ギリギリを攻めたエロネタ、イラストが印象に残りましたが、それだけでなく、しずくちゃんのエロ漫画家としての成長、心境変化についてもしっかり描かれていたのが良かったです。
吸血鬼になることを夢見る焔の登場で、ソフィーをめぐる三角関係勃発!?……ということにはならないのがこの作品ぽい。 作者が別雑誌でゲスト掲載していた「ふわふわパティスリー」が収録されているのも特別感があって良いですね。「ふわふわ~」は作者自身によってまとめ本も出されているのでそちらもおススメです。
バニラちゃんというアイドルファン道の弟子(?)ができたせいか、あいちゃんがまた変わったような感じ。キャラとしての押しも強いし、腕力に訴えることも多くなったような。 そんなあいちゃんのファンクラブを結成する動きがあったり、安定しているようでもわりと嵐が吹き荒れてる今巻です。
今更になって全巻まとめ読みした結果、延々1~6巻をループして読み続ける機械と化しました。いくら読んでも全く飽きない。脅威です。たぶん、想い人はいるけれども恋愛感情はないという絶妙なバランス感覚にその秘密があるのではないかと。あと絵の丸さ。
なんか終わった!? というくらいに特に最後だからと気負わずにすーっと終わっていきました、『スケッチブック』。でも、その妙な張りつめ方をしない、自然体はこの漫画のもっともたる特徴ですから、それを最後まで貫き通した、というのは喝采しないといけないかと思います。よっ! 小箱とたん! ゆるい終わり方!
まさかただただファミレスに居座り続けるだけの女性をこんなにもキュートで愛される存在に描けるとは。慧眼だし、テクニックも流石。ファミリー向け4コマらしいムードにチューンナップされているところも良いです。
のみじょしを読んでいると楽しいお酒の飲み方はいくらでもあるんだなと感嘆する。みっちゃんの飲み方ものダメ加減が良い。ソノさんの飲み方は粋だ。ゆきちゃんの飲み方は賑やかで幸せに満ちている。のみじょし自体が酒の肴になる作品だな。
未知のウイルスの爆発感染で人類が街から消え、植物に覆われた世界で、幽霊となった一部の人類(女子高生)がわいわい楽しく生活する様子が描かれた物語です。しかし、単に幽霊が街で生活しているのではなく、なぜ人類が滅び、幽霊になったのかという疑問にも触れられていて、少しづつ世界の背景についても掘り下げられていくところに読み応えがあります。
先生のホワイトサイド全開の作品。 ネタと女の子の可愛らしさは流石です。 元気で賑やかで、徹底して話が3人だけで進むコンパクトさ。 それだけに気楽に読めて、読みやすいです。 いつでもどこでもどこからでも読める。何なら雑誌連載中の本作を今から読んでも何の支障もなく楽しめるくらいです。
長かった1年も終わりを迎えるにあたり、3年生になる先輩達も将来の事を考えざるを得なくなってきた今巻。そんな中、彼女達の青春の対比として一足先に卒業したが高校時代に経験した「呪縛」に囚われている照先輩が描かれており、明るい部活ものの背景にある「影」を描いた読み応えのあるストーリーを楽しめました。
超文系男子が出会ったのは、物理女子な先輩さん。彼女に誘われ廃部寸前の物理部に入って、様々な実験に付き合いつつ繰り広げられる理系な日々が面白おかしい作品です。ロケット大会への出場のため他部の助力を得ることになって交流も広がるのですが、他の面々の多くは変わり者の理系。彼らを文系男子くんが“接着剤”になってつなぐ様子が楽しいですね。連載は完結しているので2巻が楽しみ
いろいろなタベガタ(目玉焼きに何をかけるか、どこから食べるかなど食べ物の食べ方を模索)する3人のコメディ。 あるあるからそんな食べ方あり?と発見がありつつもボケとツッコミが特に秀逸です。 煽り煽られの関係が愉快。
放課後の教室でデッサンしている林檎とモデルの白石さんは何故か下着姿。美術部員ではない二人の奇妙な関係から始まる物語。 二人の仲間が増えたり関係性がバレたりバレそうになったりを繰り返しているうちに勘違いが勘違いを生んでとても愉快な喜劇になっています。 きらら作品の中でも攻めた肌色率は素晴らしいの一言。
きららの第一線を支えた金字塔もこれにて完結。 イチャコラを振りまく甘々ケーキでもフルスロットルギャグかます ガッツリのビフテキでもなく黄金の中庸でスルスルと読めてしまった。これもずっと読めた要因なのかなとも思う。 小田切双葉は最後まで元気モリモリで本当好き。 3年生になってさぁこれからだという所での締めが本当に残念だが俺は彼女たちがこれからもずっと仲良くしていくことを願っているよ(よよよと泣き伏す)
部活もの インターネットを通じて様々な発見をし、時に妄想を膨らませ女子高生3名は成長していく。 ゆずこがおどけて縁が乗っかったり唯が突っ込むスタイルは変わらずだが 10巻でもマンネリは無く展開は全く読めず笑っちゃうし、究極のかわいい(そしてエッチ!)と言葉遊びが詰まっていた。 個別だとうどんの回と首の回が好き。プリンの話の縁の頭ん中がイカレてて良かった。
「陰キャならロックをやれ!」 主人公のリアルなコミュ障っぷりが痛々しくも愛らしい。マンガらしい崩れ顔で笑いを誘う一方、楽器やライブハウスのディテールは細密で説得力を帯びる。4コマ1本でオチをつけつつ、一冊で成長のドラマを描くという構成力も高い。間違いなくきらら系の「今」を代表する作品。
最初は陰キャあるあるにわかる〜と思っていたけどもはやとどまる所を知らないコミュ障陰キャ節に毎月笑わされている。なのにカッコいいのがずるい。全く頼りないぼっちちゃんに何かを期待してしまう、まだまだ楽しみが尽きない作品。
キスをすることで入れ替わる二人を取り巻く物語が完結。 いろいろなシチュエーションでキスするのも面白かったけれど最終巻では何故入れ替われたのか、二人の関係はなんと呼べばいいのか、など悩む様子が繊細に描かれていて二人の出した答えがとても良かった。 背表紙が作品らしくて全4巻できれいに収まり揃えるととても良いです。
桃音達5人が美術科にいる意味を見出していく、彼女達の1年間の集大成。それぞれの関係の中で悩んでぶつかって自然にそれが見えてくるのがこの作品らしいところだと思う。蒼紫がめちゃくちゃ好き…。魅力的なキャラクターはもちろん、表現としても彼女達の表情、それを多彩な角度から映し出すコマ、ツボにハマる言葉使いなど非常に楽しく読める作品だった。
文芸部で部誌を作るべく合宿に行ったり、これまでと変わらずラノベあるあるを出発点にしてだべったりする最終巻。 最初は印税生活がしたいというななかの山っ気から始まった本作ですが、だんだんと彼女のまわりに人が集まって一緒に部誌を作る一連の流れはザ・きらら作品という感じで好きでした。
こちらはアニメ化を間近に控えて最高に楽しみにしてる次期ヒット作確定候補。2巻も文化祭での地学カフェ、桜先輩とのミネラルショー訪問、イノ先輩の部長就任と地学オリンピック参加と見所十分。地学と天文学という学術的要素、夢に向けて前進するストーリー、加えてセーラー服女子高生のかわいさと個人的好みがすべて詰まった究極の作品。
単行本ではモル先生の画力が爆発している。巻頭のカラーイラストは威力抜群。かわいい。最高。亀ピエと書いてハッピーエンドと読む。ふじょユリと書いてトゥルーエンドと読む。世の中思ってるほど悪くないのかもしれないという気持ちになる。欲を言えば平川さんの活躍(?)をもっと読みたかった。
まぞくとして着実に力を付けてきたシャミ子が、町のトラブルを本格的に解決し始めるようになる第5巻。 その中心となるシャミ子とリコはそれぞれ2巻と5巻において、たとえ全てが手に入らなくても少しでも多く手に入れようとする「よくばり」な魔族であると描写される。しかしニュアンスの違いで大分違う印象になっていて、ふたりのキャラクターが表れていて、そこがおもしろくて好き。
また仲間が増えて皆でワイワイになってきてシャミ子も幸せそうでとても楽しめた5巻。 見所はキャンプの話と店長の話(つまり全部か?) 最後の方に恋愛みてーな甘ったるい雰囲気醸し出しまくりだったり読んでるこっちが顔赤くなってしまった。 シャミ子も千代田桃も全てを肯定していけ。シャミ子はおばかだけど元気で優しくてそして本当にここは良いまちカドだ。
10巻到達の節目の後に連載終了が発表されたのが衝撃でした。確実に時間が進んでいくタイプの構成で、もうじき高校生活の終わりも近いのかなと感じていただけに、半ば予想したところもあったけどやはり寂しいですね。今のきららのかわいいイメージの代表的作品でありつつも、内容的にはかなりぶっ飛んだギャグコメディとのギャップも特徴的でした。イギリスへの旅立ちで終了となりそうな次巻最終巻も見逃せないところです。
仲間のピンチ、迷路町の謎、両親の過去、最終決戦、数年後エピローグと怒涛の勢いで進む最終巻に興奮しっぱなしでした。 人生の選択についての道しるべとなる作品とても好き。「もし間違ってもその選択は私の運命を作る大事な矢なんだよ」そういうことですよ、ええ。
アニメ後なので、キャラがよくしゃべる(ように読んでて感じる)第4巻。カバーのこてっちゃん好き。 私自身「晴れ男」を吹聴していながら雨に降られた経験があるので、ジンクスのエピソードはちょっと刺さります。
かわいさのアップデートをし続けるごちうさワールド。 8巻では木組みの街を飛び出して旅行をするのですが新たな一面や関係性が見れたり、新キャラ、そしてそれぞれの両親が登場したりなどまだまだ面白い世界を見せてくれています。 1巻丸々かけても終わらない贅沢な旅をココア達と共に楽しみましょう。
住みにくい世の中で、弱く脆くも毎日を楽しく生きていくナルさんとユキちゃん。シリアスにするのは簡単な題材で、辛い状況を辛いと言わず、楽しさを描いている。 誰かに共感をする読み方もあり、第三者として彼女たちの姿を見守るのもあり、多種多様な読み方ができる作品であり、読み物として非常に素晴らしいものとなっている。 そして、斬新なコマの使い方にも是非注目してほしい。
海なし県・埼玉から沖縄へ引っ越してきた中学生の周が、地元っ子の珊瑚とシュノーケリングなど海にまつわるアクティビティーを経験していくドタバタコメディ。 海の怖さも描きながらも、周と珊瑚のボケツッコミのテンポが良いので、ヘビーになりすぎることなく読める快作。
特に変わったことをやっているわけではないけれど演出とかキャラ性とか設定とかの細かな味付けで結果として独自の色を手にしているというのが一番強いわけで。その理想形のひとつ。今年一番ユーモアのある作品でした。
別れは突然には訪れない…。別れというほど悲しいものではないかもしれないけれど、トオルとるんの2人がそれぞれ自分の人生を自覚して歩んでいることが印象付けられ、日常のふとした場面は人生の交点に過ぎないことを感じさせられた。哀愁漂う青春、仲が深まる2年生トリオ、萌えキュルル〜〜〜ン!、人生の交点である「今」を存分に楽しんでほしい!
旅先で知り合ったふたりの少女がポルトガル・スペイン・イタリアと南欧諸国を巡っていく旅物語。自らのルーツややりたいことを旅の果てに求める感傷的なストーリーと、グルメネタを中心とした軽快なコメディがバランスよく織り込まれた良作。著名な観光地や街角の光景、その薀蓄など観光ガイド的な魅力も十分で、今年のきらら新刊一番のおすすめかも。

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