sale_oweさんの選んだ新刊部門4コマオブザイヤー2021!

ぬるめた (1)
こかむも
芳文社
2021-01-27
学校でワチャワチャしている4人組、といえば萌え4コマではよくある光景に見えるけど実はその中の一人はアンドロイドだったのです……あれ?特に珍しい話でもないぞ?無意味な改造、飛び交うスピーディーな会話も魅力的だし、行動がいちいちかわいいくるみちゃんも時々大きなツッコミを入れたくなるしゆきも良いのだがやはりサツバツとしたじゃれ合いをするちあきとさきなに激萌えなのである。
ホレンテ島の魔法使い (1)
谷津
芳文社
2021-02-25
魔法を観光資源とするホレンテ島、主人公は島に魅せられて移住してきたが ……。魔法をベースとしたゆるふわコメディかと思いきや「実在」する魔法を探求する話である。これが意外にガチ。設定が結構しっかりしていて謎が解かれていく過程が納得いくと同時にスリリング。主要キャラが徐々に友情を深めていく過程も良い。話の端々に作者の誠実さが窺える。
のむラリアット! (1)
こんぱる&ふじしまペポ
芳文社
2021-03-26
高校に入学した双子の主人公が部活を探してる中で出会った子に誘われて女子プロレスの世界に。女子プロレスを部活にして学校同士で対戦するというアイディアが良い。練習や試合の流れなどアクションの描き方も素人目にはなるほどという感じで面白い。初心者が実践を積み重ねることで力をつけていったり、挫折もありながら再起につなげていく描写は部活ものとしても王道。
またぞろ。 (1)
幌田
芳文社
2021-04-27
不登校のため留年してしまった主人公。2度目の1年生として登校したら他にも留年生が2人いて……。一見ゆるくて仲良しなグループの学生生活、なのだが描写が妙に乾いていたり、読者のメンタルを削りそうな「穴」が不用意に空いていたりで一気に話が暗転しそうな不安定さがキモなのかのしれない。その意味でも目が離せない作品である。
しあわせ鳥見んぐ (1)
わらびもちきなこ
芳文社
2021-10-27
絵画制作に行き詰っていた主人公はバードウォッチングをしていた女の子と出会い「鳥見」の世界に魅入られていく。バードウォッチングを通じて鳥の生態や環境、人との共生も描かれている。その中で主人公が経験を積んだり気づいたり迷ったりしながら「鳥見」の世界にはまっていくのだが、その過程と主人公の創作での悩みがシンクロしているところは話として良く出来ている。ただしギャグは相変わらず滑っている。

sale_oweさんの既刊部門4コマオブザイヤー2021!!

まちカドまぞく (6)
伊藤いづも
芳文社
2021-02-25
エンとゆかり (2)
しろううらやま
芳文社
2021-08-26
エンとゆかりと友人たちは冒険者を目指して修行を始めるが、鍵の魔物の鍵をめぐって強大な敵がエンに迫る……。とはいえ話はポジティブで主人公たちの行動もその他のキャラも自分のなすべきことをする「やさしいせかい」であり、 人生に疲れてるおっさんにはこういうのがいい……。そして絵の滑らかさもポイント。日常パートでの細かな動きも良いが、特筆すべきはバトルパートでの絵。跳躍とかぶつかり合いでの動きとか本当に「絵が動いている」感がある。数コマの流れの中での構図も見やすくなっているところも良い。また単行本読みしてわかったのだが、この作品は話の構成がきちんとできている。1巻分で導入、展開の各エピソード、クライマックスバトル、その後の余韻ときれいに構成されており、決着部分までしっかり語られている。話としてはまだまだ続きそうではあるのだけれど、俯瞰してみると語るべきところは尻尾まで語りきっている。これには非常に感心をした。というわけで今年のイチ押しと言ってもいいのだが連載中に良さを見出せなかったのを悔やむレベル。読んで。
よんこますたぁらいと (3)
巻々廻
ブシロードメディア
2021-05-08
劇場版から入った人間としては資料系書籍がない中でキャラの把握に大いに役立ってくれました。
鬼桐さんの洗濯 (4)
ふかさくえみ
竹書房
2021-08-17
茶子の卒業、鬼桐さんの秘密が明かされるなど新展開ありつつも基本的には通常進行。今巻もいろいろな妖怪が洗濯の悩みを抱えてご来店。しかし各話のまとめ方は相変わらず上手かつ安定感がある。その中にしれっとエクストリームアイロニングをネタとして入れてくるのは面白いセンスだと思う。
若旦那はザンネン。(3)
小池定路
竹書房
2021-07-27

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