としてはグルメ+社会人百合か。
個人的に大好き
素朴な家ごはんの雰囲気が良すぎて真似してご飯作りました

22位

モノローグ書店街 : 小坂俊史

こぢんまりとした古書店から24時間営業まで様々な形態の書店で、小説家志望からギャル系まで様々なスペックの書店員男女がつぶやきます。本と書店を愛するすべての人が辿り着くコミックス!著者代表作「中央モノローグ線」に連なるシリーズ第4作!

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やはりモノローグシリーズは良い。
小坂先生のモノローグシリーズ最新作は書店が舞台。
作家を目指す書店員もいれば、24時間営業の書店員、小さな本屋の書店員、自ら古本屋を開店した店主など個性的で様々な人間模様や、本屋ならではのあるあるネタなど楽しめます。
これだけ多彩で個性的な面々の日常を書ける小坂先生ならではのワールドを感じられる一冊です。
1ページが1篇の掌編小説のようで、100篇以上の物語が組みあがって作品世界が形成されます。掌編小説としての4コマ漫画は、モノローグシリーズや同人誌を通じて、作者が切り拓いてきた独自の表現であり、ここにまた代表作が誕生しました。
多彩な本屋で働く個性的な10人の書店員のそれぞれの日常が、感情が、矜持が織りなすオムニバスが、本をめぐる現在を多面的に照らします。ポップ職人、作家志望、特殊能力者がいれば、不器用な恋愛もあり。「本屋」という文化が、大きな曲がり角にあることは皆さんご存じのとおりですが、それでも書店の日々は続いていて、そこには喜びも誇りも伴っていることが改めて認識されます。本屋に行きたくなる漫画ですね。
それぞれの人物に思いを致すというフィクションのスタイルは、軽さと密度の不思議な両立につながっています。紙の本を扱うこの漫画が、電子媒体での連載だったというのは皮肉なようですが、だからこそのニュートラルさが、この単行本からは感じられます。
本屋でバイトしていたこともあるけれど、モノローグ系で一番好きかもしれない。
ゴミが宝になる瞬間、いいよね。
モノローグシリーズの最新作が令和になって読めるとは思わなかったです
今年のイチオシ。24時間営業の深夜帯、古本屋、空港内書店、雨の日だけ営業する書店などなど…様々な書店を舞台に様々な書店員さん10人の日々を描いた4コマシリーズ。それぞれのエピソードがちょっとずつ進んでいくのですが、物覚えが妙にいいさとみさんのシリーズや深夜帯に働く静佳さんシリーズ、作家志望の及川くんシリーズ、となりの花屋さんがきになるみずきさんシリーズなど好きなエピソードがいっぱいです。書店員さんなのに本を読まない琉奈ちゃんもいいキャラしてるんですよね。単発で読んでいても十分面白かったのですが、及川くんのエピソードは通して読んでいくと最後にアーッてなります。それぞれのドラマに笑ったりしんみりしたり、1冊でたくさん楽しめる満足度の高い作品でした。
「本と書店を愛するすべての人へ(帯文)」。様々な書店に勤める様々な書店員さんたちが、それぞれの日常の中で想いをつづるお話。ある書店の女性はいろんな作者のいろんな本を売ろうとポップ書きやコーナーづくりを頑張りつつも、当てが外れたり開き直ったりする様子が面白い。また作家志望の書店員さんの複雑な思いやら、花屋の隣にある本屋さんの女性と花屋さんとの関係やら、古本屋の店主のこだわりなどなど、様々な書店の人々による日々の言葉の連なりが可笑しかったりしみじみしたりと、上質に楽しませてくれる作品になっています。
モノローグシリーズ最新作。抒情性の高さはこの作品でも健在。ほぼ固定の登場キャラのエピソードが淡々と語られていきます。印象に残るキャラは作家志望の及川。ままならない自分の人生を韜晦している姿が印象に残ります。負の感情を発露していても取り込まれることはなく、かといって及川の人生を後押ししたいという気にもならない。この絶妙なバランスにより、及川というキャラが心のどこかに引っかかるのです。淡々と描かれるモノローグですが小坂俊史という漫画家の濃いエッセンスが支えている作品なのです。
4コマ王子(双子のパパでも王子は王子)のモノローグシリーズの事実上ラストシリーズ。こんな本屋なら応援したくなる…そんな群像劇です。現実の本屋はこの漫画の世知辛さのさらに上を行く世知辛さなんだろうけど、それでも本屋は街にあってほしいと思うし、今生活圏に本屋があることに感謝をしたくなるのです。
ついに出たっ!
茨城愛あふれるご当地4コマまんが!!!

都道府県魅力度下位常連、新幹線もかすめるだけ…それが茨城。
そんな県に住む東京ラブJK・多恵は茨城の人気獲得のために
都民、家族、そして親友で永遠のライバル・栃木っ子森戸の力を借りて
PR大作戦。読めば茨城の虜になるかも!?

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ご当地物の新作ですが、主人公の魅力が強くて気に入りました。魅力度ランキング最下位からの脱出を目指して奔走する主人公と、それを支える親友。茨城の魅力をたっぷりと紹介してくれる所と、ギャルなのに真面目で思いやりに溢れる主人公の描き方が秀逸だと思いました。
茨城県の優れたご当地ものであることに加え、キャラクターの造形や配置などに、真枝アキ先生の漫画家としての腕の確かさが際立つ作品です。多恵ちゃんが飛んだ龍神大吊橋からのバンジージャンプは、茨城県公式Vtuberの茨ひよりさんも飛んでおり、茨城県PRにおいては通過儀礼のようです。
今や4コマ界の一大ジャンルに上り詰めた「ご当地もの」の次のターゲットは、いばらg……もとい茨城県。メインキャラクターが東京出身のOL・鈴子から、地元出身のヤンキーJK・多恵に変わったことで、茨城県の魅力がよりダイレクトに伝わるようになったと思う
いばらぎと発音すると反発する茨城人よ。そもそも君たちの発音がいばら”ぎ”にしか聞こえないのだよ。活字だとその辺のニュアンスが伝わりにくいのが残念なところ。
作者は県南の人だけどちゃんと県北も紹介してくれてありがたい。魅力度ランキング最下位だっていいじゃない。

24位

崇めたい!護りたい!無下にされたい!?『ふたりモノローグ』『つまさきおとしと私』のツナミノユウがおくる、トライアングル百合コメディ!

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Twitterで読んでたけど途中すごい展開になって「いったい我々は何を見せられてるんだ?」と困惑させられたが無事に着地してめでたしめでたし。
個人的に「欲望に忠実な子たちの4コマが読みたいな」と思っていたところに現れたのがこの漫画。この作者ならではのダイナミックな感情と独特の台詞回しも好き。YouTubeにはアニメーションもあるのでそちらも見て欲しい作品。
ツナミノユウ先生の……学園百合!異常者!最高!
283プロダクションの日常はとってもにぎやかでかわいらしいんです!

283プロダクションのアイドルたちの日常をポップに描いて大人気の「アイドルマスター シャイニーカラーズ」web4コマが書籍になって登場!

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プロデューサーの必読4コマ漫画。ユニット内外の色んなアイドル達、そしてプロデューサーの掛け合いがすごい楽しめる。
好きな人は、画面の向こう側へいってしまった…。
冴えない会社員・世良かすみ。高校卒業と同時に別れた
元カノ・甘城ユリは今や売れっ子芸能人。
そんな孤独な世良の家に押しかけてきたのは、
ユリの妹・甘城つくし(小6)。
2人を復縁させようと奮闘するつくしだけど、
本当は世良の事を密かに想っていて…

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デビュー作である「眠り姫と起こさない王子」が長期連載の末単行本化されず、少なくない嘆きの声が挙がった渋谷一月先生の新作。ユリの夢を応援し別れた世良、世良に対する気持ちが捨てれないユリ、世良に対してほのかな想いを寄せるが、あくまで元カノの妹としてしか見てもらえないつくし「オルタナティブメランコリー」というタイトルはこの作品にマッチしており秀逸であると感じる。上下巻完結という短いながらも纏まったストーリー、渋谷一月先生の独特の世界観が感じられる作品となっている。竹書房は「眠り姫と起こさない王子」も単行本化すべきだし、渋谷一月先生の次回作を私達に読ませて欲しいものだ。
この少しもどかしい感じが凄く良い。
もっと読まれてほしい。
世良君達のすれ違う想い、そして彼らのとるリアクションにクスッと笑えました。特につくしちゃんやユリちゃんの表情や仕草は印象に残りやすく、キュンとなった部分が多めでした。画風も含め全体的に優しい雰囲気でありながら、時折インパクトのあるボケやツッコミがあるのも良かったです。
アイドルとその元彼氏、そしてアイドルの妹による三角関係があたたかさと湿度感を伴いながら描かれる作品ですが、最初はアイドルの妹側が恋愛対象としてすら思われてないところから、段々とアプローチをして距離を詰めていくところが見所です。アイドルとその元彼氏の過去話が描かれるところも伏線として重要なので要注目です。
ゆるくかわいいキャラによる、どこかほのぼのとした三角関係の漫画です。もっと続いて欲しかった!
つくしちゃんがとにかく健気でかわいい!!!

27位

不良娘・鬼塚愛羅は今日も校舎の裏で授業をサボり中。
そこにやって来たのは同じクラスの大神るう。彼女はなんと狼に姿を変えられる種族・人狼だった。

るうは狼の姿のときにジャーキーをもらったお礼を言いに来たというが…!?

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かわいい
FUZで連載中の人狼漫画
意外と真剣な百合なんです!みんな読んで!
男女問わずモテるスーパー美少女・八木坂さくらは、
誰にでも優しく思わせぶりな態度で接してしまう天然小悪魔
幼馴染の佐枝樹は小さい頃からさくらのモテ被害にあってきて、
自分だけは決してさくらの事を好きにならないと決意するのだが…⁉️

胸キュン満開のすれ違い学園ラブコメ‼︎

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最初の掲載を見て、「はぁ、この最後に逆目線で振り返るやり方は上手いな…。でもこれで続けられるのかな…」と思ってたら、そのまま連載でも続きました。面白いですよ!
両片思いすれ違いコメディ。まぁ好物です。
ラブコメって王道ですよね
あまのじゃく男子・いっくんと小悪魔系女子・さくらの両片想い。お互いのベタ惚れ・一途な本心を知らずにすれ違う二人が可笑しく、さくらの思わせぶりな仕草と豊満なボディがムッツリ男子ゴコロに刺さる。俺は好きになんて… 好きに… 好き~!

29位

魚の4コマ : ニョペ茄子

魚ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

魚と魚以外が繰り広げる4コマ漫画だよ!
グッズやLINEスタンプが話題のあの魚の4コマだよ!
魚が影分身したり、うさぎがペロペロしたり、カッパが死にたくなったり、ペンギンが空を飛んだりするよ!
ゆるふわシュールギャグ4コマ漫画だよ!
単行本でのみ読める描き下ろしが20ページあるよ!

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設定?画力?ストーリー?そんなの関係ねぇ!とにかくネタで勝負!という男気を感じる不条理系作品。

30位

あさひ大家族 (1) : ふじた渚佐

「ド直球彼氏×彼女」のふじた渚佐が贈るハイテンション・ファミリー4コマ。
作者が長年あたためてきた入魂の作品。
主人公の三女・八雲あさひを中心とした、2男4女・合計8人の大家族が織りなす、笑いと涙の本格ドラマ。
色とりどりの魅力いっぱいのキャラに、大爆笑必至!
あさひの「男前の可愛さ」にハマる読者が続出中! !

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満を持してふじた渚佐さんがファミリー4コマ作品に!以前から同人作品で発表されており、あのらいか・デイズにインスパイアされていたとのこと。個々のキャラクターが立っていて面白い。2021年ベスト1
『うちの大家族』ロスを忘れさせてくれる勢いあふれる1作。絵柄が時々ワイルドになりますがそれも味だし、4コマならではだと思います。無限に読みたい1作です。
絵柄から大家族の元気さと勢いがものすごく表現されておりとても読みやすい。ぶっ飛んだ個性豊かな家族が織りなす波乱が話を賑やかにします。「いつか漫画家になったらあさひを連載する」という子供の頃からの夢を叶えてるのもこの作者らしい情熱を感じる。

31位

ひとりみ天国 : むんこ

ひとりみの、酸いも甘いもしょっぱいも!

34才独身・フリーデザイナー、伊藤一人(いとうかずと)。
独身貴族の飾らない暮らしがここにある――。
ひとりみの良さ辛さがギュ~ッと詰まった共感度120%の日常コミック!

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目次ページマンガの単行本化という偉業に敬意を評して。なお現在自分も独り身で洗濯はコインランドリー週一回である。
まさか単行本化するとは思ってなかった。
竹書房には「むんこの漫画は骨までしゃぶれ」というドクトリンがあるのではないかと思ったまさかの単行本化。そして令和のファミリー4コマでソープランドをしっかり描くという蛮勇。これもまた花丸町サーガ。むんこ先生ならではの「低み」を味わいましょう。
自由っていいですよね。
ひとりの気楽さと寂しさに共感。

幼なじみ×巨乳×金髪ツインテ――最強であり最弱属性のヒロイン。

まけ・ヒロイン【負けヒロイン】
正ヒロインになれない不遇のヒロインのこと。
類語「当て馬」「噛ませ犬」「エロ要員」
この物語はハイスペックでいつも自信満々なくせによく可哀想な目にあう
負けヒロイン――姫ヶ崎櫻子が不憫可愛い、ラブコメ作品である

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ハイスペックなのに負けヒロイン属性な姫ヶ崎櫻子さんの物語。巨乳金髪ツインテな櫻子さんは、三森夏樹くんの幼馴染。彼のことが好きなのに、冒頭いきなりよくある“運命の出会いシーン”を別のヒロインにとられてしまう不遇さ。他にもあれこれ間が悪かったりドジったり、あまりに不憫な様子が可哀想ながらも可笑しい内容になっています。まあ、ちょっとやりすぎ感あって引く部分もありますが、もう1人のヒロイン・榊雪菜さんをはさむことでラブコメ度が高くなってゆくので、そこが楽しみ要素ですね。エロコメ感あるので苦手な人苦手かもですが、2巻では第3のヒロインも登場して今後が楽しみな作品です。
不憫が可愛い
こじらせ系サラリーマンのアキトと、対人恐怖症で版画家のハル。
男2人で平和なシェアハウス生活を過ごしていたが、
ある日アキトが上司から呼び出され、驚きの頼みごとをされる。

それは上司の娘を1週間預かること。
しかもハルと同じ対人恐怖症!?
野郎2人暮らしに女子中学生が加わって、
あっという間にドタバタの予感……?

『春と秋について』待望の続編が上下巻で同時発売!
下巻には30P超の描き下ろしを収録。

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少しずつ人は変わっていく。その変化が心地よい作品。
仕事で上京した敦子は極度の心配性。見知らぬ土地に不安を抱く彼女の心のよりどころは、推し俳優のケンさん。
ある日、ケンさんの舞台で、同じくケンさんファンの女性と意気投合。
お互いの素性をよく知らないまま友情を育む二人だったが、実はその「推し友」の正体は…?

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オタクの話は好きなので。もう少し続けて欲しかったような、でも少し物足りないくらいが丁度良いのかもしれない。
読者からすると早々にわかる関係に二人がいつ気づくかを見守る話になってて恋愛じゃないけどすれ違いモノ。

35位

ただのアイドルオタクだった心町が何故かアイドルデビューすることに!
空(アニメオタク)や柚葉(同人作家)とグループを結成したものの、全員初心者&オタク!?
更に彩姫(ゲームオタク)やなる(??オタク)もメンバーに加わり、ますます賑やかに!

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何かしらのオタクである5人がユニットを組んでアイドルとして活動していく物語です。アイドル活動とオタ活を両立して日々を楽しく生きていく彼女たちの姿にはとても元気をもらえます。キャラクター一人一人がとても可愛らしいです。
オタク活動はバラバラでも、5人それぞれアイドルグループとしての役割がしっかりしており、誰一人として欠けてはならない。それがカラフルリウムだ!!!5人それぞれの視点で成長が描かれているところが特に良い。

36位

「レーカン! 」の瀬田ヒナコが世に放つ、素直すぎる大型新入社員の奮闘記!

人材派遣会社に就職した新入社員の大越春太郎は、その生い立ちによって思った事をすべて口にしてしまう男。
愉快痛快、時にハラハラ。まわりの人間を巻き込みながら、今日も春太郎はド直線に突き進む!

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レーカン!の山田といい、この作者は「愛すべきおバカキャラ」を描くのが上手いですね。
思った事が黙れない、というトラブル要素満載のキャラが結果的に物事を解決しているのが痛快で良い。
本人は誠実そのもので何処か憎めないのもポイントが高いです。
書き下ろしの「レーカン!」とのコラボ漫画も見どころ。
「仕事上言わなくていいことをつい言ってしまう男」というキャラクターの空回り型な熱血っぽいところや、余計なことをつい言っちゃうのに憎めないあたりが、もうキャラクター造形の妙というか、もうこのキャラを造った時点で勝ちなのでは…と感じてしまいます。そして脇を固めるキャラたちもまたうまく造っているんだこれが。気になる特徴がみんなにあってそれもまた面白い。
正直すぎて口に出さずにはいられない大越春太郎が同じく新人の仲市を律子とともに業務を邁進するお仕事4コマと派遣会社という派遣する側の視点から派遣社員の悩みや不安を解決!トラブルメーカーだけど憎めない春太郎のキャラは何か勇気が湧いてきます。理由を考えるとやはり正面から向き合ってくれてくれるからでしょうね。癖があるキャラほど愛おしいのです。

37位

納期に追われるプログラマ・赤根さんと、そんな彼女に振り向いて欲しい一心で仕事を取ってくる後輩営業・山神が起こす社会派シュール4コマ!
新人女子、優しい営業女子、ニート女子などキャラも盛りだくさん!

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38位

女子にはみんなヒミツがあるの。
― 宇宙人×抜け忍×超能力者×女装男子 ―
ウソつきは“なかよし”の始まり!?
み~んな“曲者”な4人が織り成す学園コメディ。


リッカ、千代、関根、翼は、同じ女子校に通うなかよし中学2年生。でも、この4人には、それぞれ誰にも言えない秘密があって……。宇宙人×抜け忍×超能力者×女装男子!? “うっかり”で、教室が、地球が、滅びちゃう!? でも、「4人の友情は永遠だよ」な、特殊日常ほっこりコメディ♪

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それぞれ秘密を隠し持ったJK4人のドタバタスクールコメディ(死語)
各人の設定を活かし終始怒涛の如く畳みかける展開で疾駆で読み終えてしまった。
忍者と宇宙人と女装男子とエスパーが好きです(全員)
『小林さんちのメイドラゴン』第4弾スピンオフの主人公は、お宝を愛し、呪いが得意な邪竜・ファフニール!!
なぜか人間界に興味を持ち、なぜか小林さんの同僚・滝谷の家に居候することになり、なぜかゲーム三昧の日々に!?
家事をやったり留守番したりコミケに行ったり、引きこもりだって意外と忙しい…!?
ドラゴンと人、ニートと社畜、だけど男2人だから楽しいオタクLIFEの幕開けです!!

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世界平和のため戦う勇者の力になるべく、冒険者ギルドに登録した僧侶のソーニャ。
恋愛脳で妄想家な彼女は、マイペースで倹約家な勇者・ユウマに見初められ(?)旅立つことに…!
かくして二人の、夢と勇気と妄想の大冒険が始まった――!!

RPG好きなら思わずうなずく“あるある"と、ちょっとエッチなお色気シーン満載の、ドッキドキ冒険譚☆

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RPGパロな作品は昨今溢れていますが、本作は作者がゲームアンソロ好きを明言してるだけあり、RPGあるあるを上手くマンガに落とし込んでいると思います。
ちょっとえっちな展開ありの勇僧物語。作者さんが某国民的JRPG好きなのであるあるシーンがにやりとします。もちろん物語自体も楽しくて好きですね。
ちょいエロ路線良い

41位

ピノキオも孫悟空も武田信玄も!ねこさえいればみーんな幸せ!

もしも、ねこがあの物語に登場したら…?

むかしむかしあるところに嘘つくと鼻が長くなる男の子、最強の戦国武将、天竺を目指す一行などなど、誰もが知っている物語の人たちがあちこちにいました。
実はみんな、ねこが大好きだったのです…!

素敵な童話たちにかわいらしさ、ふてぶてしさ、愛くるしさすべてを兼ね備えたねこが加わることで物語は新たな展開に!?
とってもゆるくてやっぱりゆるい。童話×ねこの癒やし系ねこまんが。

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42位

群馬犬! (1) : 安西理晃

もし、犬(動物)たちにも県民性があったら…!?!?
群馬犬(雑種、タヌキに似ている、ちょっと気が強い、♀)を中心に、埼玉犬(コーギー、コッペパンに似ている、♂)、茨城犬(柴犬、ちょっとヤンキー気質、♂)、東京兎(ウサギ、クールでちょっと上から目線、♀)、千葉犬(バーニーズ・マウンテン、マイペースで女の子好き、♂)といった、個性豊かな犬(とウサギ)たちと、その飼い主たちが繰り広げる、笑えて時にちょっと泣ける、新しい県民性マンガ!

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犬が好き!
埼玉県民なので良くわかる

43位

みこへんげっ! : まえ葉

悩める人々の心に巣食う「悪鬼」がはびこる世界。
神の使い・スズラに偶然にも目をつけられたえりかは、「まじない神子」となって「悪鬼」から人々を救うことに!?

食いしん坊でマイペースなサポート役・スズラ、えりかを一途に慕う天然系クラスメイト・蝶とともに、過去に飛ぶ力で人々の人生を書き変えていく…。変身の合言葉は「みこへんげ」!

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まんがタイムきららにおけるヒロイズムを洗練させていった最前線には記憶を巡る変身巫女という作品があった。作品主題として直球に「悩める者の救済」が据えられており日曜日の朝の変身ヒーロー番組だったとしても全く相違の無いクオリティだったと思う。惜しくは作者事情で1巻完結になってしまった点であるが、是非作者にはまたまんがタイムきららで作品を描いて欲しいと個人的には思う。
かわいい

44位

女王様の卵 : 後藤羽矢子

男性との交際経験がない女子大生の犬飼美有は、SMの女王様をしている姉・真麻から、Mの性癖をもつイケメン男性・諸戸怜司を紹介されます。
彼にひと目惚れしてしまった美有は、怜司と関わりたいという思いから、女王様になることを決意! はじめは未経験のプレイに失敗を重ねる美有でしたが、努力を重ね、女王様として成長していきます。

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45位

◯◯なメイドさん (1) : 鮭乃らるかん

この主従関係が……尊い!

三葛くんの家で働くメイド、月居さん。メイドさんには◯◯な一面があったり、◯◯だったり。……◯◯ってなんだ仕事とプライベートのギャップが激しい彼女と、ご主人さまがひとつ屋根の下生活。絶妙な距離感と空気感をお楽しみください!

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(たぶん)業界初!ハードウェアスタートアップ企業の職場あるある漫画。

Q.スタートアップ企業って?
A.新しい価値のモノやサービスを作り、世の中を変える会社のこと。

ハードウェアスタートアップ企業、カデーニャカンパニー。
広報の新人・原わかばには奇妙に見えることも
エンジニア達にはいつものこと。
個性的な面々の日常を描く (たぶん)業界初!ハードウェアスタートアップあるある4コマ漫画。

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スタートアップ企業について、楽しく知ることができました。

47位

職場の猫 : たきりょうこ

猫とのつきあいに言葉はいらない

白くてまるい猫・はる
黒くて隠れがちな猫・しじみ。

マンガ家さんの仕事場にいる二匹の猫は
なでてもらいたくて甘えたり
ひざの上で昼寝をしたがったり
仕事中の人を邪魔するのがとっても得意(?)。

Twitterで話題のセリフ無し猫マンガ、待望の書籍化!

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そうかこれも4コマ作品か、と選んでる最中に気づいて急遽5冊のうちの1冊に。ツイッター経由でいつも楽しませて頂いていた家族と家猫の日常。単行本では1ページに2コマずつとなかなか贅沢な使い方ですが、1コマ1コマがポストカードみたいにかわいい画風なので物足りなさみたいなものはないです。台詞のないサイレントマンガですがそれでもちゃんと伝わる面白さ。単行本では枠外にちょっとコメントが入ったりもしています。楽しくてやさしい空気が流れている心地よい作品です。

48位

かのんとぱぱ (1) : おーはしるい

ふたり家族歴8年。中学生になった一人娘・歌音は、マジメで芯の強い頼もしい少女に成長。
娘とは正反対で、ダメ成分多め、うっかりが過ぎる父は、娘の成長が嬉しい反面寂しくもあり…。
二人三脚、歩幅を揃えて、自分たちのスピードで歩んでいく、父娘のなんでもない大事な毎日を、子育てあるある満載でじんわりホットにお届けします。

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おーはしるいさんのお得意シチュエーションがてんこ盛り入っている作品ですね、女性キャラも男性キャラも。現在絶賛連載中ですが、もうたまらん展開が続いています。

49位

「男前なお嬢様」×「限界オタクな執事」の
両想いなのにもどかしい尊すぎるラブコメディ
大財閥の執事として働く高橋は、清楚でありながら男前なお嬢様にメロメロ。
執事としての立場から想いを封印するもまさかの逆アプローチにますますこじらせ、
お嬢様オタクと化していくのであった…。

「オタクは推しに手を出してはいけない」精神で、
お嬢様からの求婚にNo! を突き付ける執事と男前な性格のお嬢様が織りなすラブコメディ! !

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人間、誰しも「穴」がある──。
ふーちゃんには「穴」がある。ときに大きく、ときに小さく。ふーちゃんには「穴」がある。ドキドキワクワクするような。家の中でも、家の外でも、なんとかやっていけてます。タイトロープな日常だけど、“死な安”精神で生きてます。

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人生にはいろんな穴がある。ハマりこむといろいろ大変なことになる穴がそこかしこに。そんな心理的なあれこれがフルカラーの圧倒的画力で迫ってくるのでそれが魅力的というか。口当たりはいいんだけどもそれでいていろんな味が口の中で衝突しまくってどういう味になるのか予測不可能って感じがします。
いろいろと緩い女子の日常。
ラブコメでニヤニヤしたり、下ネタでゲラゲラ言ったり笑いのたえない作品です。
配管事情や軍事用語に詳しくなるのは何故なんだ。

51位

バイトのネズミダくん : キューライス

サメの歯磨き、ゾウの背中洗い、猫カフェ勤務にハリネズミの代役――⁉ 小さながんばり屋さんの、ほっこりバイトライフ♪ すべての働き者に捧ぐ、どうぶつ×お仕事コメディ!

「ネコノヒ―」「レジネコ」「スキネズミ」で愛される、キューライス最新作がついに刊行!! けなげなネズミダくんに元気をもらえる、オールカラー4コマを200本以上収録♪

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52位

ド田舎の村に、かっこよ(わ)い駐在さんが赴任してきました!?

駐在警察官・黒影夜子は、力がない、体力もない、食も細い。そして、太陽に弱い……。
向かいの家に住む女子高生・忍田千鶴はそんな彼女を放っておけなく…?

駐在さんが田舎暮らしになじみつつ村の平和と安心を守る、弱々系お巡りさん奮闘記!!!!!

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昼は虚弱、夜はハッスル。まるで吸血鬼のような体質の警察官・黒影夜子と村の人々との交流をコメディタッチで描いた作品です。夜子以外にもくノ一女子高生や目立ちたがりの村長などの突拍子もないキャラが出てきますが、不思議と作品内では地に足がついた存在になっています。これがあるのでコメディと人情話を両立できた作品になっているのです
【らいか・デイズ】の作者が描く新たな傑作!

引退したい理容店店主・ビーさんと、店を継ぎたい少女・薫のお話。
そこへ、ビーさんを好きな電器店の娘・芽衣子がやってきて…!?

枯れオジのビーさんと、少し変わった薫ちゃんのやり取りが微笑ましい…
切なくも笑える感動4コマ! !

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ファミリーレストラン・オンタリオは、かわいい(本物の)魔法使いたちがお客様を笑顔と真心でお出迎えする不思議ですてきなお店です! アイセル・エル・ノール&竜のミューの3人+一匹は異世界から来て間もないため不慣れなところも多いですが、誠心誠意を込めて(魔法で)サービスさせていただきます! 初めての方も、ごひいきの方も気兼ねなくご来店ください(^▽^)/

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とぼけたノリの、オフビートなコメディ。これこれ、こういう4コマが読みたかったんだよ。何も考えず笑って心があったかくなって、それだけでもう十分なんだよな。絵もすごくかわいいし。あと個人的にはぱれっとのイズムが感じられて、そこも嬉しかった。
ファミリーレストランに魔法が使える娘が働きに来ちゃったお話。フロアーマネージャーの御池さん以外、店長まで女性でハーレム状態だけど、いかにもな展開はあんまり無いし、魔法も凄いのが使えるみたいだけど、普段は「これ、手品です」でごまかせちゃうレベルのものがほとんど。ド派手なことろないけど、面白いよ〜。
幼くなった妻が子作りを迫ってくる!?

「子供は作れますか?」

健全なお付き合いを経て結婚し、ついに迎えた結婚初夜。
いよいよ夫婦のいとなみを……と思っていたのに、
なぜか妻が小学生の姿に!?

これはこれでかわいいけれど!
かわいすぎるけれど!!

カタブツ教師でマジメ(じつは妻大好き)な夫と
夫大好きでいとなみたい(でも見た目は小学生)妻の
夫婦愛が試されるほっこり悶々コメディー!

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一般向け4コマの限界に挑むLO戦士
擬人化県民性マンガ、旅エッセイなどで人気の漫画家・もぐら。
自身が運営する人気サイト「御かぞくさま御いっこう」で連載されていた家族を戯獣化し描いた同名タイトルの4コマエッセイ第5弾。父、母、兄、弟×2、猫1匹ともぐらの騒がしくも楽しい暮らしを描きます。
ほのぼのしたちょっと笑えるエピソードから、親知らず抜歯事件や飼い猫の手術など、ちょっと緊張感のある、それでも可笑しいエピソードまで満載です。
単行本特別描き下ろしも収録。

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57位

まれなひと : 白湯白かばん

知らなかった…こんな世界があるなんて…。(注:ありません)

「隠しブロックがある海」?
「停電するとチャンスだと思って踊りだす人」??
「伝説の樹の下で告白する男とその樹にブラを干してたおばさん」???
独特なキャラクター&ワールドがツィッターで話題の漫画家“白湯白かばん”初の作品集!
アナタの近くにも『まれなひと』は居ますか?きっと居るはずです。

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58位

醍鹿館のシェアメイト(1) : おーはしるい

就職のため上京してきた神山美琴が今日から住むのは、格安の怪しい物件「醍鹿館」!!
部屋に入るとそこには冴えない男がいて、追い出そうにも触れることが出来ない…!?
変わった住人が住まう醍鹿館で、冴えないおっさん幽霊との同居生活が始まるーー。

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ストーリーが始まった頃は、少し弱いと思っていました。幽霊との同居物はありふれた題材ですので、どのように描いてくれるかを楽しみにしていました。回が進むにつれて、さすがにおーはしるい先生だと思うようになり、やっぱり人間模様こそ先生の真骨頂だと、一人で納得しています。主人公の実家の職業は今だに秘密らしいですが、陰陽師っぽいですね。
「アタシたち、運命共同体なんです」
「その言い方ヤメロ!!」

ひとつの店舗をシェアしなければ、絶対出会わなかった真逆の二人。
デカ盛り定食ラブ!明るく大雑把な昼店主・キトちゃんと、映え系カクテル&スウィーツ命!繊細で気にしぃ夜店主・ラクさん。

家賃折半で強制的に結ばれた凹凸店主コンビが、得意分野で支え合う一蓮托生店舗コメディ!!

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不思議SF×萌え4コマ!
地球の調査にやってきた宇宙人ちゃん。
恋する女子高生の桜井さんとも仲良くなって
異星での学園生活はとても楽しいらしい★

桜井十花
宇宙人ちゃんに勝手に
地球人代表として選ばれてしまった。
成績はあまりよくない。
油断するとすぐ太る。
天文部の先輩が好き。

宇宙人ちゃん
地球の調査にやってきた宇宙人。
地球人の生態を調べるために
桜井十花の姿をスキャンして
コピーして使っている。
地球での暮らしはとても楽しいらしい。

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宇宙人とのファーストコンタクトもの、好き。
マンガはどうしても型にはまりがち。「宇宙人が転校してきた」と始まったら、その宇宙人がなんだかんだと情にほだされ、友情を紡いじゃうのが定番でしょう。ところがこの作品そこらへん結構ドライで、宇宙人はあくまでも「異物」のまま無理矢理クラスに溶け込み、主人公を振り回す日々を過ごす、という。それでいてブラックな…不道徳なテイストではなく、あくまでものほほんと平和。SF的な設定もあれこれ盛り込まれ、藤子・F・不二雄作品(『モジャ公』あたり)に近いテイストです。

61位

スキネズミ(1) : キューライス

SNSで大人気!「スキウサギ」「ネコノヒー」のキューライスが贈る、おバカかわいいネズミさんがついに単行本化!!どんな時でもチーズに一途! 愛すべきネズミさん4コマ♪何度罠に引っかかろうとも…めげずにチーズへまっしぐら♪今日も明日もスキネズミはおバカで元気なのです♪

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62位

レジネコ : キューライス

コンビニ店員は、モフモフな猫。「ネコノヒー」「スキウサギ」「悲熊」ほか、たくさんの動物マンガで愛されるキューライスの、最新ネコ漫画がついに刊行♪

お客さんにスリスリ、肉まんケースの上で寝る、お土産にカリカリをくれる……。疲れた心をあたためる、猫×お仕事コメディー! コンビニで働くレジネコだけでなく、妖怪・猫又やピューマ、レンタルビデオ屋「ツタニャ」の看板猫、はてはロボットネコまで⁉ 気ままにはたらく猫たちに和んで癒される4コマ漫画を、オールカラー&200本以上収録!!

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ネコとネコを愛する人々、そこに時々入るクールな目線が好きです。又次郎さん推しです。

63位

ねこのぶーちゃん : 高橋きの

ニャー(本が出るよ)

イラストレーター高橋きのが描く「ねこのぶーちゃん」。
人気のTwitter連載が待望の書籍化!

ゆるくてかわいいぶーちゃんと仲間たちの毎日をフルカラーでお楽しみください!

描き下ろしやおまけもたっぷり!

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灰色のもじゃもじゃな猫キャラ・ぶーちゃんのゆるい日常を描いたギャグ4コマ。思い通りにいかない日々の理想と現実のギャップが笑いを誘うとともに、それでも他者への優しさを忘れないぶーちゃんが胸に迫る。いつの時代にも変わらない普遍的な人間性がここにある。

64位

ギャルとクトゥルフ(1) : ぽんとごたんだ

邪神(じゃしん)と一緒に目指せ、トップアイドルーー☆

超ポジティブな新人アイドルギャルJKが飼い始めたペットは、クトゥルフだった!

ギャルとクトゥルフのハートフルクレイジーコメディ、開幕!!

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65位

高校2年生のゆづきは、お隣に引っ越してきた塾講師のコタロに恋心を募らせる毎日。
コタロにどうやってアプローチすればいいか悶々とするゆづきだが、妹のユイちゃんも、そんなお姉ちゃんの恋にピーンと気づいたようで…?
「ユイにまかせてよ! 」 恋のキューピッドは、5歳の妹!? ほっこりドキキュンの姉妹ラブコメ開幕!

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彼氏が好きすぎてついつい暴走!? WEBで人気のラブラブ新婚コメディ!

シリーズ累計【2億】PV突破!

性欲彼女ちゃんと淡白彼氏くん。
ふたりはついに結婚しました!

結婚して落ち着くかと思いきや
彼女ちゃんのあふれる愛情は
ますますエスカレート!?

単行本描きおろし
エピソード2編を収録した
ほのぼの新婚さんコメディ!

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あざといシマエナガちゃんとクールなカラスさん。ふたりは今日も仲良し。

ツイッターで配信された、あざとかわいいシマエナガとクールなカラスさんのふふふと笑えて時にブラックな4コマコメディ総編集!永久機関の本当の意味は…?真の友情を描く、被食者と捕食者の友情コメディ!

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68位

ハイパー片思い : 樫村ケイ

佐渡くんの肝臓になりたい──。やべーふたりの全力ラブコメディ4コマ集!

キミのうわばき
なめまわして
ビチャビチャにしたい。。。
あとお尻さわりたいね。。。
(Song by 森本ひより)

クラスメートの佐渡くんのことが好きで好きで好きで好きでたまらない女の子、森本ひより。
そんな彼女のラブコールに強烈無慈悲なカウンターで応える佐渡篤典。
片思いする女と片思いされる男。音速で空回りする恋の行方は…?

全編改稿&単行本オリジナル新作30本超!
やべーふたりの全力ラブコメディ4コマ集!!

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ヤバいほどの想いをぶつけてくる女の子VS容赦無しにその想いを突っぱねる男の子のラブコメ(?)作品。
不条理ギャグ漫画の中でもトップクラスにエッジの効いた作品で、2人とも当たり前のように人間の枠を超えた行動をしてるのが面白い。

69位

貴重な棒を持つネコ : 室木おすし

自分を信じて貫く、貴重な棒を持つネコ。“ボーっ”と生きてます

コロナ禍の2020年9月7日、Twitterに突如出現した「貴重な棒を持つネコ」アカウント。投稿される4コマを心待ちにするフォロワーとその周辺で大人気となり、
今回満を持して、「貴重な棒を持つネコ」が書籍化!
せつなくてシュール、なのに笑えるストーリー、未発表作の4コマ、また「本当にその棒、貴重なんだろうか・・・」と思わずにはいられない、猫のフーちゃんが持っているあの棒の秘密、はたまたマンガに登場する、人間くさいけど破天荒なキャラクターたちのスピンオフマンガと、棒ネコファンならずとも読んだ後に語らいたくなる充実した内容です。
飼い主を探し続けるフーちゃんが今後どうなっていくのか、ヒントになるかもしれない「これまでのストーリーのまとめ」も必見!

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台所のスポンジをくわえてきたり、 耳かきのホワホワを狙ったり、 旦那さんにだけ甘えたり…。 自己主張が強くて気分屋さんのキジ猫兄弟。 ジッとみつめられるとズキューンってなっちゃう。 猫の体温を感じると魂的ななにかが抜けちゃうぅ。 にゃんコに好かれる方法を模索する飼い主に、 報われる日は来るのか!?

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71位

僕のお父さん : 矢部太郎

2年ぶりの新刊!
『大家さんと僕』の著者が実の父を描く、ほのぼの感動の家族漫画。
なつかしい「あの頃」を思い出す、全編オールカラーの最新作!

子供の頃、いつも一緒に遊び、絵を描いていた父が「みんなのお父さんとは違うなあ」とふしぎで、
はずかしいこと、わからないことがたくさんありました。
漫画に描くうちに……余計にわからなくなりました(笑)。
父に読んでもらったら、「こんな理想の父親みたいに描かないでよ~」と言われて、
どこをどう読むとそうなるのか、やっぱりわかりません(笑)。
そんな『ぼくのお父さん』、みなさんも何か忘れていたことを思い出してもらえたりしたら嬉しいです。
あと、ちょっと笑ってもらえたらさらに嬉しいです。
――――――――—―矢部太郎

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矢部太郎幼少期の父親との出来事を綴る。
めちゃくちゃ感動ヤベ~!!!というわけではなく(矢部なだけにな ただ終盤はちょっとウルっときました)、
ゆるやかな時の流れとちょっと独特なお父さんとのやりとりが染みます。遥かなるノスタルジーっちゅう奴や……
クレイジーアニマルたちが昔話をRevolution☆
腐った昔話に革命の狼煙を上げろ!!

「正気か!?」商業連載の限界にあべまんが挑戦する!

現代のぬるい昔話をぶっ壊し、革命を起こせ☆
昔話研究会に所属する宇佐留ちゃんは誰よりも研究熱心。田貫・木津根・熊田…みんなで革命を起こすべく、大奮闘!
誰もがふれる昔話をとおして、過剰な善で包まれるこの時代の問題に切り込む!いまここに集え!昔話革命団ーー!!
新解釈・昔話ギャグマンガ!!

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73位

紙一重りんちゃん(1) : 長崎ライチ

すこし天才、だいたいお馬鹿。紙一重な小学生・りんちゃんの毎日

“「自分」って何? 細胞が入れ替わっても「自分」だよね”

“今度は鬼ごっこじゃなくて、鬼畜ごっこをしようよう~”

全国模試第一位の天才児、だけど普段はだいたいお馬鹿。
紙一重な小学生・りんちゃんのゆかいな毎日。

りんちゃんの暴走を受け止めてくれる親友・鳳こだまちゃん、
やさしくて美人なママ、お馬鹿遺伝子の持ち主のパパ。
時に突っ込み、時にスルーしてくれる周囲の人たちとの
やり取りを4コマで描きます。

『ふうらい姉妹』の長崎ライチ、4年振りの最新作!

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インスタで話題!繊細妻とおおらかフランス人夫の国際結婚コミックエッセイ

“気にしぃ”なHSP気質のカーリーさんと、何事もストレートに表現するポジティブなフランス紳士のジャンさん。
真逆の二人が織りなす、ゆるくも楽しい国際結婚あるあるを描くコミックエッセイです。

・婚約するやいなや離婚後どうするかを話し合う!?
・予報で傘を持参する私と小雨でも傘をささないジャンさん
・実は重みある言葉の「ジュテーム」
・事実婚を認める制度「パックス」
・なぜ日本はあらゆるものに「さん」をつける?etc.

考え方も文化も対照的なことが多い日本とフランス。
互いを補い合い楽しく暮らす二人の姿から、
日本やフランスの文化のすばらしさに改めて気付かされます。

新作はもちろん、インスタやブログで人気の高い作品も含めて、
オール描きおろしで収録!

「HSP気質の人はちょっぴり心が軽くなれる」
「国際結婚のリアルな実情がわかる」
「日本とフランスの文化を知ることができる」

そんなコミックエッセイです。

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75位

パグ嫁と姑 : よしこ

ぱぐ沢家の姑は、超強面の“P"BI捜査官。
こわ~い顔をしているが、実は…息子の嫁が大大犬好き!
嫁と孫にツンデレしながら、街の平和を守っている。
自己肯定感全開で天然な息子と、しっかり者でかわいい嫁。
姑そっくりでチャーミングな孫娘。
ぱぐ沢家のイヌイヌの悲喜こもごもを、どうぞお楽しみください。

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一方通行の思いよ届け!ネズミと猫の十二支ラブコメディ!

十二支にはいれなかった猫はネズミを恨み、ネズミは恋をする。

福寿荘に住む干支たちは今日も大賑わい!

空回りネズミの恋の行方はどこへやら?

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論破王、家では宇宙人!? 掲示板管理人・ひろゆきの日常を妻が赤裸々に描く脱力系4コマ。
「ギャップありすぎ」とツイッターで話題沸騰のウェブ漫画が待望の書籍化。

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たくさんの投票

ありがとうございました!!!