コミックハイ創刊時から続いていたこの作品も遂に完結。 最後にあいちゃんが叶えた願い、本当にらしいな、って思いました。大人になってもとま吉といいコンビなのもよかった。やはり性格以外完璧超人、毎話見ていて飽きなかった。 師走先生、お疲れ様でした。あいたまを追っていた16年、本当に楽しかったです。
学食を仕切る女子生徒・藤花さんのごはんは素朴だけどおいしい。彼女に気にかけられる柳沢くんが通常のメニューに添えられたトッピングに気づき、二人の間で「特別」が通じ合っていく様に心温まる。あなたがつくってくれるからおいしい、という未来を願ってやまない。
捻くれた陰キャお嬢様、といったガワで隠しているがその実はとても純真なキャラ達が微笑ましい友人関係を築いていく至極真っ当な青春物語。何気ない友達の一言を思い出して「今日はもうちょっと頑張ってみよう」と足を踏み出す、そんなささやかな成長の様子が爽やかで、眩しい。
予期していた楽しい日常のひとまずの終わり。その時はついにやってきた。卒業で物語は一区切りつくだろうとは思っていたけど、いざ来るとほんと切ない。しかし同時にそれは海を越えた飛躍と新しい日常の始まりであり、10年の連載の終わりを飾るにふさわしい爽やかな結末であったと思います。
生徒達との普段の絡みだけでなく、下宿生活の様子もから、一皮も二皮も剥けた翔子先生の魅力が1巻以上に伝わりました。全編を通して可愛いが詰まっています。2巻にて本格登場したローゼス先生や下宿先の住人とのやり取りも賑やかで微笑ましかったです。まさしく『しょうこセンセイ!』は癒しです。
今熱い時代「大正」に深く切り込んだタイムスリップ女学校百合4コマ。魅力はなんといっても、竹を割ったように明快に個性付けされた「萌え4コマらしい」キャラクター性と、実在した歴史的事象に対する写実性が織りなす鮮やかなコントラスト。真摯に史料や現存するロケーションと向き合うことで今と異なる時代を舞台とした『きらら』を実現した本作は、「日常系」と呼ばれるジャンルが本質的に有する普遍性を改めて確立する記念碑となるだろう。
引っ込み思案な主人公と明るい宇宙人な女の子が出会った!画面の寄りと引きのバランスや気持ちの描き方が丁寧で引き込まれる作品。出てくる子たちがとにかくキラキラしていてまぶしい…おでこぱしーは発明ですね。本当にロケットを作って宇宙を目指してしまうのか、物語の行末も気になります。
宇宙という未知なる世界を目指すガールミーツガールものである本作は、その目的地である「宇宙」だけでなく「他人の考えていること」という未知の世界への踏み込みも細やかに描いていてとにかく心に刺さる。 そしてとにかく画が綺麗!4コマというフォーマットの中で数多くの表現を使い分け、シーンごとに浮き沈みする繊細な心情を表現する演出技巧は圧巻。
3人の絆を壮絶に描く青春部活もの。 書き下ろしカラーページのヒジがマジでエッチだった。そのカラーページの話読んでたらふみおかちほの3人もありなんだな……なんて気付いてしまいましたね(情報処理部の3人原理主義者) 2、3コマ目で一回落としてさらに4コマ目でオチをつけてくる手法やっぱこの作品は秀でてます。 スケルトンの回と指と指をふれさせない回(ノーイベントグッドライフ過ぎて回を示す表現に困る)が好き
倉石つなぐと榊花ノ子は家が隣同士の幼馴染。かくれんぼで遊んでいる最中に行方が分からなくなってしまった花ノ子が、失踪した6年前と変わらぬ姿で戻ってきて!?という怒涛の展開で始まる荒井チェリー先生の最新作。1話&2話のヒキの強さ、雑誌掲載時に興奮しながら読んだのを思い出します。 神隠しによって生じた6歳という年齢差に戸惑ったりもするけど、花ノ子とは別の神隠し経験者・苺や花ノ子の妹・白百合たちも加えて基本的にはゆるゆるの、たまに怪異が顔をのぞかせたりするコメディです。
ヒトの姿を持つようになった妖怪やお化け、「妖人(あやしびと)」の世界になぜか迷い込んでしまった人間の女子高生 言ノ葉アヤが周囲のあやしびとたちに人間であることをバレないよう、元の世界に帰る方法を探す大体コメディ・時々しんみりな4コマまんが。 雪女の妖人・雪女原みぞれちゃん(表紙の右上の子です)、やさしくて友達思いで勉強もできて朗らかでめちゃめちゃいい子で好きです。「下の名前で呼んでくれた―!?」のときの表情めちゃめちゃかわいい。
平凡なJKが謎の生物と出会って…!? という導入は王道。だが謎だ。謎なのだ。帯に書かれた「キミらエサだ。」という物騒な惹句には早々にオチが付くが、そのオチすらも謎。とにかく過剰な謎設定が次から次に超速展開で詰め込まれてくるから目が回る。ところがどこか、それら全ての謎が解明される予兆もある、という。そのため既存のシュール系とは趣きが異なる、謎の新しさがある怪作となっている。

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