45aaaaさんの選んだ新刊部門4コマオブザイヤー2017!

どうして私が美術科に!? (1)
相崎うたう
芳文社
2017-03-27
間違いなく今一番熱い四コマ漫画だと思っている。タイトルは某予備校の宣伝文句を意識しているが、某予備校の使い方はなんとも嫌味ったらしいのに対してこちらは本当に「なぜ美術科にいるのか」を描くキャラクターに意識させる真摯さがある。そのため美術モノというジャンルとは少し違った良さが出ている。
広がる地図とホウキ星 (1)
描く調子
芳文社
2017-07-27
先日作者から「2巻は出ません」と絶望的な発言があったが、これも全部きらら編集部ってやつが悪いんだ。魔法学園というありがちな設定でありながらあふれ出るワクワク感に心が躍る。序盤の旅モノから学園モノに移行してもこのワクワク感が全く無くならなかったのは間違いなく作者の実力によるものだろう。地図が広がるように、知識が、交友関係が、広がってゆく。
ゴスロリJK無人島漂流記 (1)
青田めい
芳文社
2017-04-27
タイトルからの圧がすごい。なんせゴスロリでJKで無人島で漂流記なのだ。なんだこの詰込みは! しかしその全てがなぜか(本当になぜか)噛み合い生み出される独特の世界観とギャグセンス、油断していると挟まれる繊細な関係性の変化と読者を混乱させることにたけている。
明るい記憶喪失 (1)
奥たまむし
メディアファクトリー
2017-02-27
単純明快にしてズル技極まりない状況設定からとにかく甘々の百合を無限に投げつけてくる。すでに一度結ばれたカップルの片方を記憶喪失にすることで初々しい恋愛と長年連れ添った空気感を同時に味わわせることに成功しており、完全に発想の勝利というほかあるまい。
川柳少女(1)
五十嵐正邦
講談社
2017-04-17
四コマ漫画、う~ん四コマ漫画なのだろうか。ちょっと疑問がないわけではないが選択肢にあるのだからいいのだろう。最近マガジンが押し出している純情ラブコメ路線の一作品。川柳でしか発話できない少女という設定はかなり奇抜ではあるが、それ以外はいたって普通のラブコメを堂々とこなしていると言えるだろう。

45aaaaさんの既刊部門4コマオブザイヤー2017!!

ラストピア (2)
そと
芳文社
2017-09-27
今までに僕が目にした漫画の表紙の中で一番好きな表紙絵である。美しいとしか言いようがない。内容面でも終始つきまとうはかない雰囲気がたまらない。死の気配が常にある島で繰り広げられる生者たちの交流、そして死者への想い。またそと先生の画力が前作から飛躍的に向上している点についても評価している。
まちカドまぞく (3)
伊藤いづも
芳文社
2017-09-27
まんがタイムきらら各誌を読みながら『まちカドまぞく』の話をしないオタクはいないだろう。良くも悪くも四コマ漫画のキャパシティーを超えた情報量がちりばめられた画面構成が気に入ったならば、もう離れることはできないはずだ。常にストーリーが動いており、不要な展開が存在しないという信頼感がある。また今巻ではシャミ子とモモの関係が大きく変化するため、関係性のオタクとしてもたまらない内容になっている。
はんどすたんど! (2)
有馬
芳文社
2017-08-26
昨年は確か新刊部門で選出させてもらった。2巻になっても相変わらずセンスが光る。それどころか今まで以上になっていると言っても差し支えないだろう。ギャグにばかり目が行きがちだが、体操部としての体裁も着実に整ってきており、初心者だった3人がしっかり体操へと向き合うようになっている様子はただのなんちゃって部活モノとは一線を画しているだろう。
ぱぺっとコール! (2)
へちま
芳文社
2017-09-27
ほとりんがかわいい。それがすべてである。世の中には「かわいいがすべて」な漫画というのはたくさんあるだろう。しかし本当にそのかわいいだけで戦い抜いた作品はそう多くないのではないか。多くの場合は早々にたたまれるかなんらかのストーリー要素を入れていく。しかしこの作品は最後までほとりん第一だった。今こうして最終巻が出て、改めて最初から読み直してみてほしい。
ビビッド・モンスターズ・クロニクル (4)
キキ
芳文社
2017-09-27

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