異世界でありながら、いや異世界だからこそ! 変わらない人々の営みの重さ、四季の移り変わりの美しさ、平穏な日常のいとしさ、そして個性豊かなキャラクターの表情が描かれていてじんわりと温かい。 柴先生の作風との相乗効果が素晴らしいスピンオフ作品でした。
「小林さんちのメイドラゴン」スピンオフのワイド4コマ作品。エルマが原作よりだいぶポンコツですがそこが可愛くて良いのです。もともと原作も好きですがこれはカザマさんの作風もしっかり生きていてなんだろう…すごく安心して読めて楽しいです。「ちょこっとヒメ」から好きだったのでカザマさんは4コマもやはり面白いな…と再認識。
うぶな少女が自らの恋心(しかも相手は女性)に気づくまでを3巻かけて丹念に描き出した、刺さる人には刺さりまくる作品。後ろめたさみたいなものが全く感じられず、どこまでも爽やかな印象が残るところが良い。絶妙なところで終わってしまったことだけが残念。原作小説を読めば良いのかもしれないが、コミカライズとしても良質だったと思うので。

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