最初は社会人と妹ロボットの日常4コマだと思って読み始め、少しずつ真相がわかるにつれて何とも言えないゾワッとした気持ちになっていった。自分の理想を他人に押し付けてしまうこと、好きな人や物事が自分の思い通りにならないこと、そういった日常の中のありがちな行き違いを突き詰めていくとこうなってしまうのか…と恐ろしさすら覚える、非常に印象に残る作品。
最後新しい始まりで終わるの、旅ものらしいラストですごく良いなと思いました。 博士がなんだかんだ優しくていい人だから、最後まで嫌な気分にならずに読めたのかなとかも思います。 毎回刺さる言葉があって、でも真面目だけじゃなくちゃんと面白さもあって、そこのバランスが最後の最後まで崩れなかったの本当に素晴らしかったなと。 個人的には、絵の世界と人間の世界が特に好きだったな。 結局わたしも人間(わたし)を知りたいんだのセリフが特にしみました。

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