インコと暮らす女の子の日常。復刊作品ですが、これを期に新しい読者が増えることを期待して一票をいれます。『この世界の片隅に』のこうの史代先生は、4コマ漫画の分野でも素敵な作品を描いていたことを、見つけていただければありがたいなと。
白衣の女子高生と四角いロボが織りなす単なる日常。 全体的に白衣さんが優位ですが、それがまたMっ気のあるものには堪らないです。黒髪ロングで白衣って素晴らしいじゃないですか。それだけ、それで満足するしか、ないじゃないか……。となぜか妥協満足してしまいました。ああ、踏まれたい。
天才科学者(白衣さん)とロボット(ロボ)が、畳敷きの部屋で平穏に暮らす4コマ漫画。ロボの代わりに白衣さんと一緒に暮らしてみたくもなるし、白衣さんの代わりにロボと一緒に暮らしてみたくもなる。そういう関係性をみている幸福感があります。
ズボラでSっ気のある天才女子高生と家庭的で世話焼きなロボットとの日常、その生活感はどこかレトロ風……この人物造形とシチュだけでもう面白い。登場人物は基本この2人だけなのに、世界の広がりを感じさせてくれる。
マッドな女子高生+レトロなロボットの2名で繰り広げられるシチュエーションコメディ。カメラワークや背景の描き込み等々、とにかく1コマ1コマの見せ方が非常に上手い。まんがライフで初めて見た時の「逸材感」は今でも忘れられない。
どこまでも白衣と科学に傾倒しつつも、不思議なものにも寛容だったりコロッケそばに異常な愛情を注ぐ白衣さん。 かたや天性の家事スキルとおかん属性で白衣さんを支えるロボ。 ともすればありきたりになりがちな設定を、ノーベル賞級のネタとどこか温かみあるタッチで毎回ワクワク読ませてくれます。安心して読める良作。
欠落のある状態での幸福な日常。作者によれば、東日本大震災後の2011年に連載を開始したことが、この作品の方向性に影響を与えているかもしれないとのこと。 無力感のなかで、「私たちでも、幸せに暮らすことはできる」「私たちには、幸せに暮らすことしかできない」と思うことは、ひとつの光になるのかもしれないと思いました。
むんこ先生の描かれる作品の人達は、悩みや辛さを抱えつつもやさぐれない温かい心をもっていて、こう生きれたらいいなと思う事も多々あります。 最終回を読んでいるうちに、色々な感情があふれて微笑みながらも涙が。本当に素敵な作品をありがとうございました。
最終回にやられました。むんこさんは本当に心に突き刺さるストーリーを繰り出してきます。美代子さんはみんなに幸せを振りまき、受け取った周りの人は幸せを返していく。美代子さんはつらさや悲しさの中にもある楽しさや嬉しさを大事にする。誰よりも優しく誰よりも愛が深い。美代子さんありがとう。
完結巻。人気ロックバンドのギタリストが店主を務める大衆食堂。そこを訪れる女性客や常連さんたちとの交流が楽しく描かれる4コマ作品です。惚れっぽく損な役回りが多いものの、人柄の良い主人公が醸し出す癒しの雰囲気がよかったですね。
元外資系、現古書店員の月穂。20年来離れ離れだった妹と再会により絶縁状態にあった家族関係が動き始める。4コマでもここまでのヒューマンドラマができるのかと驚いた。タイトルやセリフ、一つ一つの言葉の意味をか噛みしめてじっくり読んでほしい。

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