ギリギリを攻めたエロネタ、イラストが印象に残りましたが、それだけでなく、しずくちゃんのエロ漫画家としての成長、心境変化についてもしっかり描かれていたのが良かったです。
吸血鬼になることを夢見る焔の登場で、ソフィーをめぐる三角関係勃発!?……ということにはならないのがこの作品ぽい。 作者が別雑誌でゲスト掲載していた「ふわふわパティスリー」が収録されているのも特別感があって良いですね。「ふわふわ~」は作者自身によってまとめ本も出されているのでそちらもおススメです。
ハッピーエンドになることは既刊でのおまけマンガで後日談があったから、わかってはいたものの、終盤はなかなかハラハラさせる展開になりました。親子ほどの年の差カップル、しかも条例に抵触しそうな年齢、そのうえ同性という3重の障害を無事乗り越えた二人を見るにつけ、百合カップルは世間体なんて構わずどんどん結婚してほしいという確信を得たのでした(あとHもしてくれればなおよし)
今更になって全巻まとめ読みした結果、延々1~6巻をループして読み続ける機械と化しました。いくら読んでも全く飽きない。脅威です。たぶん、想い人はいるけれども恋愛感情はないという絶妙なバランス感覚にその秘密があるのではないかと。あと絵の丸さ。
全ての関係性がよいです。マヨちゃんがくると嬉しいからすぐ呼んじゃう会長も他の何より優先して会長のところに迎えに行くマヨちゃんも、生徒会の塩ちゃん佐藤さんの気の置けない関係も、バスケ部のなんでもないやりとりも全部がなんというかすごくよいです。表紙みたいな主従関係モノではないゆるい作品です。おすすめ。
アイドルをしながら学校に通うなかで、学校に行くと「友達」として分け隔てなく接してくれる人がいるということが安心できて幸せなことなんだと、読後に改めてタイトルとともに考えさせられました。アイドルの魅力、学校の魅力、その両方が肯定的にしっかりと描かれていたことが何よりも作品のテーマとして良かったと思います。
キスをすることで入れ替わる二人を取り巻く物語が完結。 いろいろなシチュエーションでキスするのも面白かったけれど最終巻では何故入れ替われたのか、二人の関係はなんと呼べばいいのか、など悩む様子が繊細に描かれていて二人の出した答えがとても良かった。 背表紙が作品らしくて全4巻できれいに収まり揃えるととても良いです。
「ああ 大好きな人に」「大好きだと思ったその瞬間に」「その気持ちを伝えられたら」「それはどんなに」「幸せなことだろう?」の4コマタイトルの芸術点の高さ凄すぎません? 3巻完結でとても良い恋物語でした。
単行本ではモル先生の画力が爆発している。巻頭のカラーイラストは威力抜群。かわいい。最高。亀ピエと書いてハッピーエンドと読む。ふじょユリと書いてトゥルーエンドと読む。世の中思ってるほど悪くないのかもしれないという気持ちになる。欲を言えば平川さんの活躍(?)をもっと読みたかった。
2巻で一気にギアが上がった印象があります。「家族」というテーマに対して、家族になろう/一緒にいようと努力することで本当の家族になれると力強く表明する終盤の展開は疑似家族ものの中でも白眉。
1巻をさらに上回る危険球は、最期の最期までスピードを緩めることはなかった…。2巻からでてくるキャラうさぎ、一時期流行ったサイコホラーゲームから飛び出してきたようなコードぎりぎりの性格と挙動でインパクトをかっさらっていきましたが、この作品で人間としてのセンサーが壊れていたのはメロだったのではないかと思うのでした…

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