yuzuoshi_akiさんの選んだ新刊部門4コマオブザイヤー2025!
はるか咲きそふ、刻どきの (1)
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ぴらそん |
| 芳文社 |
| 2025-08-27 |
| オートマトンが実用化された便利な社会と、坂と階段の街・尾道の不便ながらも風情のある景色。
学校生活と仕事をそつなくこなす同級生と、不器用ながらも素直で自主性のある主人公。
そんな対比構造と心の機微が、美しい風景描写の描き込みによってドラマチックに演出される。
人間もオートマトンの高性能AIも、他者の気持ちを察するのは簡単ではなく、時には誤解やすれ違いをしながらも少しずつ歩み寄って絆を深めていく。
あたかも、尾道旧市街の曲がりくねった坂道や階段を一歩一歩登っていくかのように。
息を切らしながらも登り切ったその先には、表紙絵のように晴れ晴れとした景色が広がる……そんな感慨を味わえる作品。 |
神絵師のおしごと (1)
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有野金吾 |
| 芳文社 |
| 2025-03-27 |
| あらゆる文化は人気という名の信仰を失えばやがて廃れ、ついには消え去ってしまう。
アイドルの引退、漫画の打ち切り、ソシャゲのサ終……そして、本物の神もまた。
終わりの悲しみを知った主人公は、祀る者のいなくなった廃神社の神様を同じ目に遭わせないよう、ファンアートやグッズ制作といった「布教」に励んでいく。
それはまさにアイドル(偶像)の復活であり、古い信仰も根っこの部分では現代の推し活と変わらない。
歩けなくなるほど衰えた神ツバキは、「御所車の車輪がついた車椅子」「苔むした足元」等々デザインがやたら凝っていて、ソシャゲのキャラやVTuberと同じように見てしまう気持ちはよく分かる! |
ほうかごバスケット (1)
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ルッチーフ |
| 芳文社 |
| 2024-12-25 |
| 日常系ならではのバスケ漫画。
未経験者や、挫折して一度はバスケをやめた子など、「一線級じゃない人」たちの練習風景はとても穏やかな空気が流れる。
それでいて、ちょっとしたコツを掴むなどしてこれまでできなかったことができるようになる、スポーツ特有の充実感も丁寧に描かれていく。
競技性よりも一人ひとりの心情描写にウエイトを置いていて、感情移入させつつ最後には爽やかな読後感を与えてくれる作品。
ところどころ、ワードチョイスが微妙にえっちなのは気になるけど! |
江口さんちの純情サキュバス (1)
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工藤える |
| 芳文社 |
| 2025-05-27 |
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魔法少女は羞恥心で強くなる (1)
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海星なび |
| 芳文社 |
| 2025-03-27 |
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