馬鹿と天才は紙一重・・・な性格の夫「石田三成」とそれに振り回される妻「うた」を描いた漫画。 ツッコミポジションのうたが結構なドジっ娘なせいか、むしろ石田三成夫婦の関係者が大変・・・ 史実を崩さず無理なくギャグ描写を仕込む重野なおき先生の手腕は相変わらず流石ですね。
政争に翻弄されても己の想いを貫き通した篤姫様と、成り行き任せの人生から一歩踏み出して戦うお福さん。対照的なこの二人が表紙で並んでるのはどちらも主人公と読み取れてしまいます。…硬い話を抜きにすると、気弱で呑気で食いしんぼでむちむちなお福さんがあたふたと頑張る姿が大好きでした
三国志の中でも群を抜いて有名な「赤壁の戦い」がついにクライマックスへ。曹操軍を打ち破るために策を練る孔明、孫呉軍が有利な水上戦で勝利を掴もうとする周瑜。圧倒的な戦力を持つ曹操は今までにない油断を見せてしまう。この作品のたまらないところは正史と演技を織り交ぜながら、杜康潤の「三国志」を読者に提供するところです。月英が曹操の元へ行き孔明と龐統の策を成し遂げるのに大きな力になるなんて杜康潤三国志ならではの面白さです。

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