3400bpmさんの選んだ新刊部門4コマオブザイヤー2022!

ほぐして、癒衣さん。 (1)
ミナミト
芳文社
2022-08-26
とにかく笑えるマッサージ系百合ラブコメ。とあるブラック企業入社したカワちゃんは、健康オタクの先輩・癒衣さんのマッサージを受けることになる。しかし二人の関係はエスカレートし、マッサージだけにはとどまらず、二人が夜のオフィスでハグしている姿を目撃した同僚も巻き込み、ときに嫉妬や策略が渦巻く恋愛バトルの様相を呈していく…。愛情表現も込められたマッサージはもはや何かの暗喩にしか思えなくなってくる。登場人物の絶妙にズレた発言は、ギャグ漫画としての強さも生み出している。お気に入りのセリフ:「本当に気持ちのいいときは声が出るものです その声を聞けば納得してくれるはずです…」
リリカお嬢様に振り回される! (1)
メイス
芳文社
2022-09-27
こんな日常系漫画をもっと読みたい、と思わせてくれる作品。心無い親のせいで傷ついた心をもつ少女・リリカと、彼女の世話をする家政婦・永野の生活を描いた作品。リリカのクソガキムーブをベースにしたコメディでありつつ、永野がリリカに献身的に接して心を通わせていく様はハートウォーミングだ。永野の愛情がリリカの凝り固まってしまった心を変えていく様に心動かされる。お気に入りのセリフ:「ものあげて言うこと聞かせればいいじゃない!!」「そういう育て方をされてきたか……」
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3400bpmさんの既刊部門4コマオブザイヤー2022!!

またぞろ。 (2)
幌田
芳文社
2022-06-27
高い評価を受けた1巻は留年生3人と留年予備軍1人のコメディが中心であったが、それはあくまで序章だった。1巻ラストで登場した堤麻里矢は2巻で物語を加速させ、先の読めない緊張感を生み出した。殊を「しっかり」させようとして追い詰めていく様は恐怖すら感じさせた。このお話は決して奇をてらっているわけではないが、テンプレ的ではない。それを決定づけているのが、文化祭の一幕だ。追い詰められた穂波殊は、普通の漫画であれば、ここぞと感動的なセリフを言いそうな場面で、衝撃の反応をする。しかし、むしろそれは自然な姿で、人間急に劇的になったり成長したりはしない。それがこの漫画のキャラクターの魅力でもある。○○キャラとテンプレの属性を当てはめず、それぞれどんな人間なのだろうかと考える余地がある。そんな展開の意外性と余白のあるキャラ描写は、常に読者に語る楽しみを与えてくれる。何度読んでも楽しめる、個性のある漫画だ。お気に入りのセリフ:「まあなんか そんな感じです いや~… ハハー……」
ホレンテ島の魔法使い (2)
谷津
芳文社
2022-03-25
とある観光地の島を舞台にした本格日常ファンタジー。最終巻である2巻では、島と魔法の謎が解き明かされる。設定の情報量の多さや伏線を回収して畳みかけていく構成の巧みさがあり、他の4コマにはない体験をもたらしてくれた。迫力ある演出も見もので、2巻を通して映画を観たかのような満足感が得られる。お気に入りのセリフ:「そうか…この子 私に魔法をかけ返してくれたのね」
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