kenkyukanさんの選んだ新刊部門4コマオブザイヤー2024!

エイティエイトを2でわって (1)
有馬
芳文社
2024-01-26
「はんどすたんど!」の有馬先生の最新作はピアノの連弾をテーマにした音楽ストーリー。まずタイトルが綺麗で最高ですね。ピアノの連弾をこんな風に表現するとは・・・表紙デザインの鍵盤の背景も合わせてこれだけで読みたくなっちゃいます。ストーリーも、一度は音楽で挫折した女の子が、ポジティブな女の子に出会うことで再びピアノに楽しさを見出していく優しさに溢れるきららならではの物語。個人的にいいなと思ったのが、主人公4人組が学校で互いに繋がってる2人部屋2つで日常を過ごしているところ。気の合う仲間と一緒に過ごす楽しい日々を描く素晴らしい設定だと思います(笑)。
さうのあっ! (1)
宮月もそこ
芳文社
2024-04-25
陰キャでお風呂きらいの女の子がフィンランドから来たサウナ好き女子と出会うことでサウナの楽しさに徐々に目覚めさせられる話(笑)。「ゆるキャン△」以降続く、楽しい趣味を描く今のきららの定番コンセプト、その最新作でしょうか。個性的な女の子4人がそれぞれのスタンスでサウナやお風呂を楽しむ姿に和まされますね。毎回のようにサウナの蘊蓄がふんだんに盛り込まれるのも勉強になって楽しい。
オールドヨコハマラジオアワー (1)
青田めい
芳文社
2024-05-11
放送終了が決まったラジオ番組の終了回避をかけてリスナーの女の子がタイムリープを繰り返すSFストーリー。タイムリープものは数あれどここまで超気軽にタイムリープを繰り返す主人公も中々ない。しかし好きなラジオ番組を存続したいという熱い思いには惹かれますね。昨今のVTuber配信と同様、はまってるラジオ番組で過ごす時間ってそれだけの魅力がある。
てくてくっ!秘密リサーチ (1)
さいにゃん
芳文社
2024-05-27
ゆるキャン△や恋アスがそもそもブラタモリっぽいと思える話がいくつもあるんですが、まさか本当にブラタモリをやるきらら4コマが出てくるとは思わなかった。街中に点在する興味深いスポットを求めて探索を繰り返すコンセプトはほんとにあの番組そのまま。 かわいい女の子が市中あちこちを駆け巡る話が楽しくないわけないです。訪問するスポットの詳しい掘り下げも見事で、そうした実在の場所をテーマにしていることで書店方面でも注目を集めているようで、これからも期待されますね。
未選択

kenkyukanさんの既刊部門4コマオブザイヤー2024!!

ご注文はうさぎですか? (12)
Koi
芳文社
2024-03-27
都会旅行編が終わってもごちうさの物語はまだ終わらない。さらに1歩1歩大人へと成長していくココアチノたちがほんとに愛おしいです。フユ・ナツメ・エルのブライトバニー組も本格的にエピソードに参入するようになって、早くアニメでも観たいですよなぜ4期来ない!
紡ぐ乙女と大正の月 (4)
ちうね
芳文社
2024-03-27
この「つむつき」が急遽終了したことに衝撃を覚えた人は数知れないはずです。えっこれアニメ化まで絶対行くよね?と確信するほどのきらら次期最有力候補が・・・。現代の女子高生が大正時代にリープしてそちらの令嬢にメイドとして仕えつつ女学校に通う話ですが、個性的な女学生たちとの楽しい日々の描写に加えて、大正時代の文化や風俗の描写が詳しいところも大きな魅力でした。原敬の暗殺のニュースが出てくることが話題になったり、例のプリンのシーンが延々とバズったりと、ネットでの話題にも事欠かない作品でもありました。
しあわせ鳥見んぐ (3)
わらびもちきなこ
芳文社
2024-05-27
バードウォッチングという趣味性とそれを通じた人と人との交流、切なくも確かな成長を描いた名作。もう現時点で名作です。地元秋田では舞台となった飛島の連絡船にラッピングが施されたことでも大きなニュースに。つむつき無き今これこそ本当に次期本命だと思います。
恋する小惑星 (6)
Quro
芳文社
2024-08-27
最終巻発売に合わせるかのように現実でも小惑星「あお(Ao)」が命名されるという夢のような展開。さらには作者の「Quro」先生と「星崎高校(Hoshizaki)」まで命名されるという、作中の出来事が現実で完全に再現されるとんでもない成果を残してしまいました。実際に天文学の学術方面での影響は突出したものがありましたし、それとキャラクターやストーリーの魅力が高いレベルで融合したきっての名作だったと思います。終了後の「きらら展」来場者へのアンケート企画で、他のさらにヒットした作品(ごちうさやぼざろ)を押しのけて1位を取ったり、叡山電鉄でのコラボ企画に予想以上の人出が集まったのもひどく印象的で、「ほんとにきらら読者の深い支持を集めていたんだな」と改めて感じる次第です。
スロウスタート (12)
篤見唯子
芳文社
2024-09-27
ついにごちうさに並ぶ12巻に達していたのですね。連載開始はこちらの方が遅いのでこれはほんとに快挙。留年の告白という大きなイベントのしこりはいまだ残っているものの、それを穏やかに包み込む優しさに満ちた作風は健在。長期連載でキャラクターの繋がりもさらに広がり、個人的に再アニメ化最大期待候補でもあります。Cloverworksさんほんとやってくださいお願いします。

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