rocfiel_JIROさんの選んだ新刊部門4コマオブザイヤー2022!

桔香ちゃんは悪役令嬢になりたい! (1)
相馬康平/日下氏
芳文社
2022-01-26
悪役令嬢アニメを見て突如悪役令嬢に目覚めた桔香ちゃんが、悪役令嬢としてクラスメイトを下僕にしていこうとするが...な小学生ギャグ4コマ。 話の中で落ちをつけていく、いわゆる正統派系のギャグ4コマだけど、それがキレキレで面白い。 ギャグの他にも、きっかちゃん姉妹とイトちゃん姉妹の話などといったほっこり話もあり、読後感がとても良い良作。地味に長く続いてほしかった...。 あと、日下氏先生の絵がぷにぷにで可愛い。
ばっどがーる (1)
肉丸
芳文社
2022-01-26
亜鳥先輩の気を引こうとする優。 優をペットの犬の如く扱おうとする亜鳥。 優ちゃん好き好き(だけど表に出さない)な涼。 とにかく可愛いのシジミ先輩。 登場人物人物全員ギャグ人。 登場人物各人がとにかくノーブレーキで突っ走るギャグ漫画(箱根駅伝走ったら一番早いじゃないかな)。
ササエルの中には誰もいない (1)
こめつぶ
芳文社
2022-09-27
ありそうで無かった(無かったよねぇ...?)ご当地ゆるキャラ中の人系4コマ。 金につられてご当地ゆるキャラササエルの中の人をやるようになった小依を中心に描かれるドタバタ系日常コメディ。 お金でつられるチョロ小依が可愛くて面白い。 あと、涌谷がいいキャラしてる。
未選択
未選択

rocfiel_JIROさんの既刊部門4コマオブザイヤー2022!!

ホレンテ島の魔法使い (2)
谷津
芳文社
2022-03-25
夢と現の汽水域でおなじみホレンテ島の魔法使い。 夢と魔法使いの島として町おこしをする島に来て本物の魔法使いを探すあむが、島での滞在中の晩に空飛ぶ魔法使いを目撃しそれを探すというファンタジー系日常4コマ。 2巻で実質打ち切られてしまうには実に惜しい作品でした。 本巻ではついに空飛ぶ魔法使いを捉えるのですが、 魔法使いを捉えるための作戦会議から、作戦実行、そして最終話へ一気に進んでいく流れが激アツで心地よくすらもありました。 また、一巻で出てきていた魔法の断片についても色々明かされます。 個人的にはカルテが火をつけたシーンがまさに魔法と科学の融合のようなシーンで、とても衝撃的でした。 魔法を売りに町おこしする島に、魔法が実在してという舞台設定、徐々に明かされる魔法の断片と空飛ぶ魔法使いを見つけるというストーリー、ギャグ、キャラ、絵柄 どれをとっても申し分なかったし、正直まだまだ膨らませられる部分もあったと思うので、2巻で終わってしまったのは本当に本当に残念。 とはいえ、ストーリー的にも主要な部分は解決され、読後のモヤモヤ感はなく、 2巻で完結しており、巻数も少なくとっつきやすいと思うので、 ファンタージーや、魔法と科学といったワードに興味があれば、 この冬ぜひぜひ読んでいただきたい一冊。
紡ぐ乙女と大正の月 (3)
ちうね
芳文社
2022-08-26
ご存知、大正タイムスリップ系女子校生4コマ。 大正時代というのが舞台設定としてだけでなく、唯月たちの心情にも反映してくるのがとてもよいです。 本巻では時代背景がどのようなものであったかをクリスマス回等々を通して描写され、そこからの、だからこその3巻最終話の唯月と紡の関係がとても重いし、とてもとても尊い。連載で見た時は衝撃的でした。ここでそうくるかー。 このガチの波動はぜひぜひ本編を読み通して感じてほしいです。 あと3巻はなんといっても旭。 紡と学校裏(?)で話すシーンは、 あんなアホみたいに唯月に執心してるのに、一歩ひいて唯月のことを考えることもできて、だからこそそれを紡に伝えようとするのがとてもよかった。 そんな感じで結構真面目に話は進むのに 、ぷりぷりプリンやブルマ(時代考証ガン無視)と、ところどころに挟まる小ネタも本作の魅力の1つ。 色々ガチな作品なので、この冬、ぜひに。
またぞろ。 (2)
幌田
芳文社
2022-06-27
ご存知人間が下手くそ4コマ第2巻。 まずもって、大きな目玉は麻里矢編。 前巻登場してから、不穏な空気をばらまいていた麻里矢ちゃんですが、本巻でなんとか一件落着。 殊に執着していた麻里矢さんを(まだ執着はしてるか...)あんなに納得感をもって話を丸く収めるのは読んでておーそうきたかと妙に感心すらしました。 というか、全体的に日常でのお話づくりとても上手くて、等身大のキャラが描かれていて、平和な気持ちになれるところが多く、そういうところが魅力的な漫画です。 また、だからこそ麻里矢さんや詩季のお姉さんの話を異様なものとして対比できるのかなぁとも。 連載は、詩季のお姉さん編をやってと続いているので、今後も応援したい作品。
ぼっち・ざ・ろっく! (4)
はまじあき
芳文社
2022-08-26
本巻は主にライオット完結編、山田別荘編。 結束バンドの皆でやっていくんだという思いがより強くなった本巻。 ライオット完結編は、青春トゥルーストーリーとしてとても熱くてよかった。 とくにフェス後の流れがとても好き。 ぼっちの世界は、もう完全に押入れでは終わらないんだなぁ。としみじみと感じました。 キャラとしては、山田が大変大変かわいい巻。 フェスから逃げ出す山田。 運転にビビる山田。 一週間会ってないだけで弱る山田。 やったぜ。 もちろんぼっちちゃんの奇行も健在。くぁわっこい〜
東の森の魔女の庭 (2)
越田うめ
新書館
2022-08-25
去年の4oty見て絵柄が好みだったので表紙買いした本作。 買って正解でした。 基本の登場人物としては、魔女のお婆さんとその養子二人、お婆さんの家で飼ってる獣が三匹という感じで、基本的にお婆さんの養子二人を中心に話を回しています。 登場してくるのが、魔女のお婆さん、巨大猫?、羽を持った巨大犬?、竜とまさにファンタジーですが、 内容はいわゆる日常ものといった感じで、文脈からくすっと笑えるようなコメディ4コマ。 ここまでドファンタジーな世界観で日常風景を描いているのに、そこに違和感がなくて、すっと受け入れられる不思議な漫画です。 あと、獣たちがかわいい。 今後、この世界観についても掘り下げあるのかな。いづれにしよ続きが嬉しみ。

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