alice405kiniroさんの選んだ新刊部門4コマオブザイヤー2014!

アリノス☆ワンダーランド(1)
枕辺しょーま
芳文社
2014-08-27
「依存」と言うほかない関係を、あたたかな眼差しでもって描き切る、不思議な読書感を与えてくれる作品。ひとつのカップルの描写に一巻を費やすことによって、続いていく作品でありながら完結編までを一気に読むかのような満足感があるのも良い。
ステラのまほう(1)
くろば・U
芳文社
2013-12-26
東大の同人ゲーム製作サークルからの刺客、くろば・U先生がその経験をつぎ込んで作り上げた異才の萌え4コマ。他誌で掲載している入り組んだ関係性の百合作品にも見られる繊細な人物描写と実体験を用いて表現される主題が、ふわふわした絵柄に魂を注ぎ込んでいます。
あまゆる。(1)
マウンテンプクイチ
芳文社
2013-12-26
萌え4コマでは鬼門となりがちな「田舎もの」にしっかりしたディテールを与え、おまけにニヤニヤしながら読める百合作品としての面白みも加えた快作。なんということはなしに手をつなぎ、じゃれあい、気持ちを深めていく4人の姿が愛おしい。
スロウスタート(1)
篤見唯子
芳文社
2014-08-27
『瓶詰妖精』で一世を風靡した篤見唯子先生が帰ってきた! この作品のいいところは、花名と志温さんが抱える少し重たい事情にしっかり向き合いながらも、優しい世界観の萌え4コマとしての軸を見失わないバランス感覚。ベテランの作品だけあって、確かな構成の下に作られています。そして『瓶詰』ファンにとっては感涙モノのファンサービスも。
アンネッタの散歩道(1)
清瀬赤目
芳文社
2014-06-27
きらら系列誌の中で最も若く、「自由な4コマ」を標榜するミラクにとてつもない俊英がやってきました。風俗や景観(街の中に掲げられた旗がどんなものだったか覚えていますか?)にそれとなく示される時代考証の細かさ、伝承に由来する多彩な妖精が現れるエピソードの華やかさ、植生がつぶさに描かれた背景の美しさ、書簡集的な反復と4コマの相性のよさ、そして「異教の存在」としての妖精と向き合う骨太な物語性。すべての要素がハイクオリティなので、僕は『アンネッタ』こそが4コマオブザイヤー2014を席巻する作品だと思っています。

alice405kiniroさんの既刊部門4コマオブザイヤー2014!!

きんいろモザイク(5)
原悠衣
芳文社
2014-11-27
コドクの中のワタシ(2)
華々つぼみ
芳文社
2014-04-26
明快なカップリングをじっくり掘り下げながら、多彩なキャラクターが織りなす「SF(すこしふしぎ)」な日常を描いていく秀作。重たい要素を多分に含んだ設定と、それをうまいタイミングで回収しつつも軽妙さを失わない構成はまさしくプロフェッショナルのそれです。
普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。(3)
小杉光太郎
一迅社
2014-07-31
いちど全国まで広がったスケールを、作品としての尻すぼみ感なく流川まで引き戻してきた、そのセンスが白眉。縁さんやゆい先輩の旅立ちを匂わせて、この先どう展開していくのか。あたたかなコメディでありながらドキドキしながら応援できます。

alice405kiniroさんのAnniversary 部門4コマオブザイヤー2014!!

きんいろモザイク (1)
原悠衣
芳文社
2011-03-26
アニメ二期という偉業に達した三作目のきらら作品。丁寧な物語づくり、キャラクター造形の深み、研ぎ澄まされていくギャグのキレ、そして「ドキドキビジュアル」の極致とも言える絵のかわいらしさ。「萌え」と「コメディ」の2つの流れを支配するこの作品こそ、4コマ漫画のオールタイム・ベストだと言えます。

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