Bon_voyageさんの選んだ新刊部門4コマオブザイヤー2014!

ようこそ!オーロラ百貨店(1)
師走冬子
芳文社
2014-06-07
この作品をひと言で言えば、「師走冬子のばかばかしい話」。 なぜそう思うかって?社会人としてありえないキャラ達が勤める、ありえないデパートを描いた作品だからさ! だからそこがいい。
〆切ごはん(1)
湖西晶
芳文社
2014-09-27
湖西晶ワールド健在!を知らしめる一作。 毎回、主人公であるゆかりさんの料理の腕に感服する次第です。この作品はB級グルメというのともちょっと違う、「ゆるグルメ漫画」だと私は提唱したい。やはりこの方のゆるい空気の描き方があまりにも独特で、私は離れられない。
艦隊これくしょん -艦これ- 4コマコミック 吹雪、がんばります!(1)
桃井涼太
角川書店
2013-12-14
艦これという殺伐としたゲーム(何)の世界に咲いた一輪の花。へたするとゲーム本編よりもキャラクター造形が彫り込まれているかもしれない。
黒森さんの好きなこと(1)
テンヤ
ぶんか社
2014-11-14
連載開始時から、不幸な人を見るのが大好きな少女とその周りの人々を描く、ということで、本当にそれで話が動くのかと思っていましたが、その線を外さずに単行本が出るまで続いているのは、意外というべきか流石というべきか。ともあれ、黒森さんに憧れる相手キャラとの恋のさやあてもあったりして、今後の物語の流れにも期待したくなる一作。
200年の夜と孤独 ~おひとりさま吸血鬼~(1)
松田円
芳文社
2014-10-07
200年を生き続ける女吸血鬼、という時点でまずミステリアスだけど、そんな部分をうまくひっくり返すかのような吸血鬼しのぶさんの「強さ」がじつにいい笑いに結び付いている。

Bon_voyageさんの既刊部門4コマオブザイヤー2014!!

オトナのいろは(2)
あさのゆきこ
芳文社
2014-04-07
すでに新作も出されている現在でも、「終わってしまったー!」という感じなのだけども。 ハッピーエンドなのだけれど、全編どことなくせつなくて胸を締め付ける。キャラクターも作話も良いからこそ。 余談としては、作者の方が作られた後日談の同人誌がまた良い意味で本編とはガラッと変わっていて、「いい続きだった」と感じる。
スーパーメイドちるみさん(12)
師走冬子
芳文社
2014-01-07
大団円! 風呂敷は大きかったけど、ちるみさんはもちろん、メインキャラたちはほぼそれぞれの物語の決着をつけるなど、作者渾身の最終巻だったと感じる。ちるみさんが幸せになれてよかった。 ほんとうにお疲れさまでした!
野村24時(3)
板倉梓
竹書房
2014-09-17
野村と田中三姉妹との同居生活にもついに終焉が!? なーんて。 野村の人生が(おそらく彼の中では)大きく変わっていく時期が描かれているが、作者の筆致のなかに、野村の人生が変わっていくことに対する読者への説得力を感じた。作品から感じる雰囲気はゆるいのに、その裏側にある重さを読み解きたくなる作品だった。

Bon_voyageさんのAnniversary 部門4コマオブザイヤー2014!!

わさんぼん (1)
佐藤両々
芳文社
2010-08-07
ランキングをよく見ると、ファミリー系4コマ誌作品からの数少ないランキング上位作品の一つなのですね。でもそれだけの価値がある作品なんだよなーと。キャラクターの造形力には定評ある佐藤両々作品なところに、4コマとしては珍しいであろう舞台の着想の意外さ、そこに4コマだからこそ作れるテンポと作話が加わっている。ファミリー系4コマの堅実さの中にも野心的な部分がある作品。

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