LadyXLadyPumpさんの選んだ新刊部門4コマオブザイヤー2024!

Vドライブ! (1)
猫にゃん
芳文社
2024-05-27
4コマ漫画に搭載することのできる技法について考えてく上での大きな刺激になったのと、私にとって一番カッコ良い作品は間違いなくこれだなと思ったのが『Vドライブ!』なんだよね。このカッティングエッジな4コマ漫画に触発される人間が読み手描き手問わずもっと増えれば、4コマ漫画って文化はずっと刺激的でいられるんじゃないかな。
へるしーへありーすけありー (1)
O仮名だモ
芳文社
2024-09-27
きらら作品ですが、きららを読まない層にもブッ刺さりうるぐらい絵柄に圧倒的な魅力があります。それだけでなく(時としてコマ枠に収まり切らない程の)膨大な情報量を完璧に読みやすく整理して出してくる卓越した情報コントロールの上手さも備わっています。楽しくて字数の多いセリフの掛け合いですらよく見るとこの作品はスキルフルにこなしていることに勘の良い人なら気付くでしょう。
エイティエイトを2でわって (1)
有馬
芳文社
2024-01-26
セリフ回しとギャグの面白さが強くてグイグイ読んじゃいますね。言葉が上手い漫画は面白いよな、というのを感じることが多いのですが今年一番それを強く感じさせられたのがこの作品です。それでいて1巻を通して読んだ時の読後感がとても良いため、「これは文句なくオススメしたくなっちゃうよなぁ…」という感じですね。次にくるマンガ大賞にノミネートされたのも納得です。
オールドヨコハマラジオアワー (1)
青田めい
芳文社
2024-05-11
タイムリープを繰り返すのに悲劇性が微塵も伴わない異色の作品…そう言えるのかもしれない。私は登場キャラがダバーッと泣くコマで思わず笑ってしまうんですが、上手いコメディというのは得てしてそういうふうに登場キャラと読み手の感情が綺麗に反するものだと思うんですよ。
かみねぐしまい (1)
若鶏にこみ
芳文社
2024-06-27
なかなかこの作品の魅力を捉えて言葉にすることができず困っているのですが(私以外にも投票した人の中にそう思って考え込んだ人いるんじゃないかな)、私の場合はかみねぐしまいの描く静寂が好きです。

LadyXLadyPumpさんの既刊部門4コマオブザイヤー2024!!

マグロちゃんは食べられたい (2)
はも
芳文社
2023-12-26
途方もなく価値観が断絶していようと投げ出さずにお互いを想い続けたことが伝わってくる結末に胸を打たれたので選出しました。たとえ互いの思想や考えに共感することができなくとも、互いに諦めることなく想い続けることができたのであれば、そこには紛れもなく愛が存在していると言えるでしょう。
きもちわるいから君がすき (2)
西畑けい
芳文社
2023-12-26
1巻に続き演出力が突き抜けている作品ですね。4コマ漫画として筋を通しながらぶち抜きを活用する姿勢も好きで、そういった箇所で効果的に全身を描くからこそキャラクターの異様なポージングで笑わされてしまったりすることがある。こうした労力の裂き方が面白さに直で結び付いてるのもやっぱり強い作品である証拠なのかな、と思います。
ヲトメは義母に恋してる (3)
桐原小鳥
芳文社
2024-03-07
「義母と娘、見た目(背の高さ)が逆なのでは?」という捻りをまず感じると思うのですが、実は義母の方が恋という気持ちをわかっていなかったという捻りを更に加えてきた所でなるほどと思いました。義母と父とその娘の3人で新しい家族になるために手段を使う強かさになんだか読んでて励まされた気になったりもして。全員幸せになれるような、オリジナルな関係に行き着いてほしいとつい思ってしまいました。
しあわせ鳥見んぐ (3)
わらびもちきなこ
芳文社
2024-05-27
視覚的な充実感が並じゃないですね。パラパラとページをめくってみただけでも面白いのが伝わってしまうぐらい、視覚に残りやすい工夫を散りばめています。もちろんじっくり読んでみると1巻から健在である優美な鳥がダイナミックに描かれているシーンの数々を味わえたり、技巧的かつ洗練された表現法を堪能することができたりします。ダチョウフランクってマジであるんだ…
オタクに優しいギャルに私はなる! (2)
sugar.
星海社
2024-08-08
なぎのあいりに向ける感情の重さを目撃した時おもっくそスマイルしちゃってしばらくの間潰れたトマトみたいな顔面のまま戻らなくなっちゃった。

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