From_Cotswoldsさんの選んだ新刊部門4コマオブザイヤー2015!

まちカドまぞく(1)
伊藤いづも
芳文社
2015-11-27
錚々たる顔ぶれをその万神殿に並べ続けてきたきららキャラットが、新たな帝冠を戴く時が来ました。細密にして濃厚、精緻にして大胆。4コマ漫画の整然たるフォーマットに最大効率でかわいさとおもしろさを詰め込んだ紙面は、もはや一つの宇宙。これを読まなきゃ2015年は終われない!
すわっぷ⇔すわっぷ(1)
とめきち
芳文社
2015-11-27
キスをすると精神が入れ替わる、というギミックを大いに利用しながらも、この漫画は「1発ネタ」では終わりません。非現実的な設定を読者の身に引き寄せる「入れ替われたらこうするよね」という描写の巧みさと、利便性から始まった関係が本当の絆に昇華していく王道のストーリーライン、そして様々なシチュエーションでの口づけが多角的にあなたの心を揺さぶるでしょう。
となりの吸血鬼さん(1)
甘党
メディアファクトリー
2015-09-23
「不死」と「定命」の間に横たわる厳然たる境界と、その上で交わる吸血鬼・ソフィーと人間の少女・灯の交流を美しく描き出した、極上の現代ゴシックロマン。「人と人」「吸血鬼と吸血鬼」の想い合い方も準レギュラーキャラクターを通して提示されており、彼女たちの去就に熱い眼差しを向けざるを得ません。
みことの一手!
宇城はやひろ
芳文社
2015-01-27
楽しむために、勝つために、もっと強くなりたい……! 囲碁以外にも麻雀やTCGなど様々な「勝負事」の遍歴を持つ作者が描く少女たちの戦いと成長には、この上ない説得力とアツさがあります。頭の中でルールが怪しい人も多いでしょうが、囲碁の遊び方を知らなくても読める作りになっており、何より単巻完結で読みやすいので是非読んで欲しいです。そして『きららMAX』誌上でゲスト掲載されている宇城先生の新作を応援しよう!
へんてこバスと飴玉くるり(1)
芳文社
2015-07-27
百合ADVの金字塔『カタハネ』のアートワークで知られる笛先生が、4コマの世界に殴りこみ! サブタイトル欄をも物語に組み込んだ「4+1コマ」とでも言うべき特有な構成や、物語が進むに連れてどんどん膨張していく「へんてこバス」月光号を漫画全体で体現するかのように千変万化する4コマ表現は、とにかく一度眼にしておいてほしい。幻想的な空間に映しだされる主役二人の心の機微には、氏が過去に携わった作品のファンも納得できるはずです。

From_Cotswoldsさんの既刊部門4コマオブザイヤー2015!!

きんいろモザイク(6)
原悠衣
芳文社
2015-06-27
もはや言葉は要らない……と言いたいところですが、敢えて少し言及するならば、2年の終盤に差し掛かって物語の終わりを予感させる描写が増えてきました。綾から陽子への想いにはどんな名前が与えられるのか。忍は夢を叶えられるのか。アリスとカレンはどこへ行くのか? すてきな5にんぐみの、すてきな行く末を見届けたいものですね。
アンネッタの散歩道(2)
清瀬赤目
芳文社
2015-02-27
本格アイルランド妖精譚ふたたび。第二巻では「人と妖精」「異教とキリスト教」以外にも「カトリックとイギリス国教会」「妖精の闇の側面」と言った部分が描かれ、現実の歴史と伝承を下敷きにしたことで生み出される重層的な魅力がいよいよ際立っています。
スロウスタート(2)
篤見唯子
芳文社
2015-08-27
今のきらら漫画の中でも、総合力はピカイチの作品。もはや言葉は要らないでしょう。ぷきぷきぱよ!
コドクの中のワタシ(3)
華々つぼみ
芳文社
2015-05-27
2巻から登場したキャラクターも含め、各メインキャラのオリジンを過不足なく描き出し、深まった「すこしふしぎ」な少女たちの絆を大団円の結末へと導くストーリーテリングは見事の一言。次回作となる『きらきら☆スタディー』に備えて、皆さんもこの機会に『コドク』を読みましょう。
アリノス☆ワンダーランド(2)
枕辺しょーま
芳文社
2015-10-27
温かな眼差しで依存的なペアを描いた本作の第二巻では、主役を交代し、ひたすら真摯に「女性同士の恋愛感情」と向き合うお話が綴られます。少しずつ積み上げていく愛の質量は、百合専門誌掲載の作品と比べても引けを取りません。「百合なんて女の子をくっつける〝だけ〟でしょ?」なんて思っている方にこそ、この作品を読んでみて欲しいです。

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