ハイスペックなのに負けヒロイン属性な姫ヶ崎櫻子さんの物語。巨乳金髪ツインテな櫻子さんは、三森夏樹くんの幼馴染。彼のことが好きなのに、冒頭いきなりよくある“運命の出会いシーン”を別のヒロインにとられてしまう不遇さ。他にもあれこれ間が悪かったりドジったり、あまりに不憫な様子が可哀想ながらも可笑しい内容になっています。まあ、ちょっとやりすぎ感あって引く部分もありますが、もう1人のヒロイン・榊雪菜さんをはさむことでラブコメ度が高くなってゆくので、そこが楽しみ要素ですね。エロコメ感あるので苦手な人苦手かもですが、2巻では第3のヒロインも登場して今後が楽しみな作品です。
ヤバいほどの想いをぶつけてくる女の子VS容赦無しにその想いを突っぱねる男の子のラブコメ(?)作品。 不条理ギャグ漫画の中でもトップクラスにエッジの効いた作品で、2人とも当たり前のように人間の枠を超えた行動をしてるのが面白い。
個人的に「欲望に忠実な子たちの4コマが読みたいな」と思っていたところに現れたのがこの漫画。この作者ならではのダイナミックな感情と独特の台詞回しも好き。YouTubeにはアニメーションもあるのでそちらも見て欲しい作品。
それぞれ秘密を隠し持ったJK4人のドタバタスクールコメディ(死語) 各人の設定を活かし終始怒涛の如く畳みかける展開で疾駆で読み終えてしまった。 忍者と宇宙人と女装男子とエスパーが好きです(全員)
才色兼備・品行方正の優等生 西園寺ジュリは重篤な百合オタク。普段の学校生活ではオタク趣味を隠していますが、あることがきっかけで同級生の立花ひろみにオタバレしてしまい、さらにはひろみが憧れの小説家・橘ロミその人であることを明かされて……!? オタクが自分の趣味について自論・妄想・脳内設定などなど熱っぽく語ってるのが好きな人におすすめです。創作物のBL・百合を楽しむことと、自分と同じ次元にいる同性カップルに対して好奇の目を向けることを峻別する作品全体の姿勢も誠実。
一見するとハイテンションで百合をネタにしているギャグ漫画……のようですが実のところその裏に真摯に向き合おうとするものが詰まった作品です。1巻も投票範囲なのですが、2巻でのジュリさんの強火かつ真摯に創作に向き合う姿勢(それも百合に限らず)に惹かれたことと、何より伊緒さんとのばらさんを巡る物語がどストライクでしたので2巻の選出と相成りました。ちょっとテンション高めですが、百合を扱うということ、場合においては創作物を扱うということについては本当に真摯な作品なので是非にも読んでほしいです。
マンガはどうしても型にはまりがち。「宇宙人が転校してきた」と始まったら、その宇宙人がなんだかんだと情にほだされ、友情を紡いじゃうのが定番でしょう。ところがこの作品そこらへん結構ドライで、宇宙人はあくまでも「異物」のまま無理矢理クラスに溶け込み、主人公を振り回す日々を過ごす、という。それでいてブラックな…不道徳なテイストではなく、あくまでものほほんと平和。SF的な設定もあれこれ盛り込まれ、藤子・F・不二雄作品(『モジャ公』あたり)に近いテイストです。
あまのじゃく男子・いっくんと小悪魔系女子・さくらの両片想い。お互いのベタ惚れ・一途な本心を知らずにすれ違う二人が可笑しく、さくらの思わせぶりな仕草と豊満なボディがムッツリ男子ゴコロに刺さる。俺は好きになんて… 好きに… 好き~!
I am A girl. Just A girl. 登場人物たちの日常が交わる「今」を描き続けたAチャンネルの集大成であり次のチャンネルを回すための始まりの巻でもある第11巻。別れを自覚し始める彼女たちにはなんてことのない「ごめんね」も「ありがとう」も特別に聴こえることだろう。いつも通りの、特別な日々を感性豊かに生きる彼女たちを見届けられて心から良かったと思う。
人造人間のくるみを中心に個性的な面々が繰り広げる、ハイテンションコメディ。強くデフォルメされた絵柄が大変可愛らしく、全編通じて作者のポップなデザインのセンスがなんとも魅力的です。内容も毎回予想の外から飛んでくるユニークなアイデアにあふれており、軽妙でくだらないトークや、破天荒なくるみの改造など、作品のペースにどんどん巻き込まれてしまいます。ストイックな会話劇の面白さを存分に堪能できる作品。アンドロイドモノとしてのSF観が随所にあるのも楽しい。
きららMAX中興の祖、そのフィナーレ。大学生編の他、本編では描かれなかった高校時代のエピソードも収録されている。明るく面白いきんモザワールドは最後まで変わらず、圧倒的な輝きを見せる。何かとアヤヤが可愛い。
こーまちこまち陰キャ姫!以前に比べて陰キャ度は下がってきたものの、元のステータス値が高過ぎたので、ずっと見ていないと俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。というレベルの小町さん。補習を受けたり、昔金で味方につけた女の子と遭遇したりと、今回も傍から見るとそうでもないんだけど陰キャとしては波乱万丈です。小町さんの今後はどっちだ。後、高山萌のストーカー気質の改善の方向性もどっちだ。
キャラクターの線が丸っこくて非常に可愛らしい絵柄……とは裏腹に倫理観が逸脱したキャラクター達によるコメディ漫画です。主人公たちはピクニック同好会という謎のグループを結成しており「ぽかぽか」を求めて学校の行事(賞金が出る)に参加したり、生徒会に立候補(選挙法違反)したり、孤島でサスペンスが始まったりと現在のきらら連載作品の中でも次の展開が全く読めない非常に尖った作品となっております。作品に色を添える担当編集の柱コメントも収録されており、落ち込んだ時に読んで笑って元気が出てくる様な気がするまさに「令和の萌え」(公式)です
オタクで冴えない主人公と、スクールカーストの頂点に立つ少女のシチュエーション・ラブコメディ。どちらかというと男女ラブコメでありそうな設定から、芳醇な百合を生み出しているのが本作です。「住む世界が違う」と思っていた相手が「同じ人間」であることに安堵したり、逆に意外な弱みにドキドキしたり……といった作劇は、主役とヒロインが同性であるが故に更に映えます。前作『どうして私が美術科に!?』でも魅力的だった、きらびやかな画風と頭の柔らかさを感じさせるギャグもますます切れ味を増し、長く見守っていきたい作品に仕上がっています。
世界よ!これが新世代ハーレム百合4コマだ! ということで、授業に恋愛という項があるという、超ドレッドノート級の変則手ながら、それがきちんと形になって、ハーレムラブコメを送り出す形になっている、きららMAXのキングダム、カム・・・(百合時代、来たれり)といっても過言ではない一作です。きっちりラブコメとして面白いのも地味ですが重要ですよ!

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