ギャルJKの姪がおじさんの家でレトロゲー三昧。有名ゲームを題材にしたあるあるネタに対する姪の素朴な反応が笑いを誘うと同時に、初めてゲームに触れた幼い日の自分自身を思い起こさせる。ゲーム文化の一見した奇妙さの奥にある豊穣を丁寧にすくい上げている。
とことん山をナメくさる我のカタマリだった、わがまま三十路OLのノリコの成長物語だった前のシリーズ。新シリーズはそれと打って変わり、強気に出られず自分にも自信が持てない、生きることのシンドさはノリコよりきびしいミドリの物語。新型コロナ禍の中での高尾山のガイドとしてもきっと役立つし、なによりミドリを応援したくなります。
連載から5年以上経ち、多くの読者がみっちゃん(29)より年上になったタイミングで井田パイセン(32)というキャラを出してくるのが憎い。まあ僕は今年井田パイセンより年上になったのですが……。いつかまた、みっちゃんたちみたいに誰かと気兼ねなく外で飲める日がくるといいな。
2次元でもあり3次元でもある特殊なフィギュアの世界、その原型を作る人たちはフィギュア以上に個性的だった。業界の裏話や製作過程が細かく描かれ、1コマ目からボケとツッコミがフルスロットルで展開される、コマが大きいワイド4コマの利点を存分に活かした作品。
ベテランきらら作家がど真ん中ストレートを放ってきた、そんな印象の漫画です。ビーチコーミングをテーマに、明るい転校生のシエルと地味な硝子の交流を描いています。地味な題材をウランガラスという映えるキーアイテムとシエルのリアクションで魅力的に描いて、「イイ物拾ったら どんな反応 するんだろう」と期待を持たせる導入部分が秀逸です。
野球(観戦)が大好きなJK(時々JSとアラサー)が巻き起こす野球観戦漫画の第3巻。物語は2年目の春~夏シーズンに突入し、ソロ観戦やTV観戦、球場飯食べ歩き等三者三様の野球の楽しみ方を教えてくれる残念な美少女達がみせるギャグは今巻もキレッキレです。きらら作品の”非常に高い壁”と称される「3巻」を突破した彼女たちの勢いはどこまで突き進むのか、今後の展開にも期待大です。
みらいちゃんが男装女子(女ということは秘密)のユーチューバーとして活動するという、一風変わった題材の作品ですが、2巻ではついに事務所に所属してメジャーデビューすることになります。同じ事務所での新しい仲間や、アシスタントたちを迎えます。最後にみらいがする決断と、アシスタントのとある女の子がみらいを女と知った際に返す返事が見所ですので、ぜひ皆さんもその目で確かめてください。
とっても可愛い女の子達によるゆるふわ鉄道漫画の第2巻。待ちに待った夏休みの東京遠征や突如現れた(自称)許嫁と先生が主人公を巡っての争いに加え、甘く切ない想いが爆発する衝撃の1話が込められたボリューム満点な造りとなっています。勿論鉄道+宮城要素も盛りだくさん。

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