きららの「きらきらスタディー」とは真逆に作者の趣味を詰め込んだアバンギャルドなコメディ 中学生の主人公がいろいろ酷い目にあったり時に意外な発想で問題を解決したりSFならではのぶっ飛んだネタが盛り沢山です
箱入りお嬢様の櫻子が、手違いで普通高の寮に入ったところから始まる、ほんのり百合風味な日常コメディ。と、1巻までは思っていました。2巻で生徒会メンバーが加入してから、ギャグもキャラも一気にカオスに。あんなに可愛かった瑠璃がヤンデレになるなんて…。でも好き。
タイトル通り、主人公が記憶喪失なのにとことん楽観的で楽しいです。女性同士の同棲における生々しいエピソードを「記憶喪失」と絡めてまったく新しい百合エピソードにできるのがすごいなぁ、と。愛が強い無敵感のある主人公のおかげで常に安心感みたいなものがあるのが良いと思います。
単純明快にしてズル技極まりない状況設定からとにかく甘々の百合を無限に投げつけてくる。すでに一度結ばれたカップルの片方を記憶喪失にすることで初々しい恋愛と長年連れ添った空気感を同時に味わわせることに成功しており、完全に発想の勝利というほかあるまい。
Twitterはしばしば唐突かつ意味不明のアップデートでユーザーを惑わすが、どれもこれも天真爛漫で気まぐれな幼女の振る舞いだと思えば許せるのだった。風刺性・批判性を備えるが、決して攻撃的ではない毒のさじ加減が巧い。
女の子が女の子を攻略していく百合!そういう話であるからして、女の子の赤面シーンがたくさん見られるのが、個人的にはこの作品の最大の魅力。そしてまた、様々なタイプの女の子が出てくるので、読み続けて飽きることもなく。すでに出ている2巻も最高。3巻、4巻と続いてほしいなー。
実はドルヲタなギャルと実はアイドルな内気っ子が互いに秘密を共有して他の人にバレないように生活する内に、互いの気遣いや優しさが垣間見えて、とても良いです。これからどのように関係が進展するのか気になります。
人と人の触れ合いに温かさを感じる作品。伍色館の人たち、学校の人たち、町の人たちなどなど…。キシハラさんの作る美味しそうな料理の数々も魅力ではあるけれど、料理を作ることを通して伝わってくる、キシハラさんの気遣いや優しさがこの作品の本領。絵もとても綺麗。
とりとめもないネタから斜め上の展開が織りなされるシュールさで、何も考えずに読んでも自然と「ふふっ」と笑みがこぼれるようなギャグ4コマ漫画です。また、漫画の描き方にも作者の型に捕らわれない独特なセンスが光っており、読んでいて笑うだけでなく「4コマの『概念』とは」何であるのか多々考えさせられます。
ソシャゲーの公式4コマはたくさんありますが、ゲーム本編へのフィードバック具合はこの作品が一番なんじゃないでしょうか? 特に2017年のエイプリルフールは「4コマの世界からゲームの世界への侵略」というまさかの展開! 空の旅のおともに必携!
ゲームの更新内容が漫画になって、そこからさらに単行本化されるまで、下手したら1年くらいかかるのですが、「あーそうだった、このイベントではここに苦労したなあ」というプレイヤーの気持ちがしっかり記録されています。10巻目にしてやっと不知火回が!
なンで二巻で終了とかいうのーっ! と言う感じで終了が大変惜しい漫画であります。朝日奈さんのアグレッシブながら乙女なところが大変良かったのですが、最後にも本能だったの!? 的な野性味を感じられたのもよかったです。眼鏡おさげは七難隠すっていいますもんね。
アニメ系専門学校の少女たちを描く4コマ作品。きわめてザンネンで可笑しい専門学校JKたちの“現実”に驚いたり得心したり…代々木アニメーション学院完全協力というお墨付きが強いですね。実話らしい話には【本当】と付いていますし…
日本出身のサトコとサウジアラビア出身のナダはルームシェア中。 外国人から見たら、日本人だって外国人。愛即知・知即愛なんて言葉を持ち出さなくても、相手をひとつずつ知っていくことが、習慣も常識も違う他者と暮らすうえで大事なのかも。
とにかくマリアンが可愛い。マリアンのために動き回るまわりの人たちの気持ちがよくわかります。大我の舎弟たちも気の良い人ばかりで、みんなでマリアンを囲むシーンはほのぼのします。もう終わってしまったのが残念ですね。
今年のベスト次点。何といってもヒロインのかわいらしさが飛び抜けている。まさしく天真爛漫の一言。そんな彼女を見守る主人公の格好良さも表面的でなく練られていて、基本的にはこの二人で成り立っていた作品だな、と。連載が終わってしまったのが悲しくてならない。
超ド級のドジっぷりでバイト連続クビ記録を突っ走る主人公がたどり着いたのは、3つの宗派が入り乱れる仏教徒系カフェ!? クソがつくほどドマジメくん、チャラ男と思いきやスゴ腕のパティシエ、謎多き甘党退魔師など個性派が揃いつつも、時にグッとくるお話の展開にヤラれました。 間違いなく今年下半期のベスト3に入る名作。
「ひみつの乙女ちゃん」でマニアックな世界を切り拓いたw蒼井ひな太先生の最新作がまさかの4コマで登場!それぞれ得意分野の違う濃いドルオタである放送部メンバー達の中で奮闘する転校生・白丸くんの運命やいかに!?作者ご自身の体験談も含まれているらしい、ドルオタでもそうでない人でも十分楽しめる、オススメの一冊です!
私が今一番楽しみにしている作品です.コミュ症の古見さんにも少しずつ友達が増えてきて,5巻にして初めて古見さんが只野くん以外のクラスメートと話すことができました.古見さんが学園生活を楽しく過ごしていることが,私にはたまらなく嬉しく感じるのです.古見さんのパンツが見たくて暴走する山井さんの話など,強烈なギャグも満載です.
ひと癖あるというか、能力は高いが社会人としてはどうなのよ…?という感じの上司と先輩のもと、ひなたさんは頑張ってます。 総務課の三人と一緒に仕事してみたい…。 荒井課長がひなたさんをあの手この手でイジる(時折セクハラ)のも、個人的には大好きてす。
野広実由先生の最新作は、とにかく本が好きで真面目で箱入り娘な、司書のすみれさん。 でも真面目すぎて恋愛をしたことがないせいか、恋に憧れても気づけばイケナい妄想まっしぐらで…。 野広先生が得意とされる、女の子の愛らしい一面や思春期特有の心の動きももちろん満載! すみれさんの妄想はどこまで続くのかw!
美味しいけど怖い店員のいるハンバーガー屋にバイトで入ったたまこちゃんが元気ハツラツでいいよね。店長とも同僚とも少しずつ打ち解けてゆくのが良い感じです。たまこも成長していってるしね。ほんわか楽しい4コマですやね
彩葉さんと始くんの、アツアツ新婚生活。家電を買う。ドライブをする。ありふれた夫婦の日常が、OYSTERさんの手にかかると最高のギャグ4コマ、最高のラブコメ4コマになる。帯のコピー、「こんな嫁がほしい」とかでなく「こんな夫婦になりたい」なのが素敵だなと思いました。
今年のベスト。作者の尖った作風の裏に影を潜めていたポップさが全開で花開いた傑作。初々しいラブコメとしても上質なギャグものとしても楽しめる多面性。何より間口が広いところがすばらしい。問答無用に誰にでもおすすめ。
甘い!甘いなぁ、新婚生活!(>_<)ノ 彩葉さんが可愛すぎるし、始がテキパキ対応しつつ、ふたリが好き合ってるのが読者に伝わってくる感がたまりません。OYSTER先生独特のクセになるやり取りも健在で読んでて楽しくなりますし!何度も読み直してニヤニヤしてますよ
インコと暮らす女の子の日常。復刊作品ですが、これを期に新しい読者が増えることを期待して一票をいれます。『この世界の片隅に』のこうの史代先生は、4コマ漫画の分野でも素敵な作品を描いていたことを、見つけていただければありがたいなと。
野崎くんはキャラの性格をスポットにあてたネタが特段多い印象がありますが、 9巻まで来てもバリエーション豊かなオチで全く飽きさせなないあたり非常に秀逸だと思います。 声楽部のローレライエピソード本当に楽しいし、千代ちゃんが嫉妬してしまう所は本当にドキッとしたオブザイヤーです
京都から転校してきたのは、伏見稲荷大社の狛狐・たまも。本人は人間に化けているつもりですがバレバレで、クラスメイトたちが気づかないフリをしてくれてます。そんなクラスメイトたちの優しさと、些細なことにも目を輝かせるたまもの純真さにほっこりする作品です。
星に願いをハーレム4コマも、ついにノルマあと一人を残す8冊目。ここまで来て、主人公の行成が本当にいい男に育ってきてくれていて、安心して読み続けられます。次巻はついに星っ娘のノルマ一周、果たしてここからどうお話が動くのか、そういう意味でも目が離せません。
既刊の2巻も含めてということで。板倉梓さんの地下アイドル作品。幅広い作風の持ち主の作家さんだが王道(地下)アイドルものとは驚きました! 3人から~ず☆とマネージャーと女社長の奮闘記!社長がまたかわいいことかわいいこと! 2巻完結物なのでよければ一読を。
マイナーアイドルだった主人公のトリオが、アイドルとして成長したい! という話だけで進んでいくのかと思ったら大間違いで、脇だと思っていたキャラも深い人生を背負っていたり、そこから恋愛エピソードが広がっていったり、続いていくとどんどん物語の幹が太くなっていった感じの作品でした。
白衣の女子高生と四角いロボが織りなす単なる日常。 全体的に白衣さんが優位ですが、それがまたMっ気のあるものには堪らないです。黒髪ロングで白衣って素晴らしいじゃないですか。それだけ、それで満足するしか、ないじゃないか……。となぜか妥協満足してしまいました。ああ、踏まれたい。
天才科学者(白衣さん)とロボット(ロボ)が、畳敷きの部屋で平穏に暮らす4コマ漫画。ロボの代わりに白衣さんと一緒に暮らしてみたくもなるし、白衣さんの代わりにロボと一緒に暮らしてみたくもなる。そういう関係性をみている幸福感があります。
ズボラでSっ気のある天才女子高生と家庭的で世話焼きなロボットとの日常、その生活感はどこかレトロ風……この人物造形とシチュだけでもう面白い。登場人物は基本この2人だけなのに、世界の広がりを感じさせてくれる。
マッドな女子高生+レトロなロボットの2名で繰り広げられるシチュエーションコメディ。カメラワークや背景の描き込み等々、とにかく1コマ1コマの見せ方が非常に上手い。まんがライフで初めて見た時の「逸材感」は今でも忘れられない。
どこまでも白衣と科学に傾倒しつつも、不思議なものにも寛容だったりコロッケそばに異常な愛情を注ぐ白衣さん。 かたや天性の家事スキルとおかん属性で白衣さんを支えるロボ。 ともすればありきたりになりがちな設定を、ノーベル賞級のネタとどこか温かみあるタッチで毎回ワクワク読ませてくれます。安心して読める良作。
こじらせオタクの男子高校生と、真面目なのにエロくみえる女子高校生。ある程度パターン化したコメディの下に、人生の先輩からのエールのような青春漫画がかくれています。かなりの変人とみえる主人公たちですが、誰もがどこかに普通でない部分を抱えていることの比喩として、普遍性があるキャラクターでもあると思います。
最終巻。1巻からずっと好きだったけど3巻もとても良かった。しみじみ良かった。青春な部活もの。キャラの心情を言葉で説明しすぎないところ、シリアスな流れでもどこかクスリと笑ってしまう描写を入れるさじ加減、キャラの個性。どこをとっても大好きだ。
母にとって私はただの人形だ.そう思いながらも母に従っていた梨子でしたが,「チア部をやめなさい」と言われてついに母に反抗.母が毎日セットしていた長い髪を自分で切り落とします... 青春部活動4コマの傑作,ここに完結です.もっと,もっと続きが見たかったよ...
同作者のゴーゴーダイナマイツもそうだけどキャラの心情を台詞なしの「間」で表現するのが秀逸な作品だと思う。そしてたまに入るモノローグがまたよい。この巻でじたばたしてるの主に大人なので余計に胸に来るものがある。6巻!6巻を早く!
やっと、この作品をここに載せる日が来たんですね。それだけでもうれしいです。コーヒーが紡ぎだす、少年と少女の成長を描いた青春物語はまだまだ始まったばかりです。こういう作品は、お気に入りのお店で、ゆっくりコーヒーを飲みながら読みたいものですね。
こちらは予定通りの完結。ラストに近づいて家族が増えるのですが、お父さんもお母さんもペンションの4姉妹以上にヤバい人たちだったのには笑いました。 ハナ姉さんがようやく報われた(のかな?)のは、ほんとうに良かったです。
祝! 完結! 春さんと徒然のラブラブ具合はウナギが滝を登って龍となるレベルまで到達して、もう満足という言葉では追いつかないくらい、そう、充足しました。満ち足りましたよ……。他にもまだ作品があるからどの作品も好きよ……。
そろばん塾漫画。1巻で完結です。単行本の描き下ろしエピローグを読んで、最後の万里さんのキュートさに震えてほしい。ワチャワチャしていたし、ライトなノリでしたが、生きるのが不器用な人たちが、前を向いていく物語でもありました。
アイドルグループ「からぁ~ず」3人娘のやりとりが相変わらずとても可愛い一方で、少しずつ変化してく宝田とひかりの距離。願わくばメジャーになるまでのあれこれももっともっと見てみたかった…しかし書き下ろしエピソード、あれはいいものですねありがとうございます…
おススメのギャグ4コマは?と聞かれたら今ならコレを挙げるかな~と。 コテコテの萌え絵ではないもののバレないくらいのフェチを残した絶妙なバランスのデフォルメされた絵、圧倒的センスのギャグ、人体の60%を占めるという水、読みましょう。推しメイドはあんずさんです。
欠落のある状態での幸福な日常。作者によれば、東日本大震災後の2011年に連載を開始したことが、この作品の方向性に影響を与えているかもしれないとのこと。 無力感のなかで、「私たちでも、幸せに暮らすことはできる」「私たちには、幸せに暮らすことしかできない」と思うことは、ひとつの光になるのかもしれないと思いました。
むんこ先生の描かれる作品の人達は、悩みや辛さを抱えつつもやさぐれない温かい心をもっていて、こう生きれたらいいなと思う事も多々あります。 最終回を読んでいるうちに、色々な感情があふれて微笑みながらも涙が。本当に素敵な作品をありがとうございました。
最終回にやられました。むんこさんは本当に心に突き刺さるストーリーを繰り出してきます。美代子さんはみんなに幸せを振りまき、受け取った周りの人は幸せを返していく。美代子さんはつらさや悲しさの中にもある楽しさや嬉しさを大事にする。誰よりも優しく誰よりも愛が深い。美代子さんありがとう。
まゆりちゃんと博嗣さんのバカップルぶりに磨きがかかっているのも慶びの至りですが、この作品は、キャラクターを増やすよりも、キャラ間の相関図的なものをどんどん増やしていくことのほうに物語を割いているように感じます。結果として、ストーリーの軸線が増えていくと。
女の子が乾杯してビール飲んでカーッうめェうめェ言う漫画。 特にヤマ無しですが今年一番ストレスフリーで読むことができました。 柱で色々なビールについて言及するがとりあえず「うまい」で結論づけるという勢いでもっていく所が特に見どころで酒がいっそう進みました。スードラは最高
終わってしまったのが残念でならない作品です…美少女たちの血と汗と涙(ほぼ血)の物語、もっと見たかった。大学生が主役というきらら系作品にしては珍しい設定から描かれるエピソードには新鮮さがありましたし、強いパワーと個性を持ち合わせた作品です。ラスト二話の「突然なんだよ…?」→「いやほんとに突然なんなんだよ!!」感は必見。
多くのきらら作品とは別の意味でのドキドキビジュアル。可愛い絵柄と逆に、どんどん過激になっていくネタが面白くて、たくさん笑わせてもらった! そんな、他の追随を許さない個性、笑顔でミサイル打ってくるようなところが好き。
「入れ替わってる~!?」なラブコメ百合。単にハプニングとして中身が入れ替わるのではなく、食べ物を美味しくいただいたり、日常の中でうまく利用しているのが面白い。 入れ替わる方法はキス。キスですよ百合キス。最高です!
風にあたるのが好きなふうこは海で颯天と出会いヨット部に入部する。ヨットのことを全く知らないながらも先輩たちに教わりながら全国大会を目指す。好きなものを楽しむ気持ちと好きなものでは負けたくない気持ち、萌えと燃えを組み合わせたハイブリッド部活4コマ。
この3巻で新キャラ・ひでりがレギュラーに加わって、変人群像コメディとしてますますにぎやかに。一方でラブコメの部分もヒートアップして、いよいよ面白くなってきた。アニメ版も原作のポテンシャルを生かし切った快作で大満足。
人々の支持を得て神格を取り戻すため、天津テラス(天照大神)は生徒会選挙に立候補する。日本神話の女神も男神もまとめて女体化(?)してしまう大胆さは、きららで長く活躍する未影さんならでは。ラストシーンでは、現代における神様と人間の関わり方を考えさせられました。
主役二人の「初めての友達同士である」という関係性が素晴らしい作品です。二人が何をしたらいいのかわからないような状態から、おっかなびっくり関係を詰めていくさまがとても愛らしくてニヤニヤさせられます。優しさと愛に満ちた友人関係に酔いたいときに読むと泣けてくるのでお勧めです。
これまで友達を作れなかった二人が出会って…というお話。互いのぎこちない距離感が可愛らしく、接近し過ぎてしまって傍目にはもう恋人同士のイチャイチャなのに当人たちにはその自覚が無い、というギャップが妙味。
それぞれ違う理由でぼっちな二人がトモダチになる物語。 ぼっち故に距離の詰め方が分からずまるで恋人のような距離感に周囲が「2人は付き合ってるのでは?」と勘違いするのですが、ずっと勘違いしたままなのが面白いです。
願書の出し間違いで美術科に入学してしまった桃音を始め、何らかの理由で美術科になじめない女子高生たちの居残り生活を描いた作品。絵の才能のなさや、自身の将来に悩むこともあるけれど、仲間と一緒に前に進もうとする桃音たちの姿が尊い。もう一回言います。尊い。
間違えて美術科に入学してしまった桃音。美術はてんでダメだが、居残り仲間の4人とともに美術科で頑張ることにする。可愛らしいイラストもさることながら、心理描写は特に秀逸。それぞれのキャラクターが人間として非常に魅力的に描かれている。
美術部(部活)でなく美術科(学科)なのだ。そりゃもう「どうして!?」である。登場人物相互の関係構築と、各人と「美術」との関わり方を丁寧に描いているあたりに確かな読み応えがある。きらら系のスタンダードにして要注目作。
期待の新美術学校4コマ。間違えて美術科に入った主人公・桃音を初めとして、キャラクターみんなが自分に何かしらの引け目を感じているところに共感を覚えます。中でも強い共依存的な関係にある桃音×黄奈子のカップリングが最高であると。
帰ってきた青田めい先生。笑いあり、涙あり、百合ありのJKサバイバル4コマ! 無人島という隔絶された空間が舞台にも拘わらず、面白さはどこまでも広がっていく。カバーデザインが可愛くて素敵。青田めい先生"らしい"ノリで展開されるお話にどこまでもついて行きたい。
人間の信仰心が薄れた現代。最高神アマテラスの秘策は、七福神を美少女アイドルグループにすることでした。神話の小ネタを挟みつつ、メンバー間の対立を乗り越えてトップアイドルを目指す青春サクセスストーリーにもなっているところがお見事。まさに神7。まさに神4コマ。
完結巻。箱入り娘の“外の世界”での生活を描いた4コマ作品。卒業を控えて様々な出来事がある最終巻となっていました。とくに恋愛模様でのヒロイン・雫さんの心情吐露にはグッときちゃいましたね。大好きな作品でしたので完結は寂しいけれど、存分に楽しませていただいた物語です。
主人公・青葉の着実な成長が魅力のこの作品、第6巻では遂に追われる立場に。同い年の後輩という新キャラ・紅葉の造形が絶妙で、好敵手としてキャラが立っているだけでなく、青葉と八神の関係を外から見て背中を押す役目まで果たした。
この巻では翼さんに焦点が当たっていて、漫画にかける思いとかギャップ萌えとか色々合わさって今まで以上に翼さんのことを好きになれるかと思います。 P103からの打ち合わせ回は各々の個性が出ていてかなり好きな回です。
キャラクターで魅せる、世界観で魅せる、ストーリーで魅せる。作者の意志が隅々まで行き届いた作品です。科学もあり、魔法もある世界なので作品に色々なギミックを入れることができるのが面白さの一つ。伏線を張りラストで回収をして大団円に持っていく。1回のページ数の多いきららミラクならではの良さが生きています。
これもまた完結。当初から4巻で終わる予定だったという話には、なるほどな、と。たしかに、そんなに長く続くネタでもないよなあ。作者がその身と想いを削って削って紡ぎ出した、エッセイとフィクションの中間みたいな不思議な作品。
個人的に今年のもっと早く読むべきだった作品ランキング1位…悔しい…今年1巻とまとめてやっと読みました。言葉選びのセンスから絵で魅せるギャグまでくまなくキレッキレで衝撃でした。すごい。ななみの言動が楽しみになってる自分がいます…
高体連が終り、次なる目標は秋の新人戦。部一丸で新たな目標を掲げ練習に励む。一見個性的なキャラクターたちがくだらないことをしているばかりに見えるが、部の活動はとても真面目。ギャグで笑いながら、初心者の上達しまくりで楽しい感じが味わえる。
見逃してましたごめんなさい枠。いま一番キレたギャグやってる可能性ある作品。それでいながらきちんと体操漫画としても読めるあたりが奇跡的バランス。現在のきららで絶対的おすすめ作品のひとつ。
夏休み編突入の第3巻。前巻で共闘宣言をした優子と桃、さらにミカンを加え桃の姉・桜の行方を探る。作者の魅力である書き込まれた背景は衰えを知らず、そこからの考察も面白い作品。話数は伏すが途中からの怒涛の展開は疾走感すらある。文字通り必見。
シリアスとギャグの絡め方が絶妙で一気に伏線を回収したかと思えばまた新たな目標と謎を残していく盛り上げ方が素晴らしい。 1コマ1コマ描き込みがすごく読み返すたび発見と伏線を見つける楽しさもある今一番熱い4コマです。
多種多様なロリコンたちに加えて女王アドバイザーに王族失墜アドバイザー(!?)まで大活躍のハイテンション&ハイスピードギャグ。料理対決に遺跡探検、格ゲー勝負などなどバラエティ豊かで飽きさせない。締めくくりはちょっと良い話っぽく。
季節は移ろいココアが下宿に来てから2回目の秋冬、中学生組とリゼには受験が間近に迫る。他の多くの作品が避けてとおる題に挑戦し、キャラクターに生じる変化と感情を美麗なイラストとともに描き切る。そして、最後には読者の誰もが待ち望んだ光景が…
イラストでも漫画でも衰えることのない絵のクオリティ、程よく流れるギャグと耐えることのない愛嬌の組み合わせに関しては4コマ漫画最高峰といっても過言ではないでしょう きららに初めて触れる人に入門としておすすめしたい本です
火星のヒーロー会社に勤めるアイリーンはヘマをして地球に左遷される。その先で出会ったコスプレが趣味のラブリーメロンとヒーロー活動(?)をともにすることに。体を張ったギャグも魅力だが、不器用な二人のやり取りはいとおしく応援したくなる。
完結巻。人気ロックバンドのギタリストが店主を務める大衆食堂。そこを訪れる女性客や常連さんたちとの交流が楽しく描かれる4コマ作品です。惚れっぽく損な役回りが多いものの、人柄の良い主人公が醸し出す癒しの雰囲気がよかったですね。
魅力に溢れたキャラクターたちと、料理の経験が少ない人でも挑戦できる絶妙な難易度のレシピの数々。 ストーリーが面白いがゆえに、レシピを参考にしようとする度についつい読み返してしまい、料理に移行するタイミングを逸するのが悩ましい。(笑)
新入社員の女性が、クールな課長さんと一緒に「おかず道」を追求する4コマ作品。課長さんはご飯には何が合うかと考え続ける人。毎回秀逸なアイデアを出してくれる主人公とのコンビが楽しい内容です。出てくるおかずも実際に試すことが出来そうなアレンジで美味しそうなものばかり。満足感ありますね。
まだ終わらないだろう…と思っていたのですが、終わってしまいましたね。 全編通してみると、奇抜な突き抜け方のキャラだらけだったこともあって、「自分らしく生きることの意味」というテーマをこの作品から見いだせました。えにちゃんも水菜くんも、自分らしく生きるために愛し合うのさ。
家庭の事情で田舎に引っ越してきた小学生が友達(妖怪を含む)と仲良くなり,田舎暮らしに馴染んでいくほんわかコメディー.郷愁を誘う温かい物語にほっこりします.さらにこの作品,画力がとってもハイレベルです.おどろけ!もののけ!
田舎に一人でばーちゃん家に越してきた裕貴と彼にしか見えないちんまい座敷童子とか妖怪達と織りなす、のんびり日常4コマ。幼馴染やクラスメイトとの、ほんわか交流がいいやね。座敷童子のざわ子のマイペースさが光ってます。あと何と言っても王道ツンデレの理緒ちゃんがかわいくてたまりませんよ!
葛飾北斎の娘を扱った番組やドラマをたまたま見たあとに知った作品でした。歴史モノを描けるだけで尊敬してしまうのですが4コマ作品としてうまくアレンジしていて、ならではのエピソードが豊富に盛り込まれているので楽しいです。
元外資系、現古書店員の月穂。20年来離れ離れだった妹と再会により絶縁状態にあった家族関係が動き始める。4コマでもここまでのヒューマンドラマができるのかと驚いた。タイトルやセリフ、一つ一つの言葉の意味をか噛みしめてじっくり読んでほしい。
規格外wのサイズで今日も画面いっぱいに元気に委員長活動を務めるはぐみちゃん。 いろんなところがでっかかったり大雑把wにみえるけど、はぐみちゃんの心はどこかで細やか。 そんなはぐみたちの前に現れたのは、思いを寄せる彼の恋人?とも呼べる存在で…。 画面いっぱいにドスドス歩き回る、はぐみちゃんの活躍を楽しんで!
全てのキャラが個性的でハイテンション! くっ殺女騎士も面白いけど、個人的には主人公の施設時代の姉貴分のシスターさんが最高にいい。(けっこう先のエピソードだけど)シスターさんの性教育ビデオはぜひ見てみたい。
BLがまだやおいだった頃、オタクメディアの隅に『ぱふ』というマニア雑誌があった…。筋金入りなオタクによる秀作4コマが出版不況の嵐を潜り抜けて14年越しの復刻&続刊を果たしたことに、SFとミステリとあと何やかやの神々に感謝。

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