hanhans7thさんの選んだ新刊部門4コマオブザイヤー2019!
メイドさんの下着は特別です。 (1)
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みらくるる |
芳文社 |
2019-01-25 |
昨今のアニメ化連打でその偉容を見せつけつつあるまんがタイムきららキャラットにおいて最も異様を放つ漫画。それが、みらくるる『メイドさんの下着は特別です。』なのです! メイドさんが下着。つまりランジェリーメイド! なのでとりあえずハレンチです。しかし、これが1巻乙しなかったのだから、世の中は訳が分かりません。 |
デキる猫は今日も憂鬱(1)
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山田ヒツジ |
講談社 |
2019-04-09 |
自宅の猫が!デカくて!超有能!
説明ッ! 福澤さん家の猫、諭吉が、超でかくて家事とか超有能に育った。その猫に色々助けられながらバタバタしたりホッコリしたりする漫画です。とにかく、テンポが素晴らしくよく、非常に読み進め易く、感じ入りやすい。コメディなのも相まって、非常にいい味わいを感じられます。 |
RPG不動産 (1)
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険持ちよ |
芳文社 |
2019-04-25 |
RPG的なファンタジー世界で不動産業! という一見すると何で!? となりますが、これが中々の好相性。コメディですが、謎の部分もきっちりあるのも良いです。特に不動産の斡旋をある種謎解きとして組み込んでくる様は卓抜と唸るところです。これで百合的な部分も完備なので全くキャラットは地獄だぜー! と言えるでしょう。 |
成仏するにはまだ早い! (1)
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飴色みそ |
竹書房 |
2019-07-29 |
まんがタイムきららミラクは終わった。だが、飴色みそは生きていた! という謎の言葉がぶっぱできるくらい、飴色みそ先生の独自のワールド感が炸裂する漫画。それが『成仏するにはまだ早い!』なのです。
飴色みそ味、というのは大方の人は知らないでしょうから解説しますと、結構おバカ、というわりと簡単な言葉で要約可能です。でも、ただのバカではない。何かしらをきっちり秘めているのを感じさせる。でもおバカ。なので結構おバカなのです。その成分はこの漫画でも横溢しており、死んだら終わりなどと誰が決めたんだ? とばかりに幽霊がわちゃわちゃする、という死さえ超克した地点で始まる様は脱帽の至りです。もっと語彙を殺して言うとすげえ。 |
ぷれっぱ! (1)
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氷川へきる |
アスキー・メディアワークス |
2019-09-26 |
氷川へきる feat.防災! その切り口は常に新しい、というある種妖怪感すらある、氷川へきる先生の作品です。氷川へきる味はわりとコマを圧縮するとまろび出てくるものがあるのですが、それが通常4コマスタイルになるとはーいぱわーになるので本当に厄介です。この巻では出るキャラクター数も絞っていて区別もつきやすいし、防災の話をいれる手管も優れていて、本当に氷川へきる作品の粋の一つ、と言える出来栄えです、これに続刊可能性がないというのは現代日本の最大の弱点だと思います。←無闇に主語をでかくする |