kanrociderさんの選んだ新刊部門4コマオブザイヤー2020!

みわくの魔かぞく (1)
ごぼう
芳文社
2020-02-27
人間界でごく普通の生活を送っていた青八木まいは、ある日、母親が魔界の王と再婚したことから、魔界からの転校生で吸血鬼とのハーフの黄金崎ミラと突然姉妹になって、一つ屋根の下共同生活を送ることになるというストーリーです。まいとミラが最初は距離感を掴むことにお互い戸惑いながらも、家族としてだんだんと距離を近づけていく描写がとても見ていて微笑ましく、他にも勇者の子孫や魔女のクラスメイト、ミラの家族や魔界での幼なじみなど、魅力的なキャラたちに支えられて、着実に成長していく姿に、思わず親として見守るかのような気持ちにさせられる、そんな温かな作風が心地良い作品です。
星屑テレパス (1)
大熊らすこ
芳文社
2020-07-27
星の海の先に憧れる少女・小ノ星海果と、自称宇宙人の活発な少女・明内ユウの遭遇(エンカウント)から始まり、2人が「おでこぱしー」を通じて心を通わせて、共通の目的を持った”友達”になる所から物語はスタートします。さらに、淑やかなクラスメイトの少女・宝木遥乃と、豪快なメカニック少女・雷門瞬を加え、『ロケット同好会』として宇宙までの遠い一歩を踏み出すところまでが描かれます。本作は大熊らすこ先生による美麗なイラストと、テンポの良い会話劇が見所です。特に、劇中での海果が変わりたい思いから諦めずに絞り出した言葉の数々は、作中のキャラのみならず、読んでいる我々の心をも動かすほど力強さに溢れ、とても勇気づけられます。一方で、ロケット製作における描写や推進の原理、随所に登場する宇宙語といった、じっくり読むことで分かる細やかなネタもあり、様々な楽しみ方ができるのも良く、奥の深い作品です。そういった点は「まちカドまぞく」などに通ずる所がありますが、本作はより真っ直ぐで洗練された作風が魅力です。最後に、本作の読者の合言葉を一言、ペッギョヴ=モヴロヴ!
シメジ シミュレーション (1)
つくみず
メディアファクトリー
2020-02-28
「少女終末旅行」で大きな反響を呼んだ、つくみず先生が送る、不思議な夢と現実の混交したような世界観をもとに、頭からキノコを生やした少女・月島しじま(通称しめじちゃん)と、頭に目玉焼きを乗せた少女・山下まじめの交流を描いた、SFチックな作品です。本作は、しめじちゃんたちにとっての現実と、しめじの姉の開発した謎の装置で、夢の中のような不思議な世界を行き来することが基本的な展開です。夢の中では、巨大な蟹が蠢くマンションなど、カオスを煮詰めた世界観が広がっているのですが、現実の方でも有り得ないような展開が度々起こるようになり、まるで現実と夢の境界線が曖昧になっていくようで、先の読めないダークさとそれに対するのどかな雰囲気がとても不思議な感覚を誘います。また、「少女終末旅行」のキャラも度々ちょい役で登場しており、前作のファンにとってはニヤリとする描写や展開も多く、両作の関連性も含めて、世界観の謎がどのように描かれていくのか要注目です。
魔王様と結婚したい(1)
池内たぬま
フレックスコミックス
2020-01-09
舞おうと
見上げるあなたと星空を
とこみち
竹書房
2020-08-06

kanrociderさんの既刊部門4コマオブザイヤー2020!!

みらいちゃんねる (2)
MIGCHIP
芳文社
2020-10-27
みらいちゃんが男装女子(女ということは秘密)のユーチューバーとして活動するという、一風変わった題材の作品ですが、2巻ではついに事務所に所属してメジャーデビューすることになります。同じ事務所での新しい仲間や、アシスタントたちを迎えます。最後にみらいがする決断と、アシスタントのとある女の子がみらいを女と知った際に返す返事が見所ですので、ぜひ皆さんもその目で確かめてください。
旅する海とアトリエ (2)
森永ミキ
芳文社
2020-11-26
成仏するにはまだ早い! (2)
飴色みそ
竹書房
2020-03-27
推させて! Myティーチャー (3)
東385
アスキー・メディアワークス
2020-07-27
白聖女と黒牧師 (6)
和武はざの
講談社
2020-06-17

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