tanakaminorufkさんの選んだ新刊部門4コマオブザイヤー2021!

ホレンテ島の魔法使い (1)
谷津
芳文社
2021-02-25
作中劇の歌や音楽、演出等がとてもすごくて、何度も読み返してしまう。最近主流の「歌詞も擬音も描かない」手法とは真逆だけど、表現に懸ける作者の意志が、この作品に生命力を与えてているんだと思う。 アニメ化してほしい気持ちもあるけど、紙に描かれているものを自由に感じ解釈できるままであってほしい気もする。とまれ秀作。
またぞろ。 (1)
幌田
芳文社
2021-04-27
留年3人組それぞれに共感できるところと理解に苦しむところがあるのが面白いところ。 個人的にはコミュ障な殊に共感することが多い。世界は留年生にもっと優しくあるべきだ。そう思う。
ヲトメは義母に恋してる (1)
桐原小鳥
芳文社
2021-05-07
愛があれば家族はつくりあげられる。ポジティブにそう信じたくなる作品。外見が子供っぽくてもやっぱり大人はオトナだし、反対に大人っぽくても子供はやっぱりコドモなんだということ。
ぎんしお少々 (1)
若鶏にこみ
芳文社
2021-07-27
スマホでも十分以上にハイクオリティな画像は得られる。でもあえて不便が多い銀塩写真に何かを求める。それがこの作品のテーマかもしれない(違うかもしれない)。
妖こそ怪異戸籍課へ (1)
柴朗
芳文社
2021-11-26
キャラの表情がダイナミックに動く感じが好き。昔のディズニー映画を思い出す。妖怪を描きながら「コミュニケーションから生まれる世界の進歩と調和」を希求する社会派作品…のような気がする。

tanakaminorufkさんの既刊部門4コマオブザイヤー2021!!

まちカドまぞく (6)
伊藤いづも
芳文社
2021-02-25
誰何がコワイ。ジワジワとコワイ。時が過ぎれば少女が大人になるように、この作品自体も読者を大人にしていくのかもしれない。
部長と2LDK (2)
おりはらさちこ
双葉社
2021-07-12
OL同居モノは名作が多い気がする。部長の多少ズレた真面目さが妙に共感を呼び起こす。もうちょっと続いてほしかった。
初恋*れ~るとりっぷ (3)
永山ゆうのん
芳文社
2021-11-26
鉄ヲタを主題に据えているようでいて、あらゆる「趣味≒楽しみ」との付き合い方を指南してくれるハウツー本的側面もある気がする。
ぼっち・ざ・ろっく! (3)
はまじあき
芳文社
2021-02-25
バンドって「優劣を数字で表せない」から楽しいんだと思う。そういう当たり前のことを描いている作品。でもだからこそ他に類を見ない音楽マンガになっているんだと思う。ただのぼっちじゃなくなってきているのが好き。
NEW GAME! (13)
得能正太郎
芳文社
2021-09-27
社会人とは何なんだろう。そんなことを何度も考えさせられた、個人的に別格の名作。学生のような甘えは許されないからこそ、乗り越えて得たものは一層輝くのだろう。

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