灯やひなたたちの未来予想図を描く吸血鬼さんたちや、30年前の友達・春花と再会するソフィーなど、人間と吸血鬼さんたちの持つ時間の差を強く意識させるエピソードが多かった第7巻。 ソフィーの「わ 私だって灯と仲良しなんだぞ」、貴重なデレであると同時に、ソフィーにとって灯がそれほどに大切な存在になったんだなと感じ入りました。
現代の軍艦島で人の姿になった硝安ダイナマイト。人間の真似事をしながら生きる姿は、かつて島にあった人間の営為それ自体を求めるかのよう。「きっと人間はいろいろ知ってる」という言葉は、知識の先にある生の実感を得ようとする彼女の、切なる祈りとしてこの胸を打つ。
前世で結ばれなかった男女とその乳兄弟の三人が現代に転生していて、から始まる。 男男女3人を結ぶ線は互いに向き合い、BLもNLもあってまさに一挙両得なんですが ただ単に前世と現代をつなぐスペクタクル恋物語ってだけではなかった。 女のふるまいは「うわこいつオタクだ……」だったり「やだ素敵カッコいい……」だったりで百合ちゃん良かったです
いつの間にか引き込まれてゆく,不思議なゴシック系4コマです.表紙からホラー要素を強く感じますが,思ったほど怖くはないです.むしろキャラクター達のかわいさの方が勝ります.クリーピーキャットは図太かわいいし,フローラはたまに見せる笑顔がかわいいし,フローラに片思い中の警察官は不憫かわいい.作者はタイ在住のイラストレーターだそうです.確かに絵本のような作品ですね.
おやつ感覚で楽しむ魔界ゆるふわラブコメもとうとう最終巻。表紙が大団円ネタバレだけど、その辺はこの作品においては予定調和ですね。ただそこに行くまでの過程は一波乱あり、まさかミュリンがここまでヘタレるとはw仲間達の厳しくも温かい尻叩きはグッジョブでした。ベル&ミュリンおめ。
キャラクターの多さ、幅広さはもちろんだが、巻を増すにつれて洗濯に対する造詣の深さ(タイトル…)も増していくのが凄い。読んでいると洗濯のやり方や布地の種類まで詳しくなっていく。 なにより妖怪とか洗濯とかキャラ間の関係性とか様々な要素を大量に入れ込んでいるのに、読む側を混乱させない構成力の高さが、ね。
ルネサンスの時代、16世紀から来たリーチャちゃんが萌え絵に目覚めるお話です!!なんともかわいらしい雰囲気と前向きで元気なリーチャちゃんがとても良いです。そして擬音のセンスが独特というか、ちょっとしたところで楽しくなっちゃうのも本作の魅力と思います。モモカ様〜
人間界でごく普通の生活を送っていた青八木まいは、ある日、母親が魔界の王と再婚したことから、魔界からの転校生で吸血鬼とのハーフの黄金崎ミラと突然姉妹になって、一つ屋根の下共同生活を送ることになるというストーリーです。まいとミラが最初は距離感を掴むことにお互い戸惑いながらも、家族としてだんだんと距離を近づけていく描写がとても見ていて微笑ましく、他にも勇者の子孫や魔女のクラスメイト、ミラの家族や魔界での幼なじみなど、魅力的なキャラたちに支えられて、着実に成長していく姿に、思わず親として見守るかのような気持ちにさせられる、そんな温かな作風が心地良い作品です。
今熱い時代「大正」に深く切り込んだタイムスリップ女学校百合4コマ。魅力はなんといっても、竹を割ったように明快に個性付けされた「萌え4コマらしい」キャラクター性と、実在した歴史的事象に対する写実性が織りなす鮮やかなコントラスト。真摯に史料や現存するロケーションと向き合うことで今と異なる時代を舞台とした『きらら』を実現した本作は、「日常系」と呼ばれるジャンルが本質的に有する普遍性を改めて確立する記念碑となるだろう。
RPGで魔物がウヨウヨいる敵地ど真ん中に唐突に道具屋や宿屋が出てくる。彼らはどうやって魔物から身を守っているんだろうか?子供ころに思った疑問を見事に作品に落とし込んでいる。道具屋を営むトールはしたたかに商売をする。しかし彼女には勇者ユウとの悲恋が影を落とす。気丈に振る舞ってもトールの感情は千々に乱れることも。構成的に見事なのは一つのエピソードが解決するとそれ自体が次の伏線になること。引きのうまさが際立ちます。
ヒトの姿を持つようになった妖怪やお化け、「妖人(あやしびと)」の世界になぜか迷い込んでしまった人間の女子高生 言ノ葉アヤが周囲のあやしびとたちに人間であることをバレないよう、元の世界に帰る方法を探す大体コメディ・時々しんみりな4コマまんが。 雪女の妖人・雪女原みぞれちゃん(表紙の右上の子です)、やさしくて友達思いで勉強もできて朗らかでめちゃめちゃいい子で好きです。「下の名前で呼んでくれた―!?」のときの表情めちゃめちゃかわいい。
RPG的なファンタジー世界をマイペースなユーモアと現実感で解体し、少女たちの生活の舞台として描く……に留まらない奥行きを持つ一本。魔王復活をめぐる陰謀劇や「勇者」といえる存在を敢えて背景に置き、危機感のある日常という独特のムードを醸成している。そして最大の見所は、4コマ漫画が持つ「連続した映像の表現に長ける」という性質を使いこなしたアクションシーン。一手一手の応酬を絶大な臨場感で描く筆致は、ぜひ自分の目で確かめてほしい。
平凡なJKが謎の生物と出会って…!? という導入は王道。だが謎だ。謎なのだ。帯に書かれた「キミらエサだ。」という物騒な惹句には早々にオチが付くが、そのオチすらも謎。とにかく過剰な謎設定が次から次に超速展開で詰め込まれてくるから目が回る。ところがどこか、それら全ての謎が解明される予兆もある、という。そのため既存のシュール系とは趣きが異なる、謎の新しさがある怪作となっている。
イチャイチャイチャイチャしててめっちゃ好きです!!もうかける言葉なんて必要ないですよ!!! 魔王と人間、そんな関係でひたすらイチャイチャし続けています。種族差とか年の差とかいろいろ・・・いろいろあるのに何も気にならなくなるくらいのハルくんの好き好きオーラに圧倒されます。と思っていると魔王様もハルくん大好きなのでその大好きオーラに圧倒されます。

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