宿願だった天下布武がようやく軌道に乗りつつも度重なる戦いで荒んだ信長の心には致命的な軋みが生じて…。歴史ものである以上ある意味ネタバレ済みなのですが、同じ世界観のスピンアウト作品でもおそらく意図的にボカされていた”あの”最期に至る経緯がどう描かれるのかは興味津々です。
ネタバレ:クレオパトラ死亡。…カエサルの死後、いよいよもって世に知られる「悪女」然となるクレオパトラですが、本作はそうした史実から逸脱することなく、しかし誇り高く、聡く、そして可愛らしいクレオパトラを描いています。それをシリアス一辺倒のストーリーマンガではなく、お笑い混じりの4コマフォーマットでこなしているのが凄い。最後の最後は「お前がおいしいとこ持ってくのかよ!」も含めて、心地よい余韻を残してくれます。
今回はちょうどよい分量で終わったのかなぁという感じ。 時代ものだけど、オチなどに現代の事象を持ってくるときのセンスの良さは変わらず、今回は終盤にロマンスとサスペンスチックな展開まで盛り込んできて、ほんと絶妙な具合にお腹いっぱいになる終わり方でした。 出版社を問わず今後の作品にも期待。
ついに世に出た孔明。曹操の進軍により逃避行を強いられる劉備。時代はいよいよ三国志最大の舞台「赤壁の戦い」戦いへと流れていきます。その前段階として劉備と孫権の同盟を結ぶために魯粛が劉備のところに訪れるのです。盛り上がってきましたよ。
因縁のある女が転校してくる展開に女と女の関係性を断固としてやる意志が感じられ、惹きつけられて止まないですね。ある事件が発生したことでどうやら歴史をなぞっている事が判明し、関東大震災が迫ってくる予兆として十分なものがあります。歴史ドラマとしての背骨を現し始めた紡ぐ乙女と大正の月のこれからにも目が離せません。藤川紡のほっぺむにむに

たくさんの投票ありがとうございました