モフモフなふたりの関係性がとても心地よく愛おしい1冊。もちろん他の動物たちや通りすがりのカマドウマさんまで魅力的。程よく造形がリアルなのも良い。セリフが主に吹き出しではなく手書きなのがまた温かみを感じて味になってます。春夏秋冬、なんでもないことから結構な大冒険まで、エピソードが豊富で最後までストレスなく読めます。贈り物にもいいかも。
最後の一人となった「ご主人」と愛犬のハルさんが終末世界を旅する非日常4コマ.しゃべる動物に宇宙人まで登場する不思議な世界が舞台です.初めてTwitterでこの作品を知った時,その斬新さに「こういう4コマがあるのか!」と膝を打ちました.高尚な話をしてご主人にほっぺをむにーっとされるハルさんが可愛くてたまらないです.心の通じ合った相棒と二人で旅をするって,憧れませんか?
1巻で揉み揉まれる関係が出来上がりましたが2巻では一転、逆の関係に!?更にはいつも仕方なく揉ませていた春見が『揉めよ!ほら!』と逆ギレる展開は最高でした。キャラの濃すぎる友人も登場してよりカオスな状況に・・・おっぱいを揉むという状況がここまで面白くなるとは予想外な作品です。
今年も4コマ作品のアニメ化は多数ありましたが、ひとつ挙げるとすれば間違いなくこれ。吸血鬼という本来なら人間の恐ろしい敵として描かれる存在が、現代的で庶民的な暮らしを満喫しているというギャップがことごとく面白い。タイトルの「『となりの』吸血鬼さん」は、聖書の「良き隣人」を思わせるところがあり、人外の者すら受け入れる優しさと寛容性に満ちている。
過剰な顔芸と体液とオノマトペは最後までとどまることを知らず。中でも瑠璃の崩壊っぷりがファンキー。2巻ではまだまともだったのに、3巻ではハナっから櫻子に超依存&三点全部盛りとド崩壊しててゲラゲラ笑った。「かわいい」を標榜するキューンでこの作風は忘れられない。
伝説の魔法使いが冒険と育児を両立するためにがんばるオールフルカラー4コマ。ファンタジーながらもいろいろリアルすぎてつらい。でも面白い…!このテーマをコメディで描ききってしまったのは見事。子育てって魔王を倒すより大変…!
まさかの続刊。前作で十二分にその特異性を堪能できた、と思っていたら意外とまだやりようはあったようで。さすがに前作ほどの新鮮味はないものの、「自らがギャルゲーのキャラクターだと気づいてしまった者たちが自由を獲得するためにいろいろ奮闘する」という設定の異様な強靭さは健在。あっと驚く展開もあり、奇妙な世界とそのロジックを余すところなく楽しめる。
コロニャはパン屋の人見知りなネコ。もじもじすると頭にかぶったコロネパンに隠れちゃいます。人見知りあるあるネタにシンパシーを感じ、ゆるくておマヌケな言語センスのセリフにキュンとする。ファンシーキャラと4コマ漫画って相性バツグンだ。
ぼっち女子の伊丹さんと外ヅラ男子の藤堂くん。互いのようになりたい二人はクラスメイトに秘密の同盟を結成する。何気ない会話の中に相手の真情をキャッチする機微が、相互理解による誠実なラブコメへの期待を加速させていく。生きたキャラを作品物語の中で確かに感じられる。
近年百合作品に力を入れている電撃から4コマでの期待作をひとつ。双子姉妹で対照的な性格のいちかとひとは、そのふたりの世話を焼くお隣さん・ユイ。ゆるふわなエピソードで描かれる仲良し姉妹+お隣さんという3人の関係性がたまらなく良いです。
アニメ専門学校に通う少女たちのポンコツ日常物語も、完結。「ハッピーエンドでもバッドエンドでもない結末」に刮目すべし。夢見がちな学生たちの“現実“が赤裸々に描かれて面白かったものの、どこか身につまされる内容だったりして胸が痛かったりもしましたね。そんな本作も1度は完結したはずが、まさかツイッターでバズって連載再開するなんて!続編も楽しみです
笑いの基本である「緊張の緩和」の完成形ともいえる作品。 4コマ目に憂鬱が来る!と分かっていても笑わずにはいられない。 特に表紙のような可愛らしい絵から4コマ目だけ劇画タッチに変わるそのギャップは破壊力抜群。
とあるゴスロリショップで働く、吸血鬼のウェンズデイと人間の理沙の日常。一番の売りであるゴスロリ衣装は、毎話必ず4コマぶち抜きで描かれる徹底ぶり。天然な理沙の世話を焼きつつ、実は理沙に振り回されているウェンズデイという捻った関係性も微笑ましい。
都会から島に引っ越した少年の暮らし四コマ。 島の日常と小さな冒険をたのしく描いていて、読んでる最中は正にたのししまだった。 大沖先生にしては珍しくヒキを使ったりストーリー少々ありで次が気になる作品に仕上がっていた。 島野あんなちゃんと変な猫がとてもかわいかったです。
アメリカで、日本出身のサトコとサウジアラビア出身のナダがルームシェアするお話。たまたまネットで見かけてまとめ買い。よくは知らなかったイスラムの世界がたくさん知れる面白さがあると同時に、やりとりが自然でスッと内容が入ってくるので最初はてっきりエッセイかと思ってたほど。互いを尊重しあっていて、とてもいい日々の積み重ねをしてるなあ、とじんわりさせられます。
全ての表現者、表現を愛する者に読んでほしい、「うたう」ことの強さを思い知らされる良書。史実とは違い、「エーリンナがサッポーの生徒だったら」というif設定ですが、それ以外は当時の古代ギリシアの価値観・生活感に沿っているとのこと。百合作品としてくくられることもありますが、ジャンルを超えて多くの人の心に届いてほしい。「うたう」が示すのはもちろん、声だけではありません。音楽だけに留まらず、あらゆる表現に対する賛美歌です。
こちらも同人・pixivで見かけておもろいなぁと惹かれた一作でしたが、ついに商業単行本化されるとわ!!(歓喜)一線を越えたいほどの超・弟好きなお姉ちゃんが起こす行動がめちゃめちゃおもろいです!!おかげで姉萌えに目覚めた一作になりました(笑)続編続巻希望!
今もっとも先が気になるラブコメ。どのような展開になっても常につきまとう不穏な空気は本作ならではのもの。その、「一寸先は闇なんじゃないか?」と感じさせる積み重ねが、本作を単なるラブコメに終わらせない。ハラハラドキドキさせてくれる優れたエンタメだと思う。あとマナちゃんは大天使。マナちゃんは大天使。
異世界でありながら、いや異世界だからこそ! 変わらない人々の営みの重さ、四季の移り変わりの美しさ、平穏な日常のいとしさ、そして個性豊かなキャラクターの表情が描かれていてじんわりと温かい。 柴先生の作風との相乗効果が素晴らしいスピンオフ作品でした。
段々と友達が増えてきた古見さん.ついに高校の一大イベント,修学旅行を迎えるのですが,古見さんは中学の修学旅行でのトラウマがありました.それを知った只野くんは「一緒にサボっちゃいましょうか」と提案し... 学園コメディーでありながら修学旅行に行かないという選択肢を出すところに驚きました.この巻の結末は,担当者さんのこの言葉に詰められています.「でもやっぱり 来てよかったでしょう?」
日常の切り取りを積み重ねることで、重層的に 大きな世界を描き出している先鋭的な作品。 時間と空間を自在にあやつり、ときには4コマ1本で短編推理小説を完成させたりも。「4コマ漫画に何が描けるか」についての最前線がここにあります。 4コマ漫画700本で890円とコスパも驚異的。
かつて、ファミリー4コマ誌ならどこでもお見受けしてた吉田美紀子先生が、いつの間にか介護へルパーという身も心も削られる(でも、いないと社会が成り立たない)仕事をすることに。己の未熟さ、介護対象の扱いの大変さ、パワハラしまくりのクソ上司といったシビアな話ばかりだけど、このほんわかとした絵柄だから挫折せずに読めるのかもしれない。
「小林さんちのメイドラゴン」スピンオフのワイド4コマ作品。エルマが原作よりだいぶポンコツですがそこが可愛くて良いのです。もともと原作も好きですがこれはカザマさんの作風もしっかり生きていてなんだろう…すごく安心して読めて楽しいです。「ちょこっとヒメ」から好きだったのでカザマさんは4コマもやはり面白いな…と再認識。
笑顔が苦手系魔法少女が他の魔法少女や妖精と共に絆を深め成長していくお話。 徐々にシリアスが増えていくがギャグの差し込み方がうるさくなくて終始良いバランスとなっている。 妖精ははんぺんみたいな形状をしていて脱力できて良い。
学校では全く目立たない少女、でも放課後の彼女は。 なんといっても、メイド喫茶の敏腕メイド・ちょこるんこと小鳥遊知世子のキャラクターなんですよ。 学校では最初は目立たないように見えながら、主人公であるくっきーこと九鬼先生のアシストもあって、同級生たちと打ち解けていき、だんだんと強さを秘めたヒロインに成長していくあたりに、ほんと惚れ込みました。
旅好きで知られる胡桃ちの先生の新作は、三兄妹で営む町の小さな旅行代理店が舞台。 おかん力とオトメ心満載の長男ジャーニー・オネェでお酒とグルメが得意な長女?レイル・駅弁と鉄旅を愛する名プランナーの次女ちづるの3人にかかれば、あなたの理想の旅プランがすぐ見つかる! ちの先生、できるならもう少しモデルとなったホテルや旅館の情報を…聖地巡礼したいw!!
アイドル大集合(一部違う方もいらっしゃいます)なあいたまに前巻やってきた、新キャラのバニラちゃんが本格始動して混迷(笑み)を深める11巻です。 長期連載であるこの作品に、バニラちゃんのような異分子を入れて変えていくあたりは、まったく、「変わらないためには、変わる必要がある」という言葉そのままです。
帯のたっぷり愛して下さいねは16話かごのとりでの台詞の一部。2巻収録のお話の中で群を抜いて好きなお話だったので帯に抜粋も納得。次点で21話の真夜中サンドイッチ共に愛の深さにジタバタしながら羨ま楽しく読んでしまいました。
16年続いた作品も大団円。千葉県で賑やかな日常を繰り広げた内野家の面々もついの見納めです。いわゆる時間が流れないサザエさん時空の作品ですが、長女の愛子を始めそれぞれ未来へ向かって成長を成し遂げました。作品は終わってしまいますがこれから先も内野家の楽しい生活が続いていくんだろうと思わせてくる締め方でした。
仕事はできるが愛想が壊滅的な店員たちの店でバイトすることになった女子高生たまこちゃん。店に欠けていた笑顔でお客を取り戻すが、たまこもまた様々なことを教えてもらう。人は得意・不得意があり、誰もが他人を支え、他人に支えられて生きている、というお話。たまこちゃんかわいい。すずさん変顔かわいい。
うぶな少女が自らの恋心(しかも相手は女性)に気づくまでを3巻かけて丹念に描き出した、刺さる人には刺さりまくる作品。後ろめたさみたいなものが全く感じられず、どこまでも爽やかな印象が残るところが良い。絶妙なところで終わってしまったことだけが残念。原作小説を読めば良いのかもしれないが、コミカライズとしても良質だったと思うので。
海も川もなく魚が釣れないので、魚釣りのテクニックを応用して学校で女子高生を釣り上げようという作品。 釣りのテクニック解説と、ターゲットとなる女子高生たちの性格描写が上手い具合に融合して、ちょっと他には無い4コマになっています。
2巻で終わりなのが寂しいですが、とても良かった。そしてできれば他のカップルのスピンオフ希望!! 過去に何があったのか知るのは野暮かもしれないけど、大きな事件でなくとも、ほのぼの日常漫画的なエピソードがもっと読みたい…! あと百鬼ちゃんがお家に欲しいくらいぎゃんかわ…。
三人とそれぞれデートするの回が好きでこの巻を投票 おしゃれした只草ちゃんと交代する時に八十亀ちゃんがモヤっとしていてこれから先の展開がものすごく気になります 1巻から重版出来が続き、観光文化交流特命大使を経てアニメ放送も決定 今から楽しみでしょうがないです
「寂寥感」によってお仕事4コマとご当地4コマを一体化させた、異端の傑作。下町の喫茶店を否応なく巻き込む時間の流れを惜しむ心と、それでも芽生える未来へのささやかな期待の絶妙なコントラストは、現代の「もののあはれ」を感じさせる。一巻に凝縮された熱さとほろ苦さをじっくりと味わおう。
9巻になって遂に、真白がまゆらに、このはが仁子に自分たちの正体を告白する。予想通り軽く流したまゆらはともかく、仁子が見せた反応には意表を突かれた。好みが分かれるキャラだと思うけど、荒井チェリー先生の作品にクセのある子はいても悪い子はいないと再確認で進行形。
それぞれの時代の 重の内面が表れた3人と義兄との共同生活を描いた不思議で賑やかな今作も最終巻です。家族としての信頼、重個人としての成長、そして分裂体の3人の今後も個人的には嬉しいものでした、さてどうなっているかは単行本を確かみて下さいカバー裏も好きです。・・・とは言え、もっと続いて欲しかった~と言うのが読者としての心情だったりします。
君は誰にキスをする?お前だよ行成!ということでとうとう全員キス完了となった『スターマイン』の明日はどっちだ!ストロマせんせから今までは共通ルート、と意訳出来る発言も飛び交う中、我々(無意味な全体化)も鉢巻締め直していかないといけない。そう思うのです。内容の方は相変わらずこれだけのキャラクターを回せばそうもなろう!という多岐の渡り方で、まだまだ全然共通ルートでも構わんだろう?とか言ってきそうで困ります。好き!
今年一番手にとった作品はなんだ?と考えたらこの1冊でした.連載16年でついに200話を超えてなお,この作品の安定感は変わりません.ギャグのセンスもさることながら,登場人物がいい子たちばっかりで優しい気持ちになれるんですよ.これからもずっとそっと評価されるべき良作.
伝説の人、魔夜峰央が月刊『まんがライフ』に年に一度Xmasゲストとして連載している作品が奇跡の単行本化。連載開始から18年後。正直単行本はしてほしい気持ちはあったけどまさか現実になるとは思わなかった。魔夜峰央節がふんだんに散りばめられているいい意味で落語のような作品。
どちらかと言うと家族・友人・恋人といった、温かな感情の世界を描かれてきたむんこ先生が、男同士の一種の腐れ縁的な繋がりを描写する作品で、とても新鮮でした。 エッセイ・随筆に近いような読後感で、少し時間をあけてから何度も読み返すような作品です。
祐介を甘やかしまくるまりあと、さえないけど決めるときは決める祐介。周りがどれだけ嫉妬しようと、この兄妹の絆には誰も割り込めない。……と思いきや、4巻に入って麻帆が怒涛の追い上げ。こんな三角関係(?)ラブコメになると予想できた人が果たしていただろうか。
これまでの伏線を回収した大きな動きがいろいろあった6巻ですが、やはり小池先生は気持ちとか心の動きの描き方がすばらしいです。 きちんとそれぞれ登場人物が人生を生きている事を実感させてくれるし、変化や成長がうれしくなる、長作向け作家さんだなぁと改めて思う巻でした。
元魔法少女の老婆の生き様と笑いと苦悩を描く作品。 孫の誕生を見ようと延命のため再び魔法少女に変身するという選択からの展開は明るくも自然と涙が出てきてしまう。 老後がメインの物語だが少女~成人時代のエピソードも入り、一つの人生を単巻で綺麗にまとめあげているのも秀逸。 この終活ショートムービーは間違いなく2018年の傑作。
「天使の事情」から数えて通算9冊目でシリーズ完結。ほぼリアルタイムで進む太一たちの青春は恋に友情に進路と毎回ワクワクしながらさながら親目線で楽しめました。さらに太一たちのその後も描かれていて幸せな気分に浸れます。
相変わらずおもしろいし、定子様可愛い。いろんな意味で丸くなった少納言、ちょっとうちにもほしい。紫さんは相変わらず苦労人だなあ。弁官さんもだけど、貴子様のお世話をするのが、なんだかんだいって好きなんだなあ、とほっこり。倫子様と貴子様のやりとりが毎回好き。そんで安倍晴明の式神定子様、うちにも派遣してほしい。
大学生のみっちゃんは、突然現れたクマ型宇宙人アルバートと共同生活を送ることに。キモ可愛い見た目に反して純粋なアルバートと、そんなアルバートを容赦なくこき使うみっちゃんの温度差がシュールで、どこから読んでも楽しめる。これぞギャグ4コマと呼びたい一作。
お嬢様の働かない日常ドタバタコメディ!その面白さは天井を突き破り宇宙にまで届く勢い!!己が欲望に従うまま生きるましろお嬢様がボケ(煩悩の塊)と捉えるならば、それを諌める銀崎さんはツッコミ(理性的存在)と言えるのではないだろうか…!たまに登場する豆田くんは被害者に回りがちですが、救い難いところが良い味を出しているキャラだと思います…!
道徳とかいう授業は彼らの時間割にはない。そんな不謹慎を地で行く教師4コマが19年の長きに渡る連載を終了させたというところで、何かしら一つの時代が終了したと言っても過言ではない。いえね、なんだかんだ私が4コマを買いあさり始めた頃からずっと続いてきた好きな作品が終わってしまったのは寂しいものですよ。できればまた何処かで彼らと出会いたいものです。わびれものとともに。
古びた日本家屋に二人で暮らす、白衣さんと彼女の造りしロボ。ロボが造られる以前はこの広く少し薄暗い家にも、白衣さんの家族が彼女と住んでいたらしいが、いまは思い出だけを残すのみ。彼女は冷たいようで少し優しい。彼は優しいようで少し傲慢。彼女はなぜ彼を造ったのか。彼はなぜ彼女に尽くすのか。移ろう季節の中、二人が食卓を囲むその光景は、ただ猫の瞳に映るだけ…。
遊園地にホテルに学園祭、そしてヌコピョンの写真絵本。活動のロケや内容が広がってもきぐるみ部員は相変わらずマイペースで、みんなの得意が自然とひとつにまとまっていくさまに安心する。着ぐるみを楽しむことはもちろん、着ぐるみで作り上げる楽しさも描いた完結巻。
あらゆる妖怪がねこです。そしてその妖怪たちがやたらと可愛い。ねこようかいは人の言葉を話しませんが、出会った人間たちはそれぞれに気遣い、良い関係を築いています。そう、やさしさもあふれる心地よい作品なんです。でも言葉を話せるしょうざえもんさんもこれまたいい味出してまして…。お気に入りのねこようかいは?と聞かれるともう選べないくらいみんな魅力的です。
何の展望もない怠惰な浪人生活がもう13年。特にこの7巻では1冊で1年半経過しており、夏バテの話なんかは前と中ほどで二度あって、ゆる~いムードなのにいたたまれない(ていうか受験は?)。「永遠に続くモラトリアム」と言うとちょっと羨ましいが「永遠に続く浪人生活」は間違いなく地獄である。(コピペ)
洗濯は化学!お客さんはファンタジー!お仕事モノにちょっと不思議要素を合わせた作品も昨今珍しく無いですが、その中でもこの作品は科学とファンタジーの混ざり具合が絶妙でどちらの要素からでも入り込めるようになっています。鬼族である鬼桐さんの弱点が可愛いんです。
マンドラゴラのマンドラさんを取り巻く人間たちが個性的で、基本的にマンドラさんが引き起こすトラブルに振り回される人間たちという構図ですが、マンドラさん視点で描かれるラブコメディとして読むとまた違った趣があって楽しい作品です。ちなみに花森梅ちゃんがどちゃ好き・・
あまりに長い間単行本化しない為にしれっと単行本出さないで終わってしまうのか!? という杞憂をしましたが、つまりそれくらいいいのです。男女の関係なんだけど恋愛ではなく友達としての男女の関係、という異常に複雑なとこをさらっとやる辺りが相当に抜きんでているのです。後、色々エロい。エロいことは重要だぜロック。ってダッチも言ってた。
「めんつゆで料理をする」という強烈な難易度のしばりをクリアしながら、面堂さんの「ラクに美味しいものを食べたい」という人間性が周囲に波及して、それぞれのこだわりを際立たせたり心をほぐしていくという話の回し方が秀逸な作品。 「ひとりでペラペラしゃべり続ける」ことになりがちな食べ物マンガにおいて、「心の○○さん」と会話するというシステムの確立も素晴らしく、漫画史上に残る作品になるかも!?
理想のお嬢様を目指して奮闘するハルさんの武勇伝…奮闘記wも、いよいよ11巻に到達! でも奮闘記だけでなく、表紙イラストのような、弟・あたるくんとのほっこりする(ハルさんの独特な感性と共にw)エピソードや、ライバル・三条様の清らかすぎるお優しさも、晴れシンの魅力なんです!! いまだにアニメ化されないのが不思議な名作、今からでも遅くないので全巻読んで!!
今年もみっちゃんたちとおいしいお酒が飲めました(妄想)。 でも、そういう気分にさせてくれる、今年も安定して面白い作品でした。特に事件とかが起きるわけでもないのに、みっちゃんやソノさん、ユキさんの飲んでいるときの笑顔を見ると、私も楽しくなります。来年もまたよろしくお願いします。
父親の再婚で化けタヌキの義母と妹ができた青年が、明るく四苦八苦しながら家族になっていくファミリー物の(早過ぎる)完結編。この作者さんの作品で一番好きでした。妹のたぬきちさん、感情がストレートに出す子ですごくかわいい。バイトの化けキツネの黒木さん、ドSかわいい。ぼくもふんでほしい。
鉢植えラベンダーが少女化して恩返しにやってきた。元ラベンダーだけに得意技は眠らせて癒すこと。人間初心者のサキさんと育て主ユウの、手探り生活コメディ全1巻完結。表情豊かなサキさんに、ラベンダーパワーなど及ばなくても読者までが癒されてしまいます。私が4コマ漫画に求めるものがギュッと凝縮されたエッセンス的一冊。ラベンダーだけに(上手いこと言った顔)
4コマでは珍しい時代劇4コマです。江戸時代の京都を守る岡っ引き仁兵衛と家をの軒に憑くねこまたの日々の暮らしを描いた4コマ作品です。時代劇らしく捕物帳や人情噺、江戸時代の風俗を取り上げたエピソードなどが盛り沢山です。またねこまたという不思議な存在を絡めたドラマも心に沁みます。
これまでもちょくちょく見えていた藤川歌夜の導線に火がついて爆発するという展開にハラハラさせられつつも、何が飛び出してくるかワクワクしながら読んでしまう。びっくりするほど大きく変わっていく各キャラクターの動きが面白い、そんな最新巻。
ついに全国大会に向けた予選が開幕。その予選大会にはこの1冊の約半分も使われ力が入っている。レースではパートナーとの衝突や連携、他艇との駆け引きなどがダイナミックに描かれ、本物のレースさながらの臨場感が味わえる。
人間とアンドロイド、恋に鈍い2人が大きな壁に阻まれながらも周囲の人を巻き込んで自分の気持ちを自覚し互いに歩み寄っていく、規律と感情の物語。読んでいるうちに4コマ漫画だということを忘れてしまいそうになるほど描き込みやキャラクターの表現に奥行きがある。しかし4コマ目でしっかりオチがついていて4コマとしての完成度も高いと感じる。
全編エピローグといえる贅沢な最終巻。「魔法を信じない封印」が解けたスズは、先輩たちと幸せな日々を過ごすものの、別れのときは刻一刻と近づいてきて……。「信じる」という本作のテーマが、人間と魔法使い全体の問題へと発展し、そして収束するラストは必見。
キスをすると中身が入れ替わってしまう2人。3巻では友達の前でキスしちゃうは文化祭の劇中でもしちゃうはでいつも以上に「おやおやおや」とニヤける内容でした。シンプルな設定だけどシチュエーションや入れ替わりの利用の仕方が面白くてとても良いです。
1巻では主人公二人のクローズな友達関係が確立されるまでを描き、この2巻では二人で一つのユニットとして、更なる友達づくりに向けて外に開かれていきます。親友にも恋人にも見える二人の関係はもちろん、級友たちに番長と誤解されているという「人との距離」が相変わらず可笑しい。
妹ちゃんと兄のゆるい日常を楽しんでいると思ったら周囲を取り巻く人々のラブコメの波動がめちゃくちゃ良かった。幼なじみのみくもちゃんの恋路が妹ちゃんの事が好きすぎるともちゃんの策謀でどうなってしまうのかが楽しみです。
天然少女と芸能人少女の交流4コマ物語。人気のある芸能人ゆえになかなか学校へ通えない少女が、天然少女と出会うことで通学が楽しみになり、自分の世界を拡げてゆく様子が楽しさいっぱいの雰囲気ですね。可愛さと優しさのある友情物語、面白いです
美姫ちゃん登場巻!琉姫美姫姉妹の関係について1巻まとめて掘り下げられている。各話ごとのネタもバリエーション豊富で非常に面白いが、この本全体で見ると姉妹という大きなテーマになっている。ストーリーとして完成された1冊。
暇つぶしに悪魔を召喚する系の神父(?)と召喚された悪魔の同居ラブコメ。 首輪の悪魔ことアルマディエルさんが無邪気で非常にかわいくて、さながら夫婦漫才のような雰囲気も好き。 アルマディエルさんに呪文をかける回がめちゃくちゃ良い。
きらら系では漫画家が主人公の作品は一ジャンルを形成しているけれど、ここまで『実録』というか楽屋ネタに振り切った作品は初めてかも? 連載を始めて間も無く掲載誌(まんがタイムきららミラク)の休刊という不運に見舞われながら、それをすらネタに昇華するたくましさよ!
新しい小惑星を見つける。宇宙飛行士になる。地図を作る。みらたちの夢は途方もなく大きく、叶いっこないと言う人もいるかもしれない。けれど、諦めない限り夢は終わらない。それぞれの夢を追いかける地学系女子(ジオジョ)たちのまっすぐな瞳が眩しい、あれがきららの一番星。
自分たちだけの小惑星を見つけようと高校の地学部に入った みらとあお。遠くの星に手をのばす天文班も、足元に眠っているものを見つめる地学班も自分たちの目指す目標にまっすぐで、応援したくなります。地学・天文知識も充実していて知的好奇心を刺激する一冊。
表面的な特性と内面の本質の間に薄暗い二面性を抱えた少女たちという、作品全体を貫く「構造」が見えてくる様は戦慄すら覚える。相互不理解や認識の相違を抱えたまま進んでいく物語は不器用で弱い人間たちへの賛歌であるとともに、サスペンス的な面白さすら孕んでいく。1巻で「面白いけどきらら4コマとしてありがちといえばありがちかな」と感じた人ほど、2巻で震えて欲しい。
分かりやすくて良いタイトルだ。ふじょ子の腐女子たる色々とアレな奇行に「あるある」と笑い、そんな奇行に振り回されつつも健気に尽くすユリ子=百合女子の献身に胸キュン、という一冊で二倍美味しい作品。脇役の岡本さん(仮)も巧いこと二人を引っかきまわして何かと可笑しい。
きららの野球漫画、それもプレイするのではなく観戦するという新感覚野球漫画。野球を知らない人でも主人公の玉の目線で読めばきっと野球観戦したくなるはず。レオナとファル子のどつきあいに玉の毒舌とギャグもキレキレです
個人的に印象深かったのはアオ郎イベント回。トオルの多様な表情が見れていちいちドキドキしてしまう。ユー子から見たトオルが意識されてるのかもしれないなどと思いながら2人の関係を存分に楽しんだ。9巻全体を通してトオルがるんだけでなくユー子やナギにもちゃんと心を開いてることを感じられる。確実に成長しているキャラクターたち、そして時は動き出す。
ハナヤマタの完結から作者が吹っ切れたのか、きららコンプライアンスに挑戦状を叩きつけるかの如く、フルーツタルトは本来の目的そっちのけでヘンタイ街道を驀進していくことに……。どうかはゆちゃんだけは純粋さを失わずにいて欲しい……。
祭囃しを皆でやり始め、独りで話すのも苦手だった巌ちゃんやまだ何も分からない桜波ちゃんがちょっとずつ、ちょっとずつ成長する…その最後の姿が、この2巻です。ギャグや可愛い姿を描きつつ練習を頑張る日常の光景も、晴れ舞台となる演奏シーンも輝いていて大好きです。
ブレーキがブッ壊れた登場人物たちがさらに自重をなくしていく様はむしろ爽快感すらある。かなりトんでるギャグとしても面白いのだが、女の子同士の恋愛にしっかりとした決着をつけた作品としてもお勧めしたい。完結感だが、最終話のあとのこれからをたくさん想像させてくれる素晴らしい終わり方だった。
クロの長い長い旅のお話がついに完結。4コマで本格ダークファンタジーは正直厳しいものと思っていたけど、この作品は自分の中で別格でした。やさしくも丁寧に、見事に回収されていく伏線。この物語を最後まで見届けることができた幸せ。よくぞ描ききって下さったと感謝の思いです。読み終わったあとで表紙カバーを見るとまた込み上げてくるものがあります。良き作品でした…。外伝も楽しみです。
G.A.に続き、きゆづきさとこ先生のライフワーク的作品とも言えるクロも、ついにクライマックスへ。 蝕まれ続けるクロの運命と、ニジュク・サンジュが導くラストは、あまりにも突然で劇的で…思いがけないものでした。 最終巻を迎え、きゆづき先生ご自身の今後が心配でしたが、後日談という形でクロの旅話を数話描かれホッとしました。まだまだクロの旅が続くことを願って…。
異次元の世界に迷い込んでしまったスズキくんがポラリスの謎を解明しようと奮闘する第3巻!管理人のポラリスさんの可愛さを愛でるもヨシ、同じ迷い込んだ住人たちとの交流を楽しむもヨシ、謎解きを一緒に考えるもヨシ…とにかくいろんな楽しみがある作品です!絵柄も可愛く読みやすいと思いますよ!だいぶ話も展開してきてこの後がどうなるか気になります!!
物語スタート時点では空回りしていることも多かったアンのTCG愛が、だんだんと情熱が伝わって禁止カード感謝祭や文化祭のTCG体験会として結実しているのが成長が見えて良い。自分が楽しんでいる姿を見て誰かがその趣味に興味を持ってくれるって、うれしいですよね。
きらら系では珍しい、「笑い」側に振り切った作品が今年も誕生してくれました。一発ネタかと思ったホネがレギュラー化したり、ぶっ飛んだ設定が「ま、いいか」で済まされる思い切りの良さが読んでいて実に爽快。最近腹を抱えて笑っていないあなたにオススメです。
アニメも好評放送中のチアフルチア4コマの最新刊。いろんな助っ人や応援依頼に応えてきたチア部が、いよいよチアの大会に臨みます。前巻で加入した花和が本格的に絡んできて、新たなかけあいが生まれているのも楽しい。
スラップスティックでドタバタハイテンション、でもちょっとずつ上達していく体操部の子たちが好きでした。出来なかったことが少しずつ出来るようになっていくうれしさ・手応え・誇らしさ、その一つ一つが勲章のようでまぶしい。
待望の3巻目、とうとう最終巻ですよー・・・ 今巻は新歓での初めての呑みや合宿で聖地巡礼の話もありつつ、進路に迷走するみなもさんはどうなるのか、スグミさんの就職活動の結果は・・・と気になる内容となっています、進路は早い人はトントン拍子で進んじゃいますからねぇ・・・w 4コマ漫画の表現技法の回は個人的に好きです。 そして最後はスグミさんにまさかの出来事が。(身体的に) いつかまたふたひとの皆に会えると良いですねぇ。
種明かし的にラブリーメロン及びアイリーンのバックグラウンドが明かされていく本巻は、1巻とはまた異なる物語を見せてくれる。現代社会に疲弊したラブリーメロンと落ちこぼれヒーローのアイリーンというどこか通じるものがある2人を通じて、ヒーローというものの本質を描く傑作。
「きらら」の限界を一段階広げた邪悪な少女たちの、純粋すぎる愛を鬼気迫る筆致で描いた衝撃の百合4コマ。倫理や秩序を排除して剥き出しの愛の渇きに向き合った本作は、ある意味では最も普遍的な恋愛漫画かもしれない。じっとりとした陰湿さとブッ飛びすぎて爽快にすら感じられる暴力性が同居しているバランス感覚も素晴らしい。
新しく制作されるゲームのキャラコンペ、読んでてゆんの同感できる人間臭さや青葉の迷いと決断等々、色々感じさせたな…と。 今回の青葉ちゃんはキャラコンペに対する迷いや決断、そして先輩としての側面も見られます。 それとコウとほたるんが初対面するのも感慨深かったですね…。
千矢のお母さんの所在、迷路帖の謎、話が核心に近づいてワクワクが止まらない6巻! 千矢がここにたどり着くまでに得たもの、たくさんの仲間たちの存在が心強い。いよいよクライマックスじゃない?もう終わるんじゃない?そういうときに見せるはりかも先生の漫画力の強さ、これがずっと見たかった。
年を重ねる毎に強くなっていく4コマオブザイヤー界のボジョレヌーボー。去年も言った気がするけどやっぱり1冊を通したストーリー構成、伏線はさすがの一言に尽きます。ダークサイドに堕ちてる(かわいい)桃やちょいウザなシャミ子といった新しい側面も見どころです、よね!?!?!?!
3巻の衝撃のラストからシャミ子と桃の関係は宿敵から新たなフェーズへと移行し、4巻では更なる衝撃の展開が待ち受けています。息をつく間もない伏線回収と伏線張りの連続に、何度読み返しても新たな発見が絶えることがなく、平和な日常の中の謎に挑む世界観を描いた本作。どうか一コマ一コマをルーペで嘗め回すように熟読して欲しいです。ところできらら展のアニメで動き回るシャミ子かわいかったな……。
センスがとにかく半端ではない。あえて魚眼レンズ風に描かれた背景の美しさといったら。写真そのものではなく、絶妙に漫画らしいアレンジを効かせてあり、それが逆に読者に訴えかけるリアリティを高めているという離れ業。どれだけ修練を積んだら、こういった絵が描けるのだろう。 もちろん内容も充実。カメラ片手に旅するのは楽しいよ、という単純明快なポリシーを全力で描き出している。あくまでノリはクールなところがすばらしい。
ついに連載10年、第10巻! この間、設定に変化は無く、新キャラの追加すら無く、女子高生×殺し屋andときどき忍者(+ゲスト刺客)の掛け合いだけで引っ張ってきて、なのにマンネリに陥っていないすごさよ! この先10年もこの調子で続きそうとさえ思える。いやホント面白いです。
人相悪い系女の子が、実は。 というパターンがいい焼肉くらいに好きなので、これもまた堪らぬタイプであります。保育士になりたいという夢を持つ由比ヶ浜さんが可愛いのです。緊張すると眼光が鋭くなる系女子だけど、子供に泣かれるけど!というので頑張る話。偶に5歳になりたいという高校生の方などの灰汁の強い人が出てきますが、そこもまた色々包括しそうで、そう言う意味では大変今後が楽しみなのです。
笑顔が怖くて不良と間違われる少女の物語も、ついに完結。いわゆるギャップ萌え(フビン萌えとも言われてましたが)な主人公像がシンプルながらも印象深く、楽しませてくれましたね。周囲の誤解を少しずつ解いてゆこうと、理解者である友人と積み重ねてきた日々が無駄ではなかったと思わせる終盤の展開が安心感ある楽しさでした。もっと読んでいたかった作品ですね
神のごとき“ぷにょ”の持ち主・あみかさんは3巻でも絶好調!! あみかさんをねら…慕うw四天王女子の過激さも増す中、新たな刺客・全肯定ベリーダンス講師のシフォン先生も加わり、あみかさんのぷにょおにくはどうなってしまうのか!? 個人的に、3巻73ページ4コマ目の”あみかさんの谷間にスマホ”描写が、ここまでお色気でなくギャグに見える作品を他に知りませんw 連載終了が惜しすぎる…モチ神よ永遠なれ!!
孤独なお金持ちの高校生が父役・母役・妹役の役者を高額バイトで雇い疑似家族をさせる.この設定を聞いただけで購入を決定しました.主人公のミエ子はお金のために嫌々妹役を演じていましたが,次第に本当の家族のような愛情が芽生えていくというストーリー.シリアスな部分とぶっ飛んだ個性が生み出すギャグとのバランスが読んでいて心地いいです.女の子も可愛いので萌え系専門という読者も楽しめるのでは?
バーテンダー志望だけど、子供のような容姿で就職できない花ちゃんを雇ったお店は、カクテルを造れないシロクマ店長に超毒舌オーナー、そして個性的な常連客が集ったBAR「ウルス・ブラン」。ただ面白い・楽しいだけではなく、普段は辛口なオーナーがバーテンダーやプロフェッショナルについてまじめに語るシーンにはっとさせられたり、色々と心に残るものがありました。
営業でペアを組んだ上司が、ある女性アイドルの熱烈なファンだと判明して、話を聞いてるうちに…というお話。好きなことに力いっぱいうちこむポジティブパワーをページから受け取れるたいへん素晴らしい作品でした。先日、全2巻でめでたく完結(2巻の描き下ろしはドンミスイット!)。作者さんご本業が別にあるそうだけど、ぜひまた4コマ漫画を描いてほしい。
大人げないおばあ(自主規制)伊万里さんと、老成した孫の小鞠ちゃんの終わらない日常を描いた作品も最終巻。 伊万里さんの大人気なさが面白くて毎月読んでいましたが、大人気ないキャラのなかにも、大人としての目線の付け所のようなものを感じるところが多々あって、そこでまた、伊万里さんにもそういう部分もあるんだなと感じ入りました。
歌麿をヒットさせ、馬琴を発掘した重三郎。しかし寛政の改革や石燕の死など、時世の流れが押し寄せる。才能が「ツキモノ」として視える重三郎の脚色が、かの時代を生きた命と命の間に必然の連続性を描き出してこの目頭を熱くする。ライトでポップな歴史ロマン、堂々の完結。
和楽器や演奏の描写が丁寧で生き生きしていて素晴らしい。今時の女子中高生達が今時のキカイ(パソコンとかライブハウスとか)を使ってイロイロ頑張っているのも素晴らしい。べこ素晴らしい。自分的ハイライトはしおんの三味線路上ライブ。素晴らしい!
料理は一流だが愛想なしな総菜屋さんと、愛嬌抜群だが料理は壊滅的なキャバ嬢による「愛され女子」への道を描く4コマ作品。総菜屋さんとキャバ嬢の交流が面白おかしくも、欠落を抱えた者のわびしさやたくましさを感じさせたりと、楽しませてくれます。お付き合いや結婚に対する視点も興味深く、楽しさいっぱいの作品ですね
今年のファミリー4コマオブザイヤー.家業の経理をこなすしっかり者の中学生ヒメちゃんが,照れたり怒ったり表情豊かで可愛らしい.ヒメちゃんを見ていると「いい子に育ってくれて嬉しいなあ」と家族のような気持ちになります.近年の4コマにはなかなか見られない素朴すぎる作画に最初は驚きましたが,この温かい絵柄が作風にマッチして今ではとても安心します.
山東ユカさんのラブコメ物って好きなんですよ。このお前ら早く付き合っちゃえよ的な肩透かし感と言うか、見ていて砂糖を吐きたくなるんだけれど、クソじれったい感じ。それがクセになってもっと見たいと思うようなこのラブコメっぷりが。本作では強面だけれどピュアな太陽くんに対して、ヲタ趣味一直線で鈍感な池谷さんの強力な無自覚パリィ。頑張れ太陽くん!!
一貫したテーマを描きながら、4コマ目に必ず剛腕のギャグできっちり落とす、高レベルでまとまった4コマ漫画のお手本のような作品。史実だと応為はこの後、結婚生活や画業について必ずしも望んだとおりのものを得られませんでしたが、「この物語はフィクション」なので、この世界の応為は末永く添い遂げ、父とは違う自分だけの絵をみつけたものと信じています。
好き嫌いの激しいOLさんが恋のためになりふり構わず努力する!ただし出来る範囲で! 86ページが最高。表情だけで魅せるの凄い好き。「あっわかっちゃった」ってなるの凄い好き。あの瞬間の表情を見た時の嬉しさって凄いよねわかるわーうんうんって感じるの凄い良い。
猫又のぱるちゃんは、周りの人からは猫に見えるけど、ある一部の人物からは幼女に見える。 という設定に、猫又なのでそれなりに知識はあるらしいのだけれども、なりは幼女なので舌は回ってないし、やはり浅はか…なところがすごく笑いどころになっている、かなり練り込まれた作品だよなあと感じます。
21年続いた仲良し鈴木夫婦の日常を描いた作品もこれにて本当の最終巻。新しい生活環境にもすっかり慣れ、暮らしを楽しく過ごす鈴木夫婦や周囲の皆、そんな日々の中で何と鈴木夫婦に更なる生活の変化が・・・?最後まで楽しそうな夫婦な生活、これからも登場人物達や読者の皆さんも笑顔で居られます様に。タイトルの通り「ありがとう」と言う言葉を送りたい作品となりました。ずっと読んでて良かったです。
田舎の町長選挙という地味な題材を、エンターテインメントへと昇華。 地方の厳しい状況にあっても、アホの主人公はアホであるがゆえに楽天的で、簡単にはあきらめない。 これからの出版界を考えるとき、そのような姿勢は重要なのかも。
静岡ローカルネタ系。 ガシガシかつ分かりやすくぶっこんできて乗ったり突っ込んだりのテンポが絶妙。 4巻でも富士山をめぐる争いや家康争奪戦が出てくるのだがまだまだ掘り下げてくるのは作者のセンスか。 有野りん子さんかわいいし、食事の音が好き。
友達なのに、いつか見えなくなるかもしれない。帯の言葉からすでに切なくなりました…完結巻です。小学5年生の少年の成長。妖怪との日々、新しい友達との日々。いろんな経験を経て、離れて暮らしていた母親、父親との距離もすこし変わってきて。華やかで賑やかで、わいわい楽しくも優しい日常が本当に楽しい作品でした。もっと読んでいたかったなあ。
家族ものの新基軸。血の繋がった父と娘でありながら、10年ほどの間お互いの存在を知らず、更に複雑な事情が絡んでいるため週末しか会うことができない。一捻りある設定から生まれる日常は、しかし楽しさに満ちていて、それは娘のポジティブなキャラクター性から来るものだろう。自分の役割に自覚的でありながらその範囲内でイキイキと生きている人物の描写がこの作者は本当に上手い。だからこそ、本作は血の通ったものとして読者に迫るものがある。
可愛い可愛い進藤くんとさくらちゃん!えすえす時代からずっと追ってる作品が遂に単行本になりました!!ちっちゃい二人のほんわかラブは少女漫画で、ちょっとのラッキーすけべは青年漫画。少しずつ成長して、お互いを大事に思い合う姿に癒されてます!
キャラの増加はとどまるところを知らず、とうとう約40名に。 作品作りで最も難しいといわれるキャラづくりを常時続けられるそのクリエイト力には脱帽です。 ワインの面白エピソードと4コマとの相性も抜群で、彼女たちのキャラクター性とも相まってネタの破壊力も高いです。

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