視覚障害を持つヒロインと、彼女に一目ぼれしたヤンキー少年のラブコメ。「視覚障害者」や「不良」という属性やレッテルで判断されてしまいがちな両者だからこそ、その奥にある互いの個性や特性を掴もうとする姿勢が優しくて良い。
最終話「ふたりの絆と再会」が素晴らしったです.ちょっとシリアスな雰囲気にドキドキして,ほっと安心して,最後はもう,もう... 『よかった』しか言えないじゃないですかー!
うおー、読むたびに胸がキュンキュンする!!基本はパッとしない生物教師ほむら先生と、彼が好きな女子高生蓮見さんのゆるいお話です。でも、普段はグダグダなほむら先生ですが、いざというときにはきちんと彼女の心配をし、人生の先輩として真剣にアドバイスをするなど、いつもと違う先生の一面を知ってしまったらそりゃ好きにならずにいられないよな〜と思う次第であります。さぁ!みんなで読んでキュンキュンしよう!
ギリギリを攻めたエロネタ、イラストが印象に残りましたが、それだけでなく、しずくちゃんのエロ漫画家としての成長、心境変化についてもしっかり描かれていたのが良かったです。
吸血鬼になることを夢見る焔の登場で、ソフィーをめぐる三角関係勃発!?……ということにはならないのがこの作品ぽい。 作者が別雑誌でゲスト掲載していた「ふわふわパティスリー」が収録されているのも特別感があって良いですね。「ふわふわ~」は作者自身によってまとめ本も出されているのでそちらもおススメです。
マンガBOXで「蛙のおっさん」読んでたときは女性だとすら思わなかったし、こんな境遇とも思ってなかった。そしてニコニコ静画でこの作品を知って、毎回の更新を楽しみにしている。普通に辛い人生のはずなのに、そのすべてを笑いにして伝える姿勢は好きです。高野秀行がかつて提唱していたエンタメノンフィクションとも言えると思います。
「王道RPG」を自称するわりにカオスな内容の多いグランブルーファンタジー。その大きな原因がこの公式4コマです(今年は3冊も出たのね)。ゲーム内アイドルグループのキャラソンの特典がなぜかヤンバルクイナになったのも、「パイポジ」なる単語がツイッターのトレンドに入ってしまったのも、すべて『ぐらぶるっ』のせいです。これからもついてくよ菊センセー!
情報系同人誌が商業化。箱を開けたらまさかの4コママンガメインとなっておりました。今はもう消え去ったソ連・東欧の社会主義国家に存在した料理をマンガで紹介するといった内容ですが、料理で社会主義を復活させようと奮闘し失敗するトロイカがかわいい……、え?かわいい?かわいいのか?
童顔で弱気な押谷先生が生徒に励まされてクラスの「アイドル」に!? 教壇はステージ、授業はライブ、生徒はマネージャーや衣装制作係。まわりが押谷先生そっちのけで盛り上がるさまが楽しい。バラエティに富んだネタでもテーマはぶれない一点突破のコメディにうなる。
自宅の猫が!デカくて!超有能! 説明ッ! 福澤さん家の猫、諭吉が、超でかくて家事とか超有能に育った。その猫に色々助けられながらバタバタしたりホッコリしたりする漫画です。とにかく、テンポが素晴らしくよく、非常に読み進め易く、感じ入りやすい。コメディなのも相まって、非常にいい味わいを感じられます。
待ちに待った最終巻。女の子らしくないトモの女の子らしい部分と男っぽい部分は最後まで健在。 告白から最後のシーンまで、ジュンとトモの行方は是非とも読んでほしいものである。
4コマで笑わせてストーリーパートで泣かせる。オトとポーニャの学生夫婦の物語もこれにて完結。つらさや悲しさも最後は幸せで終えることのできる人生の素晴らしさよ。この作品を読んで湧き上がった感情はとても得難いものでした。
ハッピーエンドになることは既刊でのおまけマンガで後日談があったから、わかってはいたものの、終盤はなかなかハラハラさせる展開になりました。親子ほどの年の差カップル、しかも条例に抵触しそうな年齢、そのうえ同性という3重の障害を無事乗り越えた二人を見るにつけ、百合カップルは世間体なんて構わずどんどん結婚してほしいという確信を得たのでした(あとHもしてくれればなおよし)
肝試しでの『只野くんドッキリ』が面白すぎました!もう,腹がねじ切れるかと思うくらい笑った笑った! 成瀬くん&阿瀬さんという新たな恋愛フラグも追加されて,これからの展開がますま楽しみです
出会った女は全て抱く!そんな究極のプレイボーイが非モテ男子に恋愛術を伝授する.勢いでかっ飛ばすタイプのギャグ作品でありながら,(これ実際に使えるんじゃ...?)と思えるようなテクニックもあって,グイグイ読んじゃいました.知名度低いのがもったいない!面白いよ!
先生の代表作「レーカン!」とはまた違った雰囲気の作品です。 よくあるのは「現代人が異世界へ転生」ですが、この作品では「勇者が現代へやって来た」と逆の設定。 両者のギャップや、現代にファンタジー要素が入ったらどんな賑やかなことになるのか、を先生の温かさで描いています。
いろはさん始夫妻のいちゃこら作品も早3巻。いろはさんの所作、始に対する所作がとても良いし、始のいろはさんに対する態度も斜に構える、というのではないが始独特の表現でいろはさんと向き合っているのがとてもよい。各話そうなんだけどこの作品の会話劇が物凄く好き。
バニラちゃんというアイドルファン道の弟子(?)ができたせいか、あいちゃんがまた変わったような感じ。キャラとしての押しも強いし、腕力に訴えることも多くなったような。 そんなあいちゃんのファンクラブを結成する動きがあったり、安定しているようでもわりと嵐が吹き荒れてる今巻です。
最初は勘違いから始まった恋愛もいろんな事を乗り越えながら強固な関係を築き、中学生活を無事終える。高校に入ってからは人それぞれ大きく変わったり、変わらなかったりするけど、ある意味いつも通りの楽しい毎日をみんな一緒に過ごすのだろうなという終わり方でした。メリハリの付いた笑いとテンポの速い作風はこの漫画の良さ。付き合うまでの話ではなく、付き合ってから始まる内容はとても読みやすかったです。
千代ちゃんのポンコツがモリモリだった巻。 乙女ゲーをプレイする千代ちゃんの回はこれぞ野崎くんって感じでメートルが上がる。 100キロで全力で駆ける千代ちゃんが本当に好き。
ゆるふわなまま巻を重ねてきた本作だけど、今回はついにさっちゃんが、さっちゃんがあああ!めでたい!だけど次巻で最終巻というショックなお知らせも巻末に。最後ベルとミュリンはどう収まるのかを、楽しみと寂しさを感じつつ待つ事にしたい。
私自身は晴海時代の記憶は朧げだけど、わかる…懐かしい…わかる…の連続で面白すぎました。当時のことをこれだけ描き起こせるってすごい。巻末のおまけ?のはずの高河ゆん先生のエピソードが衝撃すぎて他の内容が消し飛ぶので、なんとまた最初から楽しめてしまいます。
今更になって全巻まとめ読みした結果、延々1~6巻をループして読み続ける機械と化しました。いくら読んでも全く飽きない。脅威です。たぶん、想い人はいるけれども恋愛感情はないという絶妙なバランス感覚にその秘密があるのではないかと。あと絵の丸さ。
気持ちの良い漫画です。爽やかなラムネのよう。布里さんは自分が怖く見えることをそれなりに自覚して受け入れており、その上で特にそれを悩むこともなくただ好きな人への想いを不器用に育てていく。そこに輝かしい青春を見るのですね。
スーパーハーレム4コマ、ヒロイン全員のお当番回と単行本表紙を全てこなし切り、堂々の完結巻。ここまで堂々とハーレムエンドを描き切った作品があっただろうか?全てのヒロインが魅力的、ならばと全員を選んだユッキーに幸あれ!長期連載お疲れ様でした、本当に大好きな作品でした。
なんか終わった!? というくらいに特に最後だからと気負わずにすーっと終わっていきました、『スケッチブック』。でも、その妙な張りつめ方をしない、自然体はこの漫画のもっともたる特徴ですから、それを最後まで貫き通した、というのは喝采しないといけないかと思います。よっ! 小箱とたん! ゆるい終わり方!
笑いあり、笑いあり、笑いありの疾走感溢れるお嬢様ニートコメディ。図太い芯を持ってニートを貫くましろ、ましろのねじ曲がった芯を正そうとする銀崎、かわいそうだけどあんまり同情できない豆田、どこをとってもキレッキレ。毎月読みたい。連載終了後に出会ったのが悔しい。連載中だったらこの作品のために雑誌を購読してたかもしれないくらいに中毒性のある作品。
よろず相談4コマ。フィクションとしては成立させるのが難しいジャンルですが、後藤先生の人柄とテクニックもあって、押しつけがましさのない良質なエンターテインメントになっています。真摯な自問自答を経て描かれた作品だと思います。
ちょっぴり大きめな福岡羽菜子さんが可愛くて愛らしい。恋する気持ちで痩せようとしても、美味しい食べ物の誘惑にはあがらえないでついつい食べてしまう。その姿が魅力的。素晴らしいのはちょっと大きめな姿に大きな魅力があること。全体像をロングで抜いても絶妙なバランスで可愛く描いているのです。恋と美味しいものを思う福岡さんの表情に癒されます。
まゆりん七変化、なアイドルの日常について。なにせ可愛いですからね。 博嗣さんも今回髪型が変わってとんでもないことになってました。 今回はどちらかというと、新しめのキャラクターであるてぃあらちゃんや新宿さんの新しい側面が見られる巻だったかも。
可愛い絵柄に小気味良いギャグ、しかし史実を踏まえてクレオパトラの日々を描く。2巻ではあのカエサル篭絡が描かれ、1巻からのレギュラー陣が一掃されるという重大な転機を迎えることに。この作品のクレオパトラは悪女などではなく純真な才女で、にもかかわらず史実どおりに事が進んでしまうギャップも見所。社会や文化のディテールも細かく、詳細な解説コラムもあるからマジで勉強になる。
まさかただただファミレスに居座り続けるだけの女性をこんなにもキュートで愛される存在に描けるとは。慧眼だし、テクニックも流石。ファミリー向け4コマらしいムードにチューンナップされているところも良いです。
名家の坊ちゃんの部屋には、夜になると彼にだけ見える幽霊のメイドさんが現れる。めんどくさいけど気になる人。生前はどこで働いていたのか。茶化されと謎解きに満ちた日々がダブルでドキドキ。著者作品の魅力は「他人には秘密にしておきたい関係を持つ男女」にあり。
のみじょしを読んでいると楽しいお酒の飲み方はいくらでもあるんだなと感嘆する。みっちゃんの飲み方ものダメ加減が良い。ソノさんの飲み方は粋だ。ゆきちゃんの飲み方は賑やかで幸せに満ちている。のみじょし自体が酒の肴になる作品だな。
むんこ先生の商業4コマで一番、性について踏み込んだ作品だと思います。女の子の方からアプローチしてきたのに、今まで拒んできたいざ男の方がそういうことに対して自覚的になると、どこか一線を守りたくなる…という展開。ああ青春だなあと思うのです。あせらなくていいんだよ。
相変わらず恋愛感情がない二人に更に色々女の子が加わって、ハーレムのようでハーレムではない。というか恋愛感情が出てこないとハーレム足り得ない! それがこの漫画の様相かと思います。本当にこう、距離が一々近いというか、恋愛感情がない相手をエロチックするというのは友情の定義にはいるのかというかですが、最後に恋愛感情が沸いたら逆にがっかりするなあ、と読者に思わせる様は潔くて好きです。
未知のウイルスの爆発感染で人類が街から消え、植物に覆われた世界で、幽霊となった一部の人類(女子高生)がわいわい楽しく生活する様子が描かれた物語です。しかし、単に幽霊が街で生活しているのではなく、なぜ人類が滅び、幽霊になったのかという疑問にも触れられていて、少しづつ世界の背景についても掘り下げられていくところに読み応えがあります。
毎月雑誌に載ってるのが楽しみでしたがなんと完結巻。最後まで見事にいつも通りのみっちゃんとアルバートでした。表紙とかも変わらずオシャレで、グッズ展開とかしてほしかった…!
主な登場人物は白衣さんとロボの2人だけのまま、ついに3巻に到達。宇宙旅行に時間遡行と話のスケールは大きくなったが、けれども舞台は自宅のみにほぼ固定。なのにマンネリの印象はなく、2人の掛け合いだけで面白さを維持しているのが凄い。完結は惜しいけれど、読者の知らないところで生活がずっと続いてそうな感覚。
先生のホワイトサイド全開の作品。 ネタと女の子の可愛らしさは流石です。 元気で賑やかで、徹底して話が3人だけで進むコンパクトさ。 それだけに気楽に読めて、読みやすいです。 いつでもどこでもどこからでも読める。何なら雑誌連載中の本作を今から読んでも何の支障もなく楽しめるくらいです。
ついに完結。7歳年下の部下に恋するOLさんのお話。そんな彼女に仕事上の転機が訪れて…と言った内容でしたけど、連載時に明かされなかった結ばれた相手も最後に判明して納得でしたね。意外といえば意外でしたけど、収まるべき所に収まったともいえる相手でよかった。私も彼が好きでしたし。長い間、連載で読んできたので完結は感慨深いものでした…本当に楽しませていただきました!
ケモノジャンルで創作活動を続けているヒャクさんが満を持して商業に登場です。猫俣社長を筆頭に縞本さん笹野さんとガッチリ系ふわもこなケモノキャラと小さくて可愛いちまりちゃん、どちらのキャラも魅力的!恋心を素直に出せないちまりちゃんと恋心に鈍チンな猫俣社長がちょっとづつ愛を育んでいくのが愛おしい!
骨董店を舞台に、少年と大手記さん、そして様々な付喪神たちがワイワイする擬人化コメディ。スッキリ可愛い絵柄で読みやすく画面が楽しい。1巻から特装版も出ていてびっくりしたり。タイトルもかわいくていいなーと思いました。
私が選ぶ2019年のベスト.冴えない社畜童貞の家に嫁いできたモフモフな神様,きっこさん.きっこさんは神様なので「当然でしょ?」とナチュラルに人間を下に見ており,考え方が人間と全く違ったりします.それがギャグとして面白く,時に恐ろしい.本当は怖い4コママンガ... 続きが気になって仕方がありません
岡っ引きの仁兵衛と浪人の三好。緊張を孕みつつ信頼も作り上げた二人だが、三好を仇討ちせんとやって来た木下が現れたことでついに変化が訪れる。町人と武士、同じ町に暮らしていても決して踏み込めない世界があることを切ないまでに描いている。
長かった1年も終わりを迎えるにあたり、3年生になる先輩達も将来の事を考えざるを得なくなってきた今巻。そんな中、彼女達の青春の対比として一足先に卒業したが高校時代に経験した「呪縛」に囚われている照先輩が描かれており、明るい部活ものの背景にある「影」を描いた読み応えのあるストーリーを楽しめました。
幾花先生を4コマで知っていた人間には嬉しい単行本化。掲載誌で読んでいた「通り抜けできます」や「同姓同盟」をまとめて楽しめるのは良いですね。他、最新作や投稿作もあり、けだるげで不思議な雰囲気ながらもどこか現実感ある作風が楽しませてくれます。秀逸
超文系男子が出会ったのは、物理女子な先輩さん。彼女に誘われ廃部寸前の物理部に入って、様々な実験に付き合いつつ繰り広げられる理系な日々が面白おかしい作品です。ロケット大会への出場のため他部の助力を得ることになって交流も広がるのですが、他の面々の多くは変わり者の理系。彼らを文系男子くんが“接着剤”になってつなぐ様子が楽しいですね。連載は完結しているので2巻が楽しみ
表紙に満を持してのゆーみちゃん!私はこの作品、正直に言って2周回って今大好きな作品です。竹田・春奈のいちゃこらも各キャラのいちゃこらももっとやってくれ。ゆーみちゃんも…いちゃこらするのかー!!でも応援せざるを得ない!
「まんがタイムスペシャル」の休刊と、この「おねがい朝倉さん」の終了をもって、4コマの一時代(僕たちの時代)が終焉を迎えた2019年でした。 時代は流れゆくものです。でも単行本が手元にあればいつでもあの時代に戻れます。ありがとうございました。
文武両道のクールなProfessional Joshi Kousei佐藤さんを取り巻く激ヤバハイスクールコメディ。 テンポギャグワイワイカワイイがふんだんに散りばめられていて1コマ1コマニコニコになってしまう。 学食や町中のお店にも佐藤さんを冠したメニューがあったり夜に飲酒している佐藤さんが目撃されたり佐藤さん一体なにものなんだ・・・
全ての関係性がよいです。マヨちゃんがくると嬉しいからすぐ呼んじゃう会長も他の何より優先して会長のところに迎えに行くマヨちゃんも、生徒会の塩ちゃん佐藤さんの気の置けない関係も、バスケ部のなんでもないやりとりも全部がなんというかすごくよいです。表紙みたいな主従関係モノではないゆるい作品です。おすすめ。
いろいろなタベガタ(目玉焼きに何をかけるか、どこから食べるかなど食べ物の食べ方を模索)する3人のコメディ。 あるあるからそんな食べ方あり?と発見がありつつもボケとツッコミが特に秀逸です。 煽り煽られの関係が愉快。
放課後の教室でデッサンしている林檎とモデルの白石さんは何故か下着姿。美術部員ではない二人の奇妙な関係から始まる物語。 二人の仲間が増えたり関係性がバレたりバレそうになったりを繰り返しているうちに勘違いが勘違いを生んでとても愉快な喜劇になっています。 きらら作品の中でも攻めた肌色率は素晴らしいの一言。
きららの第一線を支えた金字塔もこれにて完結。 イチャコラを振りまく甘々ケーキでもフルスロットルギャグかます ガッツリのビフテキでもなく黄金の中庸でスルスルと読めてしまった。これもずっと読めた要因なのかなとも思う。 小田切双葉は最後まで元気モリモリで本当好き。 3年生になってさぁこれからだという所での締めが本当に残念だが俺は彼女たちがこれからもずっと仲良くしていくことを願っているよ(よよよと泣き伏す)
部活もの インターネットを通じて様々な発見をし、時に妄想を膨らませ女子高生3名は成長していく。 ゆずこがおどけて縁が乗っかったり唯が突っ込むスタイルは変わらずだが 10巻でもマンネリは無く展開は全く読めず笑っちゃうし、究極のかわいい(そしてエッチ!)と言葉遊びが詰まっていた。 個別だとうどんの回と首の回が好き。プリンの話の縁の頭ん中がイカレてて良かった。
アイドルをしながら学校に通うなかで、学校に行くと「友達」として分け隔てなく接してくれる人がいるということが安心できて幸せなことなんだと、読後に改めてタイトルとともに考えさせられました。アイドルの魅力、学校の魅力、その両方が肯定的にしっかりと描かれていたことが何よりも作品のテーマとして良かったと思います。
「陰キャならロックをやれ!」 主人公のリアルなコミュ障っぷりが痛々しくも愛らしい。マンガらしい崩れ顔で笑いを誘う一方、楽器やライブハウスのディテールは細密で説得力を帯びる。4コマ1本でオチをつけつつ、一冊で成長のドラマを描くという構成力も高い。間違いなくきらら系の「今」を代表する作品。
最初は陰キャあるあるにわかる〜と思っていたけどもはやとどまる所を知らないコミュ障陰キャ節に毎月笑わされている。なのにカッコいいのがずるい。全く頼りないぼっちちゃんに何かを期待してしまう、まだまだ楽しみが尽きない作品。
「棺担ぎのクロ。」外伝コミックスということで、番外編だったり、後日談のような内容もあったり、不思議な物語の数々が楽しませてくれました。この味わいこそ「クロ。」の魅力ですね。ただひたすらに、追憶の余韻を噛みしめるのみ…
恋愛感情とは違うけどただの友人でもないし家族でもないしむしろ嫌いなところのほうが多い気もするしでもなんだかんだやっぱり、大切。そんな名前のつけられない関係性! 堪えられませんね。ありがとう、ありがとう……
かおす先生ついに連載ゲット! その連載作の設定が絶妙で、かおす先生の漫画家としての資質だけでなく、アニオタとしての浮沈まで描かれています。ツーショットで表紙を飾る担当編集者・編沢さんのキャラも掘り下げられ、プロらしい悩みと決断でかおす先生を導くあたりも見所。
キスをすることで入れ替わる二人を取り巻く物語が完結。 いろいろなシチュエーションでキスするのも面白かったけれど最終巻では何故入れ替われたのか、二人の関係はなんと呼べばいいのか、など悩む様子が繊細に描かれていて二人の出した答えがとても良かった。 背表紙が作品らしくて全4巻できれいに収まり揃えるととても良いです。
桃音達5人が美術科にいる意味を見出していく、彼女達の1年間の集大成。それぞれの関係の中で悩んでぶつかって自然にそれが見えてくるのがこの作品らしいところだと思う。蒼紫がめちゃくちゃ好き…。魅力的なキャラクターはもちろん、表現としても彼女達の表情、それを多彩な角度から映し出すコマ、ツボにハマる言葉使いなど非常に楽しく読める作品だった。
文芸部で部誌を作るべく合宿に行ったり、これまでと変わらずラノベあるあるを出発点にしてだべったりする最終巻。 最初は印税生活がしたいというななかの山っ気から始まった本作ですが、だんだんと彼女のまわりに人が集まって一緒に部誌を作る一連の流れはザ・きらら作品という感じで好きでした。
RPG的なファンタジー世界で不動産業! という一見すると何で!? となりますが、これが中々の好相性。コメディですが、謎の部分もきっちりあるのも良いです。特に不動産の斡旋をある種謎解きとして組み込んでくる様は卓抜と唸るところです。これで百合的な部分も完備なので全くキャラットは地獄だぜー! と言えるでしょう。
「ああ 大好きな人に」「大好きだと思ったその瞬間に」「その気持ちを伝えられたら」「それはどんなに」「幸せなことだろう?」の4コマタイトルの芸術点の高さ凄すぎません? 3巻完結でとても良い恋物語でした。
こちらはアニメ化を間近に控えて最高に楽しみにしてる次期ヒット作確定候補。2巻も文化祭での地学カフェ、桜先輩とのミネラルショー訪問、イノ先輩の部長就任と地学オリンピック参加と見所十分。地学と天文学という学術的要素、夢に向けて前進するストーリー、加えてセーラー服女子高生のかわいさと個人的好みがすべて詰まった究極の作品。
単行本ではモル先生の画力が爆発している。巻頭のカラーイラストは威力抜群。かわいい。最高。亀ピエと書いてハッピーエンドと読む。ふじょユリと書いてトゥルーエンドと読む。世の中思ってるほど悪くないのかもしれないという気持ちになる。欲を言えば平川さんの活躍(?)をもっと読みたかった。
まぞくとして着実に力を付けてきたシャミ子が、町のトラブルを本格的に解決し始めるようになる第5巻。 その中心となるシャミ子とリコはそれぞれ2巻と5巻において、たとえ全てが手に入らなくても少しでも多く手に入れようとする「よくばり」な魔族であると描写される。しかしニュアンスの違いで大分違う印象になっていて、ふたりのキャラクターが表れていて、そこがおもしろくて好き。
また仲間が増えて皆でワイワイになってきてシャミ子も幸せそうでとても楽しめた5巻。 見所はキャンプの話と店長の話(つまり全部か?) 最後の方に恋愛みてーな甘ったるい雰囲気醸し出しまくりだったり読んでるこっちが顔赤くなってしまった。 シャミ子も千代田桃も全てを肯定していけ。シャミ子はおばかだけど元気で優しくてそして本当にここは良いまちカドだ。
2巻で一気にギアが上がった印象があります。「家族」というテーマに対して、家族になろう/一緒にいようと努力することで本当の家族になれると力強く表明する終盤の展開は疑似家族ものの中でも白眉。
ファンタジー世界に召喚された主人公が、平和ですっかり寂れちゃった魔王城の観光地化を目指すお話です。お城興し、町興しのためにファンタジー世界ならではの人材が集まってくるわくわく感とか、JKすぷらっしゅ!ゆずりのサービスっぷりとか読んでて楽しいです。
10巻到達の節目の後に連載終了が発表されたのが衝撃でした。確実に時間が進んでいくタイプの構成で、もうじき高校生活の終わりも近いのかなと感じていただけに、半ば予想したところもあったけどやはり寂しいですね。今のきららのかわいいイメージの代表的作品でありつつも、内容的にはかなりぶっ飛んだギャグコメディとのギャップも特徴的でした。イギリスへの旅立ちで終了となりそうな次巻最終巻も見逃せないところです。
仲間のピンチ、迷路町の謎、両親の過去、最終決戦、数年後エピローグと怒涛の勢いで進む最終巻に興奮しっぱなしでした。 人生の選択についての道しるべとなる作品とても好き。「もし間違ってもその選択は私の運命を作る大事な矢なんだよ」そういうことですよ、ええ。
アニメ後なので、キャラがよくしゃべる(ように読んでて感じる)第4巻。カバーのこてっちゃん好き。 私自身「晴れ男」を吹聴していながら雨に降られた経験があるので、ジンクスのエピソードはちょっと刺さります。
惜しまれながらの3巻完結、ダメ人間4コマ作家の日常を描く入れ子構造4コマ。4コマ漫画作家という、ある意味一番近くて遠い難しいテーマを、セクシーかつ魅力的な絵柄で描き切ってくれました。
かわいさのアップデートをし続けるごちうさワールド。 8巻では木組みの街を飛び出して旅行をするのですが新たな一面や関係性が見れたり、新キャラ、そしてそれぞれの両親が登場したりなどまだまだ面白い世界を見せてくれています。 1巻丸々かけても終わらない贅沢な旅をココア達と共に楽しみましょう。
住みにくい世の中で、弱く脆くも毎日を楽しく生きていくナルさんとユキちゃん。シリアスにするのは簡単な題材で、辛い状況を辛いと言わず、楽しさを描いている。 誰かに共感をする読み方もあり、第三者として彼女たちの姿を見守るのもあり、多種多様な読み方ができる作品であり、読み物として非常に素晴らしいものとなっている。 そして、斬新なコマの使い方にも是非注目してほしい。
海なし県・埼玉から沖縄へ引っ越してきた中学生の周が、地元っ子の珊瑚とシュノーケリングなど海にまつわるアクティビティーを経験していくドタバタコメディ。 海の怖さも描きながらも、周と珊瑚のボケツッコミのテンポが良いので、ヘビーになりすぎることなく読める快作。
特に変わったことをやっているわけではないけれど演出とかキャラ性とか設定とかの細かな味付けで結果として独自の色を手にしているというのが一番強いわけで。その理想形のひとつ。今年一番ユーモアのある作品でした。
別れは突然には訪れない…。別れというほど悲しいものではないかもしれないけれど、トオルとるんの2人がそれぞれ自分の人生を自覚して歩んでいることが印象付けられ、日常のふとした場面は人生の交点に過ぎないことを感じさせられた。哀愁漂う青春、仲が深まる2年生トリオ、萌えキュルル〜〜〜ン!、人生の交点である「今」を存分に楽しんでほしい!
1巻をさらに上回る危険球は、最期の最期までスピードを緩めることはなかった…。2巻からでてくるキャラうさぎ、一時期流行ったサイコホラーゲームから飛び出してきたようなコードぎりぎりの性格と挙動でインパクトをかっさらっていきましたが、この作品で人間としてのセンサーが壊れていたのはメロだったのではないかと思うのでした…
旅先で知り合ったふたりの少女がポルトガル・スペイン・イタリアと南欧諸国を巡っていく旅物語。自らのルーツややりたいことを旅の果てに求める感傷的なストーリーと、グルメネタを中心とした軽快なコメディがバランスよく織り込まれた良作。著名な観光地や街角の光景、その薀蓄など観光ガイド的な魅力も十分で、今年のきらら新刊一番のおすすめかも。

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