hanhans7thさんの選んだ新刊部門4コマオブザイヤー2013!

スイーツどんぶり(1)
FBC
芳文社
2013-01-26
最初の萌えっぽい包まりの料理漫画めいていたのが、突如として料理組織との戦いという方向に突き進むという、ちょっと常軌を逸した感じな漫画。全体的に少年漫画のノリのパロディという、きららでやる事か! な話になっていくのが、逆にたまらなく愛おしい。後、眼鏡っ子武闘派不良、柿崎志保子の名は俺の心には残したいですね。
となりの魔法少女(1)
七葉なば
芳文社
2013-05-27
ミラク産魔法少女物。というより、魔法が使える高校生物、という側面が強いですが、それはそれ。魔法で無理やり友達を作っていた時期があったとか、シリアスな部分も強く、ぶつかる事もあるけど、でもどこか柔らかく包んでくれる読感が心地いい。単純に、友達っていいな、って事でもありますが。
あつあつふーふー(1)
佐藤両々
双葉社
2013-07-26
佐藤両々初の女子高生漫画という側面より、お好み焼屋の看板娘という側面がやはり強いのが佐藤両々漫画であるなあ、という印象。青春物としても家族物としても仕事物としても広島物としても、きっちりとしているという、全要素が高いレベルでまとまっているのも注目点。熟練とはこういうものですよ。
おじょじょじょ(1)
クール教信者
竹書房
2013-09-06
『小森さんは断れない!』とどっちにするか迷いましたが、とんでもなくベタな話を今の時代にここまで魅せるというテクの面を取り上げたいと思い、こっちに。キャラクター造形もベタながら、その心情をきっちり魅せていく技前もあって、ベタなのに全く新鮮。
魔法少女ほむら☆たむら ~平行世界がいつも平行であるとは限らないのだ。~(1)
あfろ
芳文社
2013-10-26
まどマギの漫画、という基本をしっかりと踏襲しつつ、しかしあfろ漫画という部分はしっかりと屹立している、タツジン! な漫画。一回一ネタを貫いて、それをすぐ理解させ、そして一回で終わるという、普通に難度の高い事をさらっとやっている点はもっと評価されていいと思うの。

hanhans7thさんの既刊部門4コマオブザイヤー2013!!

アキタランド・ゴシック(2)
器械
芳文社
2013-04-26
さらば、あきためく大地よ。きらら系統の漫画の中でも独自の立ち位置を確立していた作品ですが、やはり通読すればするほどコク深く、味わい深い。変という言葉の方がしっくりきますが、でも、変というだけでは包みきれないあわいも含んでおります。こういうのを、不思議というのでしょう。
JC探偵でぃてくてぃ部!(3)
鈴城芹
一迅社
2013-08-27
探偵物、というにはちょっとずれた、でもだからこそ女子中学生で名探偵が出来るという道筋を作った作品。同時代に現代的な名探偵物『名探偵マーニー』があったのはたぶん偶然ではなく、歴史の必然。探偵物に必須な謎、そしてもう一つ必須なキャラクター、ともに上手くまとまっており、鈴城芹せんせの力を存分に見せてくれました。
光の大社員(5)
OYSTER
双葉社
2013-11-12
ただ面白い。ただギャグ漫画である。何かしらの意味合いを読み取られやすい昨今において、その道程はいかなる厳しさであったか。そんな事は全く匂わさないのもまた、この漫画らしさでありました。お疲れ様の一票です。

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