Bon_voyageさんの選んだ新刊部門4コマオブザイヤー2021!

ヲトメは義母に恋してる (1)
桐原小鳥
芳文社
2021-05-07
義理の親娘になったふたりの関係性を描くその先の親娘百合作品になるのかこれは。 キャラクターに温かみを感じる作風に、題材的には湿った方向に傾きかねないところに爽快さを持たせるバランス感覚によって、毎回良い読後感があります。
平日休みの堀出さん
小坂俊史
双葉社
2021-02-12
平日休みをどう過すか、なんて題材で一作作ってしまうのは小坂俊史先生ぐらいのものだ。 過ごし方のセンスといい、上手くいったりいかなかったりの経過描写といい、このへんはもう小坂俊史先生の本領発揮です。
大越春太郎は黙れない! (1)
瀬田ヒナコ
双葉社
2021-08-11
「仕事上言わなくていいことをつい言ってしまう男」というキャラクターの空回り型な熱血っぽいところや、余計なことをつい言っちゃうのに憎めないあたりが、もうキャラクター造形の妙というか、もうこのキャラを造った時点で勝ちなのでは…と感じてしまいます。そして脇を固めるキャラたちもまたうまく造っているんだこれが。気になる特徴がみんなにあってそれもまた面白い。
未選択
未選択

Bon_voyageさんの既刊部門4コマオブザイヤー2021!!

奥さまはアイドル (12)
師走冬子
竹書房
2021-10-27
今回って、「奥さまはアイドル」という原点回帰的な話作りが見えることもあれば、まゆりちゃん達のフリートークで一話描いてみせる実験的な話作りをしたりとか、ここに来てなにかを変えていく探求心的なものがあるのがすごいなと。
となりのフィギュア原型師 (2)
丸井まお
芳文社
2021-01-07
これはオタク版ワンダフル・ガイズだなあ(実際はメインキャラが男二人女二人だけど)。 濃いというか印象が強いキャラで溢れかえっているのに、頭の中で人物たちの交通整理をする必要もなくすんなりと読めて、笑いが止まらなくなるのはすごいですよ。手練の技です。
大奥より愛をこめて (3)
松阪
芳文社
2021-03-05
今回はちょうどよい分量で終わったのかなぁという感じ。 時代ものだけど、オチなどに現代の事象を持ってくるときのセンスの良さは変わらず、今回は終盤にロマンスとサスペンスチックな展開まで盛り込んできて、ほんと絶妙な具合にお腹いっぱいになる終わり方でした。 出版社を問わず今後の作品にも期待。
のみじょし (9)
迂闊
竹書房
2021-10-27
飛び道具の井田先輩がヤバ過ぎるでしょ。彼女が出てくると間違いなく面白い。そしてじんわりとキャラが濃い。 そして、吉田くんの姉妹といい、この作品は脇役キャラに面白い意味で剣呑な人が多いですな。
鬼桐さんの洗濯 (4)
ふかさくえみ
竹書房
2021-08-17
4巻と、長く描かれる作品になってきたなという安定感もあり、作品内の環境が少しずつ動いてきてもいるんだなという茶子さんにまつわる出来事もあり、この作品から目が離せません。

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