Croff_J_Carterさんの選んだ新刊部門4コマオブザイヤー2017!
ダストボックス2.5 (1)
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高津カリノ |
スクウェア・エニックス |
2016-12-24 |
今更何をかいわんや、高津カリノ先生の新作は、声優事務所を舞台に個性的な面々が複雑怪奇な人間関係を形成する、先生本領発揮の一本。某長期連作作の完結を経ていい感じに肩が抜けた感もあり、ベテラン流石の風格を感じる、安定の一作だと思います。 |
TCGirls (1)
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もみのさと |
芳文社 |
2017-05-27 |
わかる人にはわかるけど、縁が遠ければトコトン理解不能なTCG業界をネタにしたお仕事4コマ。単純にお仕事モノとして非常に丁寧な作りで、「何だかわけわからないけど色々あるんだなぁ」感を醸しつつも、一部の人間には超直球どストライクに刺さるお話作りは、実は万人が楽しめる懐の太さを内包していると思うのです。 |
新婚のいろはさん (1)
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OYSTER |
双葉社 |
2017-10-12 |
今年の新刊部門から1本選べと言われたら迷わずこれを選ぶ、OYSTER先生の待ちに待った新作日常系4コマ。キャラクターの造形、メイン二人の関係性(ラブラブ加減含む)、ネタの鋭さにはじめ君いろはさんの愛おしさと、全てが頭一つ抜けて高レベル。ほっておいたら無限に読み続けられるほどの心地よさは、まさしく本物です。 |
白滝高校きぐるみ部 (1)
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橘紫夕 |
竹書房 |
2017-06-17 |
となりのなにげさんにひよわーるどと、立て続けに長期連作を完結させた橘紫夕先生待望の新作。独特のテンポの良さを持つ優しい世界は、新作でもいかんなく発揮されていると思います。 |
どうして私が美術科に!? (1)
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相崎うたう |
芳文社 |
2017-03-27 |
偉大な先達を多数持ち、ある意味今最も新作を作るのが難しいかもしれない「美術科」を舞台とした新進気鋭4コマ。間違って美術科に入ってしまった主人公を中心に据えることで先達との差別化を図りつつ、その主人公を通した目線で真っ向から美術というテーマと向き合う、非常に意欲の高い一作。一方で、肩が抜けた話のゆるゆるっぷり(特にすいにゃん先輩)の振れ幅が非常にここちよい。今後が本当に楽しみで、雑誌の看板を背負うに足る一作だと思います。 |