SpiraLmeybyさんの選んだ新刊部門4コマオブザイヤー2019!

放課後すとりっぷ (1)
若鶏にこみ
芳文社
2018-12-26
ふと、ネット上で見かけた宣伝文句。「乳首隠すなら口の中」…主人公、『青野林檎』の性癖が気になった。私は、初めはそんな好奇心を持ちながら単行本を手に取りました。そして読み込んでいくうちに…この作品の主体である「すれ違い」の奥深さに興味を惹き、いつの間にかのめり込んでいってしまいました。他にも独特な台詞回しやギャグの面白さ、そして何よりキャラクター同士の関係性表現の上手さ…様々な要素が心を揺さぶって夢中になりました。 「放課後すとりっぷ」というタイトルやこの単行本の表紙の通りに、この作品に出てくるキャラクターはとても露出度が高く、若鶏にこみ先生の絵柄により肌色成分がもっと映え出る内容となっています。所謂「サービスシーン」的なショットもあるわけで、読者に媚びた作品だと思われがちですが…… これらはあくまでも、キャラクター同士で成り立っているストーリーだというところが大切です。1巻の紹介文に「青野林檎の楽しみは、放課後に同じクラスの美少女・白石さんの 下着姿をデッサンすること。」と書いてある通り、青野林檎は白石さんの下着姿を魅力的に感じ、デッサン活動を始めました。この出来事がこの作品の原点であり、デッサン活動はこの作品の重要な位置づけとなっています。幾らか他の作品で見かける、本来のストーリーから外れて読者に媚びたようなサービスシーンを多用する、というのは自分にとっても苦手なのですが、放課後すとりっぷではこの露出度が作品の肝であり、全てが全て作品を構成する要素となっているので、露出具合に臆することなくストーリーとして読み込めるのが良いところだと思いました。 また、所謂「アンジャッシュネタ」のようにすれ違いを発生していくさまを側から見るのがとても面白いのですが、そこで生まれたすれ違いが次の展開に繋がることで拗れていくというストーリーを構成されているというのが、この作品の特筆すべき点だと思います。一度さっと読み通しただけでは、すれ違いの現状の複雑さに全てを理解できないかもしれません。しかし、それぞれのキャラクターが抱えている状態や考えを汲み取って状況を把握すれば、この作品は途端に面白くなります。 肌色成分に惹かれた方やキャラクター同士の絡みが見たいという方、重たい感情が見たい方…様々な方にこの作品を薦めたいと思っていますが、何よりも「自分はじっくりとストーリーを読み解いていく派だ」という方にお薦めしたいです。状況やキャラクターを読み解いていくことで、初めて見た時よりも数百倍面白くなっていく作品だと思います。 自分にとって、放課後すとりっぷはそういう作品でした。数多あるきらら系列の作品の中で、2019年で一番読み込んだ作品だと言い切って良い程です。感謝の念も込めて、1位投票と共にコメントを送りました。 2020年1月27日に完結巻となる2巻が発売されますが、複雑に入り組んだすれ違い劇を、見事綺麗にまとめられた内容となっています。興味を持ってくれた方は、先にこの1巻を読んだ後に是非2巻も読んでほしいな、と一ファンとして思っています。
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